単科生制度の概要

この一歩で、
未来は変わる。

グロービスでの学びは本当に自分のためになるのか。周りの評価ではなく、自分自身で確かめ、納得して選ぶための単科生制度。新しい仲間との出会いは、新しい自分に気づくきっかけにもなる。この一歩は、きっと未来への大きな一歩になるはず。人生は、3ヶ月で変わる。

単科生制度について

大学院本科入学前に1科目(3ヶ月)から先行して受講でき、本科入学時には卒業に必要な単位として認められます。

対象科目 14科目

対象科目一覧はこちら

履修可能期間 原則3ヶ月~1年

1受講期あたり2科目まで受講できます

本科入試合格時は履修可能期間が入学まで延長されます

なお、再応募があった際は、履修可能期間を最大1年間延長する場合がある。延長期間は課程の単位と認められる期限内とする

入学時期 4月・7月・10月・1月
次回募集期間 4月期:2023年1月10日(火)~各クラス開講日2週間前まで
単位取得 単科生として修得した単位は、当大学院の修了単位としてみなされます

本科入学日から遡り、5年以内に修得した単位に限ります

科目等履修生として履修が可能な単位は、英語MBAプログラム等の履修も合わせ、12単位(8科目相当)までとなります

審査 書類審査(職務経験と志望動機)

単科生制度の5つのメリット

  1. 1科目から
    受講できる
  2. すぐに学び
    始められる
  3. 受講スケジュールに
    余裕ができる
  4. 受講してから
    出願できる
  5. 単位・学費が
    無駄にならない

詳細は以下の動画をご覧ください。単科生制度を利用した場合のメリットを詳しくご紹介します。

受講スケジュール

働きながら学べるよう、クラスは平日夜間と土日に開講しています。(平日のみ、土日のみの履修でも卒業可能)
1回3時間の授業を隔週で全6回(3ヶ月間)、四半期ごとの開講です。

開講スケジュール 授業は2週間に1回で全6回(3ヶ月間)
開講期 1月期 1~3月
4月期 4~6月
7月期 7~9月
10月期 10~12月
開講時間 平日 19~22時
土日 10~13時、14~17時、18~21時(土曜のみ)

受講対象科目

単科生制度を利用して受講できる科目は14科目。本科生と同じ授業を受講できます。単科生として学び始める方の多くが、「クリティカル・シンキング」もしくは「マーケティング・経営戦略基礎」から学び始めています。

ビジネスを実践していく上での基礎体力を養う

社会人に必要不可欠な論理思考力(ロジカルシンキング)を鍛える科目です。ロジカルシンキングのスキルは、考え方を理解することは難しくないのですが、それらを実務で使えるレベルで身に付けるには数々のハードルが存在します。この科目では、数多くの演習とディスカッションを通じてアウトプットを繰り返し、こうしたハードルを乗り越えます。

学びのテーマ

論理的に考えるとは / 論理を構築するためのポイント / 主張を考える・根拠を考える / 問題解決の基礎技術 / 問題解決の進める際の考え方 / 相手に納得してもらう伝え方 / コミュニケーションをする際に活用するツール

理論を実務で使えるレベルで身につける

この科目は、ビジネススクールで扱う「経営戦略」「マーケティング」領域の全体像を理解することを第一の目的としています。これらの領域の代表的なフレームワークやそれらをビジネスで使う際の留意点を実際の国内外の企業ケースの分析とディスカッションを通じて学び、フレームワークを実務で活かせるレベルで身につけることを目指します。

学びのテーマ

事業戦略における環境分析 / 事業戦略における競争優位性の構築 / 全社戦略(資源配分、事業拡大と多角化、経営資源の補完、シナジー) / 全社戦略(ドメイン、資源配分、事業拡大と多角化、経営資源の補完) / マーケティングプロセスの全体像、分析と立案のプロセス / マーケティング戦略における施策立案(マーケティング・ミックス<4P>)

ディスカッションを通じマーケティングの「思考の型」を身体に染み込ませる

この科目は、「基本的なマーケティング力の体得」を狙いとしています。市場環境、競合状況、産業や顧客タイプなどのバラエティに富んだケース(企業事例)を題材に取りながら、マーケティング戦略立案の基本プロセスを体感します。ビジネスが「顧客」の存在によって成り立つものである以上、あらゆるビジネスパーソンが身につけておかなければならないスキルの1つです。

学びのテーマ

マーケティングの全体像、新市場参入におけるマーケティングの役割 / 競争環境と市場調査から導くマーケティングプラン / マーケティング・ミックス構築の意思決定 / 法人顧客の特性を踏まえたマーケティング戦略 / 価格戦略 / マーケティング戦略立案と実行 / 新時代のメディア活用とブランド戦略 / デジタル化時代に対応するマーケティング戦略

