MBA用語集

影響力とは、主体の決定や行動を喚起・変容する、環境からの作用。 対人上、影響力を行使する方法としては、以下の4つが挙げられる。 ①物理的な力 行為に影響をおよぼし、服従を獲得するための脅迫、あるいは実際の力の行使 ②ポジティブあるいはネガティブな制裁 報酬を与える、または罰をくだす手段。...

HRテックとは、HR（Human Resource）とテクノロジー（Technology）を組み合わせた造語である。 人工知能（AI）、ビックデータ解析、クラウドなどのテクノロジーを活用し、人事業務（採用・育成・評価・勤怠管理・人員配置など）を、定量的・具体的なデータにもとづき判断する...

エクイティ理論とは、モチベーションや報酬に関する理論の1つ。人は、「自分の仕事への取り組みと対価としての報酬」と、「他人の仕事への取り組みと対価としての報酬」を比較し、その内容に不公平を感じる場合、公平性を感じるような状態に近づく行動をとるように動機づけられるという理論。J．ステイシー・アダム...

エグゼクティブ・サーチ・ファームとは、経営幹部の外部採用を行う際に、企業の希望する人材を探索し、採用活動を行う会社。いわゆるヘッドハンター。 組織の重要ポジションの人事に際し、社内にしかるべき候補者が見つからない場合や、組織文化を変革するために意識的に外部からビジネス・リーダ－を招聘する場合...

エンプロイアビリティとは、雇用されうるだけの能力のこと。Employ（雇用する）とAbility（能力）を組み合わせた用語。 産業構造の急速な変化や終身雇用制度の崩壊に伴い、個人は環境の変化に素早く適応し、必要に応じて異動や転職をスムーズに行う能力が求められている。この能力のことをエンプロイ...

階層別教育とは、企業において、教育の対象者を勤続年数や職能資格等の基準で一律に捉え、会社主導で対象者全員に対して強制的かつ一貫的に同一内容の教育を実施していく方法｡全員のレベルを相対的に上げることを目的としているため、「底上げ教育」と呼ばれる場合もある。 具体的には、以下のようなものがある。...

外部調達とは、職務遂行に最適な人材を、ヘッドハンティング、中途採用などにより組織の外部から採用すること。外部調達は、必要な能力をあらかじめ保持した者を獲得する考え方である。即戦力をすぐに獲得できる、人材育成にかかるコストや時間が不要といった利点がある。また、経営幹部の外部調達の場合、既存の枠組...

カウンター・カルチャーとは、組織などに支配的にみられる文化に対し、その組織の一部の人々を担い手としながらも、支配的にみられる文化や体制を否定し、敵対するような文化のこと。サブカルチャー（subculture）ともいう。

確定拠出型年金とは、年金基金に拠出する額を、将来の受給者（従業員）ごとに一定とする年金。拠出後の運用は各個人の判断に任せ、その結果に応じて受取額（給付額）が変わってくる。 この制度では、会社は資金を年金基金に拠出した段階でその義務を果たしたことになり、運用実績の良し悪しは、あくまでも従...

確定給付型年金とは、将来会社が受給者に支払う予定の年金額から逆算して、毎年、年金基金に拠出する金額が決まる年金制度。 この制度では、年金資産の運用責任は会社側にあり、従業員の年金受取金額は確実に保証される。つまり、会社の拠出金額が、運用実績の良し悪しや将来の支払予測によって大きく変わる可能性...