MBA(経営学修士)とは

MBA用語集

カテゴリー:経営戦略

クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメントcritical chain project management

クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント(CCPM)とは、制約理論(TOC)をプロジェクトマネジメントの領域に応用し、リソースの競合まで考慮したプロジェクトマネジメント手法である。『ザ・ゴール』の著者であり、物理学者でもあるエリヤフ・ゴールドラット博士が、2003年に出版した『クリティカルチェーン』の中で提唱した考え方である。

CCPMの特徴の1つ目は、タスク毎にバッファを見積もることをやめ、プロジェクト全体でバッファを置くことである。クリティカルチェーンでは、各タスクが納期を遵守すればプロジェクト全体の納期を遵守できるという考え方から、各タスクに前倒し・遅延があってもプロジェクト全体が予定通りに終了すればよいという考え方へ転換しました。これによりプロジェクトを大幅に短縮することが可能になる。

CCPM特徴の2つ目は、プロジェクトのタスク間でのリソースの競合を考慮している点である。従来のクリティカルパス(プロジェクトの最長経路)では、リソースの競合は考慮されておらず、クリティカルパス以外のタスクが遅延すると、プロジェクト全体の遅延を招く課題がありました。制約理論(TOC)ではリソースの競合を考慮しており、クリティカルチェーンは特定のリソースにタスクが集中してボトルネックを招くリスクを回避している。

またCCPMは、人間がとってしまうありがちな行動を理解した上で、プロジェクトマネジメントを行うことを推奨する人間中心のプロジェクトマネジメントである。

ありがちな行動とは例えば、

  • 不確実性に対して安全余裕を見積もる(「サバよみ」と呼ばれる)
  • 予算と時間をあるだけ使う(「パーキンソンの法則」と呼ばれる)
  • しばらく放置して期限ギリギリになってから本気で取り組む(「学生症候群」と呼ばれる)
  • 早く終わっても次回工期を短縮されることを恐れて報告しない(「早期完了の未報告」と呼ばれる)
  • 全てのタスクが最優先で仕事の質が下がる(「バッドマルチタスク」と呼ばれる)

などである。

出典:「全体最適のプロジェクトマネジメント」(岸良裕司著)

関連用語

アクセストップ10

体験クラス&説明会日程

体験クラスでは、グロービスの授業内容や雰囲気をご確認いただけます。また、同時開催の説明会では、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)や忙しい社会人でも学び続けられる各種制度、活躍する卒業生のご紹介など、パンフレットやWEBサイトでは伝えきれないグロービスの特徴をご紹介します。

「体験クラス&説明会」にぜひお気軽にご参加ください。

STEP.1参加方法をお選びください

ご希望の受講形式と同じ形式での参加をおすすめしています。

STEP.2参加を希望されるキャンパスをお選びください

STEP.3日程をお選びください

絞り込み条件:

  • 11/30(土) 13:00~16:00

    オープンキャンパス

    開催:オンライン(Zoom開催) ※体験クラス・卒業生スピーチあり
    本科(MBA)への進学や入試への出願を検討している方向け

  • 12/5(木) 19:30~21:30

    体験クラス&説明会

    開催:オンライン(Zoom開催)
    本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

  • 12/14(土) 10:00~12:15

    体験クラス&説明会

    開催:オンライン(Zoom開催) ※卒業生スピーチあり
    本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

  • 12/18(水) 19:30~21:30

    体験クラス&説明会

    開催:オンライン(Zoom開催)
    本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

該当する体験クラス&説明会はありませんでした。

※参加費は無料。

※日程の合わない方、過去に「体験クラス&説明会」に参加済みの方、グロービスでの受講経験をお持ちの方は、個別相談をご利用ください。

※会社派遣での受講を検討されている方の参加はご遠慮いただいております。貴社派遣担当者の方にお問い合わせください。

※社員の派遣・研修などを検討されている方の参加もご遠慮いただいております。こちらのサイトよりお問い合わせください。