MBA用語集

ユニット・エコノミクスとは主にサブスクリプション型のビジネスにおいて使われる、事業の経済性を表す管理会計の指標の一つ。ユニット・エコノミクスが適正であれば事業は健全な状態とされ、この状態を「ユニット・エコノミクスが成立した状態」という。 「ユニット・エコノミクス」を日本語に訳すと「単位...

ライセンス方式とは、中間業者に自社ブランドのカテゴリー別使用権を与えて、商品を生産・販売させてロイヤルティを徴収する流通形態。いわゆる「ブランドを貸すビジネス」の方式。 例えば、イブ・サン・ローランのような高級品ブランドや、ディズニーのようなキャラクターブランドが、自らの企業努力で培ったブラ...

ラストワンマイルとは、元々は通信業界に用いられていた言葉で「生活者や企業に対し、通信接続を提供する最後の区間」を意味していた。現在は、物流、交通業界において多く用いられ、「顧客にモノ・サービスが到達する最後の接点」を指す。 現在、物流業界の課題は、この「ラストワンマイル」に集中している。工場...

ランチェスター戦略とは、組織の販売能力を「1人あたりの販売能力」×人数に分解し、人数が同じ場合には、1人あたりの能力が高い方が勝ち（第1の法則）、1人あたりの能力が変わらなければ、人数が多い方が勝つとしている（第2の法則）。 元々は、イギリスの航空工学のエンジニアであったF・W・ランチェスタ...

リーダーとは、市場で最大のシェアを持つ企業。ノースウェスタン大学のP．コトラー教授は、企業の競争上の地位を「リーダー」「フォロワー」「ニッチャー」「チャレンジャー」の4つに分類し、それぞれの地位に応じた戦略を取ることが望ましいとしている。 乗用車のトヨタ自動車やウィスキーのサントリー、広告の...

リーチとは、コミュニケーションにおける伝達範囲の広さ。マーケティングにおいては、広告などの到達率をさす。 P．エバンス（コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループ）が述べているように、かつてはコミュニケーションにおけるリーチとリッチネスのトレードオフといわれる関係が成り立って...

リアル・オプションとは、金融工学で用いられるオプションの価格決定理論を応用した、プロジェクト評価の考え方。 リアル・オプションの原理は、不確実性のある将来において、柔軟性を持つプロジェクトや資産は、そうではないプロジェクトや資産に比べて高く評価できるというものだ。柔軟性を持つとは、ある状況が...

リッチネスとは、コミュニケーションの質、密度。 リッチネスは情報の3つの側面によって定義される。 第1の側面は帯域幅で、一定時間内に送り手から受け手へ移動させることができる情報量である。例えば、株価情報は狭い帯域で十分なのに対し、映画の情報は帯域が広い。 第2の側面はカスタマイズの度合い...

リピート客とは、製品／サービスを繰り返し購買／利用する顧客のこと。

ロイヤル・カスタマーとは、ある企業や商品・サービスに対して、忠誠心の高い顧客のこと。需要が低迷する中では、継続して商品やサービスを購入してくれる忠誠心の高い顧客を育てることが重要だ。そのためには、提供する商品やサービスだけでなく、その販売プロセスにおいても顧客満足度を高める必要がある。顧客の離...