MBA用語集

アセスメント・センターとは、個人の資質や能力を職務場面において多角的に評価するための手法。アセスメント・センター方式。 人材評価の手法の1つで、昇進昇格時の審査に用いられることが多い。 職務場面を想定した演習を集合研修で実施し、研修期間中の言動を専門の評価者（アセッサー）が評価する形が一般...

アップセルとは、ある商品・サービスを検討している顧客や、購入経験のある顧客に対して、より高額な上位の商品・サービスに乗り換えてもらう手法のことである。関連用語として、クロスセルがある 。 アップセルを用いることで、顧客数を増やすことなく一人あたりの売上や収益を向上させることができる。例えば、...

アドバンテージ・マトリックスとは、コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループ（BCG）が考案した、業界の競争環境を分析する手法。「競争上の競争要因（戦略変数）が多いか少ないか」「ある事業の中で優位性を構築する可能性が大きいか小さいか」という2つの軸で、世の中の業界を4つのタイプ...

アドラー心理学とは、オーストラリア出身の精神科医で心理学者のアルフレッド・アドラー（1870～1937）が創始した理論。「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの言葉は、共同研究者であり、先に活躍していたジークムント・フロイト（1856～1939）の「原因論」とはまったく異なる「目...

アナリストとは、様々な情報をもとに事象を分析・判断する専門家を指す。金融分野においては、証券会社や銀行などの金融機関や投資顧問会社などに所属し、企業の財務や業績の分析や将来性の調査、業界の動向調査・分析などを行う仕事である。証券会社や銀行などの金融機関などは、一般的に、異なる業種や分野を専門と...

アベグレン・ジェームズ・C.とは、著書『日本の経営』（1958年）により、企業別組合、終身雇用、年功制という日本的経営の特徴を初めて欧米に紹介した経営学者。この3つは、「OECD対日労働報告書」（1972年）でも取り上げられ、日本的経営における「三種の神器」と呼ばれるようになった。 同氏は、...

アマゾナイズとは、アマゾン（Amazon）が「便利」「安価」「スマート」になることで、競合企業の存在価値をどんどん小さくし、その影響力を拡大する様である。アマゾン化とも言われる。 近年のアマゾンの成長を支えている事業は、上位から順に、広告、動画サービス、クラウド、ECマーケットプレイス、EC...

アライアンスとは、複数の企業が互いに経済的なメリットを享受するために、緩やかな協力体制を構築すること。 1つの企業に統合する必要があるM&Aに比べて、時間・資金をそれほど要することなく進めることができ、思惑が外れた場合の解消も容易にできる点で異なる。ただし、緩やかな結びつきであるため...

粗付加価値とは、減価償却費を含めて、積上法で計算した付加価値を、粗付加価値という。 純付加価値　＝　労務費・人件費　＋　賃貸料　＋　租税公課（印紙代など）　＋　特許権使用料　＋　純金利費用（支払利息割引料　－　受取利息配当金）　＋　利払後事業利益 利払後事業利益　＝　営業利益　－　純金利費...

アルゴリズムとはある入力から特定の結果に到達するまでの「手順」や「処理のやり方」のことである。また、アルゴリズムの全体像や内容を理解しやすく図にして表したものを「フローチャート」と呼ぶ。 広義な意味ではコンピュータによる演算処理に限ったものではないが、近年では「AI」「機械学習」などコンピュ...