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MBA用語集

カテゴリー:人材マネジメント

ポリセントリック企業polycentric company

ポリセントリック企業とは、現地の人材ややり方を重視した国際企業のありよう。ポリセントリックは現地主義の意。エスノセントリック(自己民族中心主義)な組織運営の反動として現れることが多い。

多くの企業は、グローバル化にあたって、まずエスノセントリックなマネジメントを採用するが、そのうちに、エスノセントリックなやり方のデメリットに気づき、「現地重視」への移行を試みるようになる。このステージは、エスノセントリックなステージとは反対に本社指向が弱く、現地指向が強い。

つまり今度は、一転して、現地の人が先生というスタンスとなるのだ。現地国籍の人を現地法人の重要なマネジメントのポジションに登用し、本社からの赴任者の数は初期のエスノセントリックな国際企業の段階よりもはるかに減ることになる。反対に現地から本社に派遣する逆出向者が出てくるのもこの段階だ。

エスノセントリックな国際企業の段階からこのステージに組織が変わろうとするとき、現地のコントロールが失われてきたと感じる本社スタッフは少なくない。このステージではエスノセントリックなステージでのメリットとデメリットが反対になる。現地スタッフのモチベーションは向上し、現地市場へのきめ細かい対応は可能になるが、世界ベースでの統合は困難になる。加えて、各拠点がそれぞれ独自の動きをすると、経営資源の無駄や重複が起きてくる。目に見える製品、ツールはまだ重複が確認されやすいが、重要でありながら確認しにくいのは「目に見えない情報」である。特に開発から販売、クレーム処理にいたるまでのさまざまな成功体験、失敗体験という重要な知識は、各拠点に埋もれたままとなり共有しにくい。

多くの企業は、こうした問題を踏まえて、今度はエスノセントリックとポリセントリックの「良いとこどり」を模索するようになる。具体的には、地域中心主義にもとづいた地域制(地域本部に対してその権限と責任を与える)をとることが多い。地域中心主義の前提にあるのは、「地域の中の人間がその地域の近隣諸国については一番よく知っている」という考えである。しかし、地域間の統合が弱い場合、特に経営資源や異なる利益をめぐって対立が起こりやすくなる。結果として、多くの場合、地域主義がエスノセントリックとポリセントリックが妥協したところで終わってしまい、この両者を凌駕するというレベルには至らない。

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