MBA用語集

職務給制度とは、職務を詳細に分析・記述した職務評価に基づいて、細かな等級と給与レンジを設定する制度。 客観性・説明性が高く、属人的要素を排した職務評価手法と職務給制度の適合性は高い。 1960年代当時、公民権運動とそれに対応した法整備が進み、人種・性別・年齢による、報酬を含んだ雇用差別が禁...

職務を基準とした報償とは、担当している業務（＝職務）の難易度によって報償水準を決定するもの。

ジョブ型雇用とは、企業が必要な職務を定義し、それに合う人材を採用、雇用契約を締結する雇用の形態である。典型的には、職務内容や勤務地、報酬といった労働条件が記された「職務記述書」を作成して、人材を配置していく。英語では” Job-Focused Employment”と呼ばれ、欧米では一般的な...

ジョブ・ローテーションとは、社員の能力開発のために、単一の業務ではなく、多くの業務を経験させるよう定期的に職務の異動を行うこと。人材育成の手法であるOJT（on the job training）の一環。 ジョブ・ローテーションには、同一の部門内で他の業務機能に従事する場合と、他部門で業務に...

自立革新型人材とは、組織への順応は意識しつつも、独自の認識、思考力で市場の変化を直視し、現状の管理体制を骨格部分から見直し、再構築しようとする人材のこと。 自立革新型人材に見られる特徴としては、変化を的確に感じ取った上で、その変化をチャンスと捉え、そこから新たな価値を創造し、その実行までを担...

人材マネジメントとは、組織を預かるマネージャーとして、戦略の実行を成功させるポイントは、日々の活動において、組織構成員を組織の掲げる目標へ向かって動かせるかどうかにかかっている。 これを達成するために、大きく2つのアプローチがある。その1つが、組織構造や採用、評価、報酬、配置と異動、昇進、退...

スタッフとは、ラインの諸活動が円滑に遂行されるよう、専門的立場から助言、勧告によって援助する機能・職能・部門。具体的には、法務、人事など。 事業活動の基本的職能であるラインに対して、ラインの管理職能を側面的に補佐し助言することを通じて、間接的に経営目標の達成に寄与する職能がスタッフである。 ...

ストック・オプションとは、自社株式を一定の株価で、一定期間内に決められた株数まで購入する権利を付与するもの。 購入価格が固定されるので、市場実勢価格がそれより高くなったときに購入して直ちに売却すれば、その差額を利益として確保することができる。株価を上げるということは、すなわち中長期的な企業価...

成果主義とは、業務遂行の過程と結果に基づき評価を行うという考え方。 実績主義が結果に基づく評価であるのに対し、成果主義は結果に加えて何をどうやったかという過程が評価の根拠となる。過程とは、結果を出すに至った方法や環境にとどまらず、倫理観や社会性までもが考慮される。つまり、その組織の価値観に沿...

正当権力とは、例えば公式の地位など、パワーの受け手に対し、影響を及ぼすことができる社会的地位の高さ。 パワーを構成する5つの要素のうちの1つ。アメリカの社会心理学者のジョン・フレンチとバートラム・ラーベンが提唱した。