MBA用語集

業績給とは、業績評価の指標を業績の達成度におき、それに応じて給与を支払う方法。ペイ・フォー・パフォーマンス。 この方法は、「業績目標→計画→実行→測定→評価」というサイクルに基づき、収益とコスト（費用）とをバランスさせられる。一方で、極端なペイ・フォー・パフォーマンスは、従業員の不安につなが...

業績単位とは、業績評価を実践する組織単位。 例えば、業績単位をある事業全体とし、これをプロフィットセンターとして管理することになれば、責任者は当該事業部の利益を最大化することに専念するだろう。一方で、もし業績単位としてその事業の製造と販売それぞれをプロフィットセンターとした場合は、製造と販売...

業績評価とは、会社の売上や利益などの業績にどれほど貢献したかを図る、個人やグループ、事業部単位での評価。 業績評価の目的は、それを通して組織効率の改善を図っていく点にある。企業において最も重要な経営資源である「ヒト」のモチベーションを高め、それを維持することは必須課題である。 業績評価を実...

偶発性とは、必然性の対義語であり、思いがけず偶発的に発生する性質のことを意味する。     偶発性という語句は、近年、キャリア理論の中で多く用いられる。特に良く知られた理論として、20世紀末にスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱した「計画的偶...

ケミストリーとは、個人が組織のアウトプットを高めるべく、他人や組織内の部署・部門、組織全体と調整を図り、調和している度合い。 組織戦略のアウトプットは、①従業員のコミットメント　②従業員および組織のコンピタンシー　③ケミストリーの3つに分解される。これらが高いと思われる企業は、組織戦略が有効...

権限委譲とは、与えられた（業務）目標を達成するために、組織の構成員に自律的に行動する力を与えること。 権限委譲（エンパワーメント）の特徴は、①自立性を促し　②支援することにある。 ①については、業務の遂行にあたり経営者やマネジャーが業務目標を明確に示す一方、その遂行方法は従業員の自主的な判...

コーピングとは、ストレスに対処するための行動を指す。現代のようなストレス社会では、上手にストレスをコントロールする方法や技術を習得することが、健康の維持、適応力の向上につながる。 コーピングを上手に使うには、ストレスや生活習慣を測定、評価し、より効果的なコーピングを選択するストレス・マ...

行動変容とは、外的環境の変化に応じて人の行動が変化することである。     「行動変容」という概念は、喫煙行動の抑制、成人病の予防と言った医療の分野で、健康行動の研究において、患者の行動を変えるための概念としてアプローチが整備され、活用されてきた。 &nbs...

コスト・センターとは、コスト（費用）だけが集計され、収益は集計されない部門。 コスト・センターでは収益が集計されないため、会社全体の損益の面からは同じ効果をできるだけ少ないコストで上げていくことが目標となる。 例えば、工場をコスト・センターとしてしまうとコストダウンが至上命令になり、生産工程...

コストセンターとは、コストだけが集計され、収益は集計されない部門のこと。 したがって、コストに対してのみ責任を有する。例えば、ある企業において工場をコストセンターと捉えるとすると、工場ではコストだけが測定指標になるので、コストダウンが至上命令となり、たとえ利益率が高い製品であっても複雑な製造...