企業活動の成績を示す財務諸表から企業の現状や戦略を読み解く力をつける

この科目では、ビジネスリーダーにとって最低限必要とされる財務会計・管理会計の基礎知識と、それらを用いた意思決定能力を身につけます。特に企業経営における会計の役割、基本的な概念や分析手法を理解したうえで、戦略や事業の現状、特徴がどのように財務データに反映されているのか、財務データから経営上の問題をどう発見し、意思決定を行えばよいのかについて考えていきます。

学びのテーマ

財務数値によるビジネスの活動の測定 / ビジネスの活動と3つの財務諸表とのつながり / 指標分析 / 事業構造の把握 / 財務予測 / コントロールシステムの設計と運用

財務諸表から経営課題を読み取る力を鍛え、確度の高い意思決定力を得る

この科目では、マネジメントの立場で、企業の経営状態を表現する「ビジネスの共通言語」である会計を修得し、財務情報を活用した問題発見能力・意思決定能力を高めることを目的としています。企業の戦略が財務諸表にどう表れているかを理解し、財務情報を元に経営上の問題がどこにあるのか、どう対処すべきか、あるいはどう変えたらよいのかを考えることで、財務情報を経営判断に活かせるようになることを目標としています。

学びのテーマ

財務指標と事業構造(事業特性と財務指標分析) / 事業構造の理解と財務予測による戦略の定量化を通じて、意思決定プロセスの全体像を捉える / 財務指標と事業構造 / 事業予測 / コンプライアンス及びガバナンス(不正会計) / コンプライアンス及びガバナンス(会計処理方針と財務諸表)

組織を動かすリーダーのあり方を学び、目標達成に導く能力と志を磨く

この科目では、戦略に沿った目標の達成に向けて、メンバーを導くリーダーとしてどんな行動を取るべきなのかを議論します。同時に、自分の行動を振り返り、学んだことを「机上の空論」に終わらせず、ビジネスの現場で実践し、成果につなげていくことを目的とします。授業では、さまざまな困難に直面するリーダー(経営者やマネジャー)が登場するケースを用います。過酷な状況の中、事業環境や事業特性など経営戦略の分析を踏まえた上で、リーダーが組織を導くための解決策を検討していきます。

学びのテーマ

変革におけるミドルリーダーの葛藤と成長 / 企業経営とリーダーシップ / エンパワーメントを活用した組織運営 / グループ・マネジメントと組織活性化 / 組織変革のマネジメント / イノベーションを導くリーダーシップと組織 / 起業家精神のマネジメント

戦略とそれを実行するヒトや組織のつながりを考える

この科目では、戦略の実行を効果的に行うために、組織目標へ向け組織構成員を効果的に動かす「仕組み」(人材マネジメント)を活用することを目指す、全てのリーダーを対象としています。経営において人材マネジメントが果たす役割について理解し、戦略実行ツールとして人的資源をどのように活用していったらよいのかについて考える力を磨くことを狙いとしています。

学びのテーマ

企業におけるモチベーションマネジメントのありかたとは(評価・報酬制度) / 企業におけるリソースマネジメントのありかたとは(採用・配置) / なぜ人材マネジメントが必要なのか / どのように人材マネジメント上の意思決定を行うか / 多様な人材を活用するには / マネジャーの立場でのHRMの活用

企業が将来生み出す価値を見極めるための分析手法と考え方を学ぶ

この科目では、ビジネスリーダーにとって最低限必要とされる財務会計・管理会計の基礎知識と、それらを用いた意思決定能力を身につけます。
特に企業経営における会計の役割、基本的な概念や分析手法を理解したうえで、戦略や事業の現状、特徴がどのように財務データに反映されているのか、財務データから経営上の問題をどう発見し、意思決定を行えばよいのかについて考えていきます。

学びのテーマ

ファイナンスの目的と全体像 / キャッシュフローと金銭の時間的価値 / 事業の価値をはかる / 事業投資の意思決定 / リスクとは何か / 企業価値を高めるために / 企業価値評価の諸論点

企業価値を定量的に評価し、経営者や投資家の視点でビジネスを見る目を養う

この科目では、ケースを通じた疑似体験を重ねることでファイナンス理論の修得を目指します。「ファイナンス基礎」クラスで学んだ知識・視点をベースに、企業価値向上に資する事業投資をどのように見極め、そして実施すべきか、さらに、負債と株主資本をどのように組み合わせるのが企業にとって最適なのか、を中心に学びます。

