MBA用語集

カフェテリア・プランとは、すべての従業員に対して一律のベネフィッツ（福利厚生）を提供するのではなく、個々の従業員がニーズに合わせて一定の範囲のベネフィッツの中から給付内容を選択する制度。 かつて日本の大企業においては、社宅・保養所などの設置が当たり前だった。しかし近年では、企業がベネフィッツ...

ガルブレイス・ジェイR.とは、組織デザインの領域での世界的な権威であり、組織デザイン、変革、開発にフォーカスした研究を続けている。近年は、国境の枠を超えたカスタマーとマーケットからの要求に応えて、迅速に組織構造とプロセスを変えることができる柔軟な組織を研究。 ペンシルバニア大学ウォートン・ス...

寛大化・厳格化傾向とは、人事考課を行う際、陥りやすい心理的な傾向のこと。寛大化傾向は効果が甘くなる傾向、厳格化傾向は厳しくなる傾向を指す。 できるだけ公平・公正な人事考課が望ましいが、評価を行う側も人間であり心理的バイアスがかかってしまう場合がある。心理的なバイアスの1つに、寛大化・厳格化傾...

カンパニー型組織とは、事業部の独立性をさらに高め、カンパニーを事業の括りの単位とした組織。カンパニー組織では、本社は戦略立案とコントロールに専門特化し、各カンパニーが戦略の執行に専心する。 我が国では、ソニーが90年代前半、いち早くカンパニー型組織を導入した（ただしその後、取りやめた）。 ...

官僚制とは、規模の大きい組織や集団における管理・支配のシステムで、合理的・合法的権威を基礎におき、安定性を確立した組織を指す。 組織論における官僚制を提唱したのは、マックス・ヴェーバーである。ヴェーバーによると、組織や集団での支配には2通りある。 ①利害状況による支配：命令を聞くことが得な...

企業別組合とは、企業を単位として、従業員が組織化した労働組合。 日本では特に、事務職や技術職、ホワイトカラーやブルーカラーといった職種に関係なく、終身雇用的な長期的雇用関係の下で、生涯ともに働く職場の仲間として利害が一致するメンバーが組織されている。このことは、ジェームズ・C．アベグレンが『...

ギグ・エコノミーとは、ギグ（単発の仕事）を基盤とした新しい働き方や経済圏を指す。     ギグとは元々、ライブハウスなど行う短い演奏セッションや、クラブで一度だけゲスト演奏すること（主にジャズなど）を い う言葉であった。転じて、インターネットやアプリなどのプラ...

①機能別組織とは、個々の機能（製造、営業、研究開発、購買、財務、人事、経理など）をユニット化した組織。事業部別組織などと並び、ヒエラルキー型組織の1つ。職能別組織とも呼ばれる。個々の機能に対する専門性を高めやすく、多くの組織で採用されている。 機能別組織の特徴として「業務範囲が細分化、専門化...

キャリア・ディベロップメント・プログラムとは、多くの職務経験による能力開発のこと。 従業員が長期間にわたり1つの職務に従事すると、仕事の熟練やスピードアップを図ることができるが、従業員の考え方や視野を広げるためには、多くの仕事を経験させ、個人が発揮できる能力の幅を広げ、大きな視野を持った判断...

キャリア・デザインとは、「キャリア」とは、単なる職歴・経歴だけではなく、仕事への憧れやこだわり、その仕事を通じて実現できる生活水準などを含んだ、生涯にわたるライフスタイルのプロセスを指す。どういうプロセスを描き、何を実現したいかを明確にするのがキャリア・デザインの役割となる。 従来、キャリア...