MBA用語集

益金とは、法人税計算上の課税所得の対象となる収入。 法人税法によると「別段の定めがあるものを除き」「一般に公正妥当と認められる会計処理の基準」に従って、益金の額が計算される。つまり、会計上の収益に、税務上の調整が加えられたものが益金となる。

益出しとは、決算にあたり、企業が不動産や有価証券など含み益の大きい資産を売却して、利益を捻出すること。これにより、業績が不振であっても、当期純利益を確保できる場合がある。

EDINET（エディネット）とは、金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システムを指す。 本システムは金融庁が所管し、有価証券報告書、有価証券届出書、大量保有報告書等の開示書類について、その提出や書類検索や閲覧などの手続きを電子化するために開発されたシステムである。...

買掛金とは商品や原材料の仕入など、仕入先との間の通常取引にもとづいて発生した営業上の未払代金である。 買掛金の仕訳方法は、たとえば原材料の仕入れを行い、掛け払いとした場合、仕入時に貸借対照表の借方に棚卸資産（原材料）を計上し、貸方に買掛金を同額計上する。その後、買掛金の支払い時に貸借対照表の...

回帰分析とは、ある変数の動きが、別のいくつかの変数の動きによって左右されているとき、その関係を具体的な数式で表すとどういう式になるかを導き出す分析。 大きく2つの方法があり、単回帰分析は変数yの動きを、変数xの動きで説明できないかを分析し、もう1つの、重回帰分析では、変数yの動きを、2つの以...

会計方針とは、企業が財務諸表を作る際に用いた方法。 企業の財務への影響の大きい重要な会計方針としては、「有価証券の評価基準および評価方法」「棚卸資産の評価基準および評価方法」「固定資産の減価償却方法」などがある。 これらの会計方針は、企業の経営判断で決定できる。例えば、設備の減価償却方法の...

会社更生法とは、経営破綻に陥った企業に対して、倒産させることなく再建することを目的とする法律である。 民事再生法は法人・個人を対象としているのに対して、会社更生法は株式会社のみに適用され、大企業の救済措置として利用されるケースが多い。この場合は、企業の株は無価値となり、一般的にはスポン...

回収期間法とは、投資金額が何年で回収されるかを調べ、その期間がガイドラインとなっている期間よりも短ければ投資を実行し、長ければ投資を見送るという投資評価方法の1つ。

価格差異とは、実際の仕入れ価格と、標準原価に使用した標準価格との差異。標準原価は、実際の活動の結果である実際原価と比較する必要がある。 原価管理の主要項目として、材料費があげられる。材料費には、製品を構成する主要な材料であり金額的にも重要度が高いものや、社外から購入しそのまま使用される材料も...

学習と成長の視点とは、戦略目標を達成するために、企業の変革能力と学習能力をどのように伸ばし、活用していくかを表す視点。 バランスト・スコアカードの4つの視点の1つ。 具体的には、資格保有率、従業員満足度、新技術開発数、特許出願数などの社員の能力開発や会社全体の知的資産がどれだけ蓄積されたかを...