学びのテーマ

ファイナンスにおける基礎的概念の確認 / キャッシュフローの増分分析と事業採算性の検証 / 企業価値評価(バリュエーション)の基本と資金調達 / バリュエーションと投資判断 / 資本コストと資金調達政策 / 総合的な事業投資判断 / 「所有」から「利用」へ:サブスクリプションモデルの特徴

現状を分析する力を身につけるとともに、戦略の方向性やアクションプランを決める力を習得する

この科目では、企業の置かれている状況を理解し、どうすれば成功できるのか、どうすれば持続的な競争優位性を築くことができるのかを経営者の視点で考え、意思決定のシミュレーションを行います。その結果として、戦略策定に必要な思考プロセスを身につけることを狙いとしています。

学びのテーマ

経営戦略の基本 / 事業特性把握 / 成長戦略の立案 / 持続的成長 / デジタル化戦略 / 競争優位の確立 / 新規事業の戦略 / 事業開発 / デジタル経済下のビジネスモデル

参加者・関係者との「協働」により新たな方法や枠組みを生み出す力を養う

この科目では、合意形成のために、 ファシリテーター、ネゴシエーターとして、何をすればよいのか。人々を巻き込んで行くために必要なこと、交渉において価値を創造するために必要なことを意識しながら、基本的な役割、準備、現場で意識すべきことなど再現性のある実践的なファシリテーター、ネゴシエーターの考え方やスキルを学んでいきます。

学びのテーマ

ファシリテーションの全体像 / 「仕込み」の詳細 / 「さばき」の方向性 / 「仕込み」と「さばき」の総合実践及び留意点 / ファシリテーション総合演習・対立のマネジメント / 交渉の全体像・基本概念 (二者間・単一争点交渉) / 交渉における価値の創造・交渉のスタイル / 交渉における障害とその克服

聴き手に理解・納得・共感してもらい、自分が望む行動をとってもらうための能力を磨く

この科目では、授業で数多くの演習に取り組み、資料の作成や実演を行うことで、プレゼンターとしてのトレーニングをくり返すとともに、聴き手がさまざまなプレゼンテーションをどのように受け取るかを体感しながら、伝わり、動かすプレゼンテーションを追求していきます。「クリティカル・シンキング」で学んだ内容をベースに論理的なプレゼンテーションを構築・実施していく方法を学んでいきます。

学びのテーマ

プレゼンテーションの全体像 / メッセージを作成する、メッセージを支えるロジック構築、プレゼンテーション実施のポイント / 聴き手の理解・ストーリーラインの構築 / プレゼンテーション全体の構造を作る「ピザハット株式会社」 / プレゼンテーション資料の作成 / 総合演習「ナガホリデンキ」

勘と経験に頼るのではなく数値的根拠に基づいて判断する力を鍛える

この科目では、仮説を立て、定量的な分析によって検証し、結果を説明するという一連の流れと手法を学びます。専門的な定量分析テクニックではなく、多くのビジネスパーソンに必要な分析の基礎を身に付ける内容です。

学びのテーマ

定量分析の意義、定量分析の全体像 / データ収集 / 定量分析のプロセスと分析の視点 / アウトプットを分析する視点と分析アプローチ / アウトプット-インプット間のメカニズムを帰納的に分析する / 不確実性下での意思決定 / 複雑なメカニズムを分析する

オペレーション・マネジメントおよびサプライチェーン・マネジメントの考え方を理解し、経営上の意思決定に活かす

この科目では、経営戦略を実行するためのビジネスシステム(開発、生産、流通、販売など)の設計・マネジメントに関する諸理論やフレームワークを理解します。また、ビジネス・オペレーションを経営理念・経営戦略との相互関係の視点から理解し、優位性を築くためのマネジメントのあり方について分析し、戦略立案を行います。

学びのテーマ

業務プロセス・キャパシティ・コスト分析 / ボトルネック分析と ビジネス・プロセス・コントロール / 自動車の生産におけるオペレーション / トヨタ生産方式の仕組みと思想 / 生産、マーケティング、物流 / サプライチェーン・マネジメント / サプライチェーンマネジメントによる競争力の強化

学費

単科入学金 23,000円
※グロービスを初めて受講される方のみ
受講料 128,000円/科目
※単科生として修了した科目の受講料は、将来本科生に進学された際に学費の総額から差し引かれます

グロービスでは給付金や奨学金・教育ローン制度などさまざまな学費サポート制度をご用意しています。

単科生対象奨学金

成長意欲の高いビジネスパーソンが、MBAへの挑戦をスタートすることを応援するために「奨学金」を設置しています。既存の「20代応援奨学金・地域応援奨学金」に加え、この度、新型コロナウィルスによる経済的な影響を鑑み「学びはじめ応援奨学金」を新設しました。これにより、全キャンパスの初回受講単科生のうち個人で全額費用負担される方の単科入学金の23,000円を本科入学まで免除します。

