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MBA(経営学修士)とは
カテゴリー:交渉術・ゲーム理論
クルノー競争とは、1838年にフランス人のA・クルノー(A. Cournot)によって提唱された寡占のモデル。 市場が寡占状態にある状況下で、純粋戦略が無限に(連続的に)存在する場合の戦略を読み解くものとして、クルノー競争とベルトラン競争がある。 クルノー競争とは、では複数の寡占企業が生産を...
ゲームの木とは、プレイヤーがある順序に従って、他のプレイヤーの行動を見ながら行動するゲーム(交互進行ゲーム)において、プレイヤーの行動する順序を含めた形で整理する方法。 各プレイヤーがある行動を取るときに、「分岐点(node)」を書き、分岐点にはそれがどのプレイヤーの行動を指しているのか分か...
ゲーム理論とは、複数の当事者(プレイヤー)が存在し、それぞれの行動が影響し合う状況(ゲーム)において、各人の利益(効用)に基づいて相手の行動を予測し意志決定を行う考え方。 20世紀初頭に、数学者のフォン・ノイマンと経済学者のオスカー・モルゲンシュテルンによって基礎が作られ、当事者がお互いに影...
交互進行ゲームとは、チェスや将棋のように、ある順序に従って各プレーヤーは他のプレーヤーの行動を見ながら行動するゲームのこと。 交互進行ゲームにおけるプレーヤーは、自分の行動に対し次に相手がどう出てくるか、それに対して自分はどう対応するか、先を読んで推量しながら行動を決定する。このようなゲーム...
混合戦略とは、同時進行ゲームにおいて、「絶対優位」「絶対劣位」「ナッシュ均衡」という考え方だけで戦略が定まらない場合、さまざまな打ち手を混ぜて使うこと。 例えば、サッカーのペナルティ・キックでは、キッカーがゴールキーパーと1対1で対峙しシュートを行う。キーパーはあらかじめシュートの方向を予測...
授かり効果とは、合理的な交渉を妨げる心理バイアスの1つ。 2通りの解釈がある。 自分の持っているものを高く評価し、手放したくないと考えること。自分がすでに持っているものを高く評価してしまうのは、それを失うことによる損失を強く意識しすぎてしまうのが一因とされる。 一連の情報の中で最初のも...
囚人のジレンマとは、各プレーヤーが常に利得の大きい選択肢(絶対優位の戦略)を選ぶ場合、協力した場合よりも悪い結果を招いてしまうゲーム。ゲーム理論のモデルの1つ。 このゲームには、AとBという2人の犯罪容疑者(プレーヤー)が登場する。2人はある犯罪に関連した別件容疑で警察に捕まった。罪を犯した...
純粋戦略とは、ゲーム理論において、左か右か、あるいはAかBかCかというように、ある1つの選択肢を確定的に選ぶ戦略。 例えばじゃんけんで、グー、チョキ、パーのいずれかを確定的に出すのは純粋戦略である。これに対して、グー、チョキ、パーをある比率に基づいて出すことで利得を最大化しようとするとき、こ...
勝者の呪いとは、オークションにおいて構造的に生じる現象。国債入札、掘削権オークション、不動産競売などのように、商品の価値について、ある種の共通の市場価値が与えられる商品のオークションを「共通価値のオーション(common values auction)」という。共通価値のオークションにおいては...
情報対称ゲームとは、参加する全てのプレーヤーが、ゲームのルールに関して同じ情報を共有し、お互いにそれを知っている状況のこと。 例えば、チェス、オセロ、将棋など。ビジネスでは、このような状況は非常に少ない。