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MBAとは
MBAプログラムで学ぶメリット
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1.自らの頭で考え抜き、意思決定する力
MBAでは経営理論やフレームワークを修得できますが、それが全てではありません。MBA取得で得られる能力の本質は、ビジネスで生じる複雑な問題の解決に向けて「自らの頭で考え抜き、意思決定する力」です。ビジネス環境が激変する時代においても、成果を上げ続けるには「正解のない問いに、最適解を導き出す」ことが求められます。最適解を導き出すために必要なのは、「限られた情報しかない中で、自らの頭で徹底的に考え抜き、意思決定する力」なのです。
MBAでは、ケース(企業事例)を通じて、「ビジネスにおける複雑な問題に対して、経営者の立場で、解決策を考える」「他の社会人学生と活発な議論を行い、仮説検証を繰り返す」といった訓練を行います。これらを繰り返し行うことによって、「最適解を導き出すための思考力」や「限られた情報の中で、意思決定する力」を身につけていくのです。これらの力は、書籍を読んだり動画を見たりしているだけは、決して身につきません。こうした能力を磨ける点がMBA取得のメリットのひとつです。
また、これらの能力を鍛えるには、高度なファシリテーション能力を持ち議論を巧みにリードできる教員が多数在籍しているビジネススクールを選ぶことが必要です。加えて、積極的に議論に参加する成長意欲の高い学生が多く集まっているかどうかを見極めることも重要になります。そのような教員と学生とともにディスカッションを繰り返し、考える力を磨き上げることで、自らの意思決定に対する自信が生まれてきます。
2.多様性に富み、生涯にわたって切磋琢磨できる仲間
MBA取得のもうひとつのメリットは、多様な人的ネットワークを構築できることです。ビジネススクールには性別や年齢、業種、職種の枠を超え、若手層から経営者まで、さまざまな経験・キャリアを持つビジネスパーソンとの出会いがあります。こうしたMBA特有のネットワークは、在校生だけではなく、卒業生のコミュニティまで広がっており、生涯にわたって切磋琢磨できる多彩な仲間が数多くできるでしょう。
MBAの授業では多種多様な社会人との議論を通じて、自分と異なる価値観に触れ、ひとりで考えているだけでは決して到達できない視野の広がりや視点の高さ、思考の深さを得られます。そして何より、「自分を変え、新たなチャレンジをしたい」というポジティブな想いを持つ仲間がいるコミュニティに加わることで、さまざまな刺激を受け、成長を加速させることができます。
また、上記のようなコミュニティのメリットを享受するには、学生の自主的な取り組みや学事行事を十分にサポートしてくれるスタッフがおり、ネットワークを構築するためのさまざまな仕組みを持つビジネススクールを選ぶことが大切です。加えて、在校生・卒業生の数が多ければ多いほど、ネットワークの多様性が担保されます。「生涯の友」に出会える機会を有するビジネススクールでの学びは、仕事での成果につながるだけではなく、人生そのものをより豊かで充実したものにするでしょう。
3.「何のために働き、何のために生きるのか?」という人生の軸
MBAで学ぶ多くの学生は、多様なキャリア、高い「志」を有するビジネスパーソンとの議論を重ねる中で、「人生で何を成し遂げたいのか?何のために学んでいるのか?」という問いと向き合うことになります。「自らの人生の軸となるものは何か?」を改めて考える機会を得られることも、MBA取得のメリットのひとつです。
今後テクノロジーの進化によって、働き方は大きく変わり、また、長寿化が進み人生は100年時代を迎え、仕事や生き方に対する価値観も大きく変わるでしょう。これまでのように、引退するまでひとつの会社に長く勤め60代で定年を迎える、といった横並びのキャリアを辿る人は少なくなり、一人ひとりが「どう生きたいのか?」という問いに真剣に向き合い、自らにふさわしい生き方を選ぶ時代を迎えます。MBAで学ぶことにより、多様な価値観やキャリアを有する仲間とのディスカッションを通じて内省を繰り返し、「自らの生き方」を見つける機会を得ることができます。
自らの生き方を考えるにあたっては、高い「志」を有するビジネスパーソンや教員が集まっていることや、対話を通じて「志」を磨き上げるための科目があること、そして、各界で活躍しロールモデルとなるリーダーに触れることができる場があるビジネススクールを選ぶことが重要になります。仕事では出会うことのない人たちから多くの刺激を受け、自分らしく生きていくための人生の軸を得られることが、MBA取得のメリットのひとつと言えます。
4.MBA取得に対する企業の評価
MBA取得によって卒業生が得ることのできる評価は、国や企業によってさまざまです。MBA取得の評価に関して、押さえておきべき重要なポイントは、MBAを取得するだけで人事評価や年収のアップにつながるわけではないということです。MBA取得の過程で学んだことや人脈を実務で活かし、成果をあげた結果、昇進や給与のアップにもつながるのです。
参考にグロービス経営大学院の卒業生へのアンケート調査(2022年度)の結果をご紹介します。処遇・キャリア面でのポジティブな変化のあった卒業生は、回答者全体の93.2%となっています。収入面のみならず、業務で特別な実績を上げた、昇進や希望の異動を果たした、という声も目立っています。また、「社内外で評価を高めることにつながった」という卒業生の回答が92.0%を占め、「創造と変革」あるいは「経営に近いポジション」を担っているという回答が90.7%となりました。MBA取得により、所属企業や転職市場での評価が高まり、結果として、経営人材・リーダーの役割を担っていると言えるでしょう。
繰り返しになりますが、MBA取得そのものが、評価や年収のアップにつながるわけではありません。MBA取得の過程で得た学びや人脈を実務で活用することで成果をあげた結果、企業からの評価アップにつながっているのです。この点は、現時点の日本国内でのMBAの評価を考える際には認識しておくべきです。ちなみに、グロービスの卒業生の93.2%が「グロービスで得た人的ネットワークを活用したことがある」と回答しています。実務に活かせる学びや人脈を得られるのかが、ビジネススクールを選択する際の重要な判断軸となります。
グロービス経営大学院の卒業生キャリアアンケートは、こちらからご参照ください