学びはじめ応援奨学金」「20代応援奨学金」「地域応援奨学金」の3種類がございますが、奨学金の内容は変わりません。

「学びはじめ応援奨学金」は2020年7月期から2024年1月期のお申込み分までの適用予定です。

応募資格

以下の①~②に定める要件をすべて満たす方。

  1. 将来的にグロービス経営大学院への進学を視野に入れ、単科生として受講される方
  2. 初回受講科目を個人でお申込みされる方(個人で受講料全額を負担される方)

企業派遣により受講される方および、個人でお申し込みされる場合でも企業が受講料の一部または全額を負担する可能性がある場合は対象外とします。

奨学金内容

単科入学金:23,000円を一時的に免除
奨学金の対象者は、単科入学時点にお支払いいただく単科入学金の23,000円を免除します。

ただし、本科入学される場合の本科入学金80,000円は全額お支払いいただきます。

単科入学時に本奨学金適用外の方(単科入学金23,000円をお支払いの方)は、本科入学金から単科入学金分を差し引いた57,000円を本科入学金としてお支払いいただきます。
(以下「(参考)入学金 お支払い例」をご確認ください。)

応募方法 応募資格要件を満たす方に、自動的に適用いたします。
別途、申請・応募などは必要ありません。

(参考)入学金 お支払い例

受講料の20%が補助される給付金制度について

教育訓練給付金制度

単科生受講科目の一部は、「教育訓練給付制度」の対象講座として指定されています。(明示書はこちら

対象科目

・マネジメント能力育成コースA 【クリティカル・シンキング、マーケティング・経営戦略基礎、アカウンティング基礎】
・マネジメント能力育成コースB 【マーケティング・経営戦略基礎、 アカウンティング基礎、 ファイナンス基礎】

受講料

グロービス初受講の方

407,000円
-入学金 23,000円
-3科目受講料128,000円 ×3

グロービス受講経験のある方

384,000円
-3科目受講料128,000円 ×3
給付金支給額 受講料金の20%(上限10万円)

いずれも3科目一括申込が必要です。

途中で科目変更はできません。(所定科目以外へ変更される場合は、給付金申請の対象外となります)

教育訓練給付制度についての詳細は、厚生労働省のホームページをご参照ください。

本学では、単科生の当該コースと別に、本科学費も教育訓練給付金の対象指定を受けています。
(単科生受講でご利用いただけるのは「一般教育訓練給付金」、本科学費でご利用いただけるのは「一般教育訓練給付金」に加えて2014年10月から適用される「専門実践教育訓練給付金」で、内容が異なります。教育訓練給付金は一度給付金を受理すると、新たな受給資格を得るまでに一定年数かかりますので確認のうえご利用ください。)

受給資格の有無に関しては、住居所を管轄するハローワークにお問い合わせください。

応募方法・審査内容

初めて単科生としての受講を希望する方は、最初に単科受講審査に合格する必要があります。応募フォームから「職務経験」と「志望動機」(それぞれ400文字程度)の提出をお願いしています。お申込方法は、合格した方から順にご案内します。お申込の期限は、各クラス開講日の2週間前までです。

人生を変える経験が、
ここに。
グロービスMBAでの2年間

グロービス経営大学院での学生生活についてご紹介します。先行受講期間(単科生)の入学前から、入学後本科生としての学生生活や卒業後も続くグロービスの仲間とのつながりなどご確認いただけます。

よくあるご質問FAQ

  • 受講前に、どのような授業が行われるのか体験できる機会はありますか?

    各キャンパス(東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・オンライン)、特設キャンパス(横浜、茨城水戸)にて「体験クラス&説明会」を随時開催しておりますので、ぜひご参加ください。参加費は無料です。開催日程はこちらのページからご確認いただけます。

  • 1クラスの人数は何名程度ですか?

    各クラスの定員は通常35名としています。

    なお現在は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対応のため、通学クラスの定員を28名に減らして募集しています。

  • 単科生の募集時期はいつですか?

    年4回(4月期、7月期、10月期、1月期)募集を行っております。今後予定している受講申込期間は、こちらのページをご確認ください。

  • 単科生制度の利用にあたって、応募資格はありますか?

    応募要件として以下の4つの条件全てに該当する方が対象です。

    (1)大学を卒業された方(該当しない方は応募内容を拝見して審査させていただきます)

    (2)社会人経験1年以上の方

    (3)将来グロービス経営大学院への進学を視野に入れている方

    (4)日本語が堪能な方

    詳しくはこちらのページでご案内しています。

  • 単科生に応募した後、審査結果は何日くらいで出ますか?

    メールにて2、3営業日内には選考結果をお知らせいたします。