MBA用語集

ゼロベース思考とは、既存の枠組みにとらわれずに考えること。 人間は、それまでのやり方に引っ張られがちである。環境変化が小さいなら、それでも問題ないだろう。 しかし、環境変化の大きい現代、既存の枠組みでは思考の幅が狭くなり、有効な解決策を見つけられないことも多い。既存の枠組みにとらわれずに「ゼ...

ゼロベース予算とは、過去の実績に基づかずに、ゼロから策定する予算。 通常、予算は前年の実績に対し何パーセント増といった形で設定される場合が多く、コストの増加を容認してしまう。また、急激な環境変化の中、前年度の実績をそのまま次年度に展開するだけでは、本当に必要な事業へ経営資源を配分することがで...

センゲとは、学習する組織（ラーニング・オーガニゼーション）を提唱。マサチューセッツ工科大学経営学部教授。同大学の「組織学習センター」の責任者。

戦術とは、競争優位を確立するための考え方。タクティクス。「戦略」に対して「戦術」の語は、戦略の実現手段を指す。 戦術は実務において一般的な言葉だが、経営理論ではあまり用いない。 戦略は高い立場からの大きな経営判断を指し、ビッグ・ピクチャーを把握すること、すなわち、部分にとらわれず全体像を把...

全社戦略とは、多くの事業を傘下に持つ企業が、その各々の事業の戦略（事業戦略）以外に、より高いレベルで持続的な競争上の優位性を確立するために行うべき方針の決定。 全社戦略の主要な論点は、企業がどの事業領域（事業ドメイン）で戦い、どのような事業の組み合わせ（事業ポートフォリオ）を持ち、それらの事...

選択的認知とは、認知のプロセスにおいて自己の経験や背景などに基づいて情報を選択したり、自己の関心や期待などを反映させること。

選抜教育とは、特定の教育プログラムに対して「それを受講するにふさわしい」と企業側が判断する者をあらかじめ選抜し、教育受講させるもの。 選抜の方法はさまざまで、企業で使用している評価結果に基づく場合もあれば、上長の推薦による場合もある。近年は「取締役候補者」や「将来的に経営陣になりうる可能性が...

全部原価計算とは、企業が当該期間に達成する利益については、その利益を生み出すために費やされた原価それぞれに優劣があるのではなく、全て同質であるとみなし、その利益を達成するためには同じように貢献をしたと考える原価計算方法。 全部原価計算は伝統的原価計算方法であり、簡便さにメリットがある。しかし...

専門品とは、購入にあたって、特別な知識や趣味性を要する製品。 例えば、高級自動車や高級ブランド品など。 一般に製品単価は高く、販売している店舗数も限られているが、購買者はわざわざ店に出向いてその製品を指名買いする。 専門品として競争力を持つためには、ブランドの構築や維持を最優先にしたマー...

戦略代替案とは、企業が取りうる経営戦略の選択肢。