MBA用語集

期間原価とは、コストを把握する際、製品単位で集計されるのではなく、発生した時点で一度に全額を費用として計上されるもの。 製品原価とは異なり、収益と期間的に一致して把握することができる販売費や一般管理費がこれにあたる。

企業年金とは、企業が社員に対して年金を支給する仕組み。国が管理する公的な年金にプラスして受けられる年金。 以下のような種類がある。 ・中小企業退職金共済制度、特定退職金共済制度 ・税制適格退職年金 ・厚生年金基金 ・確定拠出年金 ・確定給付企業年金（規約型・基金型） 但し、適格退職年金は、確...

CCC（英語名称：Cash Conversion Cycle、読み方：キャッシュ・コンバージョン・サイクル）とは、企業が原材料や商品仕入などへ現金を投入してから最終的に現金化されるまでの日数を示し、資金効率を見るための指標である。 通常は日単位で表示し、日数が短いほどキャッシュが効率的に運用...

キャッシュフローとは、実際のお金の流れ。現金主義で見た時の利益ともいえる。 実務的には、事業計画の実施によって実際にいくらの現金（キャッシュ）が手に入るかを見る際、「純利益と減価償却費の合計」を算出する。減価償却とは、すでに支払ってしまった投資金額を分割して費用計上するもので、実際には減価償...

キャッシュフロー計算書とは、会社の活動を営業活動、投資活動、財務活動の3つに分け、それぞれについて各期の現金の増減に対する影響を整理して表示したもの。 損益計算書（P/L）は、実際の現金の動き（現金主義）ではなく、商品や製品が販売された、あるいは費用が発生したというように、実態に基づく発生主...

キャプラン・ロバート・Sとは、ハーバード・ビジネススクール教授。デビッド・P・ノートンとともに、ABCやABM、バランスト・スコアカードの概念を提唱した。 1990年代の企業経営において、キャプランがデビッド・P・ノートンとともに残した足跡は極めて大きい。企業はアクティビティの集まりであると...

業績給とは、業績評価の指標を業績の達成度におき、それに応じて給与を支払う方法。ペイ・フォー・パフォーマンス。 この方法は、「業績目標→計画→実行→測定→評価」というサイクルに基づき、収益とコスト（費用）とをバランスさせられる。一方で、極端なペイ・フォー・パフォーマンスは、従業員の不安につなが...

業績単位とは、業績評価を実践する組織単位。 例えば、業績単位をある事業全体とし、これをプロフィットセンターとして管理することになれば、責任者は当該事業部の利益を最大化することに専念するだろう。一方で、もし業績単位としてその事業の製造と販売それぞれをプロフィットセンターとした場合は、製造と販売...

業績評価とは、会社の売上や利益などの業績にどれほど貢献したかを図る、個人やグループ、事業部単位での評価。 業績評価の目的は、それを通して組織効率の改善を図っていく点にある。企業において最も重要な経営資源である「ヒト」のモチベーションを高め、それを維持することは必須課題である。 業績評価を実...

黒字倒産とは、損益計算上は利益が出ていて黒字であるにも関わらず、資金繰りに行き詰まり企業が倒産すること。 黒字倒産の原因は、計画的な資金の管理ができていないことである。黒字倒産の恐れがあるか否かの見分け方として、損益計算上の利益だけではなく、キャッシュ・フロー計算書も確認することが重要...