MBA用語集

確定拠出型年金とは、年金基金に拠出する額を、将来の受給者（従業員）ごとに一定とする年金。拠出後の運用は各個人の判断に任せ、その結果に応じて受取額（給付額）が変わってくる。 この制度では、会社は資金を年金基金に拠出した段階でその義務を果たしたことになり、運用実績の良し悪しは、あくまでも従...

確定給付型年金とは、将来会社が受給者に支払う予定の年金額から逆算して、毎年、年金基金に拠出する金額が決まる年金制度。 この制度では、年金資産の運用責任は会社側にあり、従業員の年金受取金額は確実に保証される。つまり、会社の拠出金額が、運用実績の良し悪しや将来の支払予測によって大きく変わる可能性...

貸倒引当金とは、決算期末時点における売掛金や貸付金などの金銭債権のうち、将来に回収不能と見込まれる金額をあらかじめ費用として計上するものである。 貸倒引当金の対象となる債権は回収を前提とした金銭債権である。具体的には、売掛金・受取手形・未収入金・貸付金・立替金などが該当する。 売掛金や受取...

株主資本とは、株主が出資した資本金や資本準備金、また、それらを使って得られた利益準備金や利益剰余金のこと。自己資本ともいう。

環境会計とは、事業活動における環境保全のコストとその効果を、可能な限り定量的に測定して伝達する仕組み。 環境会計の機能は、内部機能と外部機能に分けられる。 内部機能 コストと効果を評価して環境保全対策をより効率的、効果的なものにするために、また、環境保全活動が事業活動に与える影響を把握す...

勘定科目法とは、変動費と固定費を区分する方法の1つ。各費目が変動費なのか固定費なのかを、勘定科目ごとに判断する。 勘定科目によっては、変動費と固定費の要素が混ざり合っていることも多い。比重の高さによって、変動費、固定費のどちらに組み入れるかを割り切る必要がある。

関税とは、国境またはある特定の地域を超えて物品を移動させる際にかかる税金のことである。 原則、輸入を申告する際の物品の価格または数量をもとにして計算をする。たとえば、ハワイから日本に物品を輸入した場合、アメリカの税金は免除されるが、日本では課税対象となるため申告が必要である。

間接費とは、発生原因を、ある特定の製品やサービスと関連づけることが困難な費用。 メーカーの場合、数種類の製品を作っている工場建物の減価償却費や、管理部門の人件費などが挙げられる。 一般に、直接費と比較して、管理が難しいと言われている。

管理会計とは、会計情報を用いた、企業内部の経営管理手法。管理会計の目的は、財務会計のように外部ステークホルダーへの公開ではなく、経営状況を内部的に把握することにある。 具体的には、損益分岐点分析や標準原価の把握、差異分析などの手法がよく用いられる。 また、移転価格制度や社内金利制度など、従業...

関連原価とは、複数の投資案を選択する手法の1つである差額原価収益分析において、どのオプションを選択するのかという意思決定によって金額が変化するコスト。 意思決定に関連して変化するため、関連原価と呼ばれる。 例えば、どれだけの販売数量を達成したいのかという数字が、オプションごとに異なっている...