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クリティカル・シンキングcritical thinking
クリティカル・シンキングとは、健全な批判精神を持った、客観的な思考。
「Critical(クリティカル)」という言葉は「批判的な」「懐疑的な」という意味合いであり、クリティカル・シンキングを直訳すると「批判的思考」となる。認知心理学の研究者が中心となって心理学的な側面からまとめたものや、「思考の罠(陥りやすい間違い)」についてまとめたものなどがある。
■グロービス経営大学院の基本科目である「クリティカル・シンキング」について
グロービス経営大学院の基本科目である「クリティカル・シンキング」においては、上記の「健全な批判精神を持った客観的な思考」という意味合いを維持しながらも、心理学の領域に深く立ち入るのではなく、「ビジネスパーソンが仕事を進めていく上で役に立つ」という観点にフォーカスを当て、授業を展開しています。論理思考の方法論(スキル)と正しく思考するための姿勢(マインド)を組み合わせることにより、「物事を正しい方法で正しいレベルまで考える」ことを目的としています。
「クリティカル・シンキング」を学ぶことの重要性
テクノロジーの著しい進化により、ビジネス環境は激変しており、競争相手も目まぐるしく変わる現代。ビジネスの現場では、常に新たな価値の創造やこれまでの常識を前提としない戦略の策定が求められるようになっています。もはやこれまでの成功体験は通用しなくなりました。
こうした状況下で、何も考えずに前例に従ったり、型にはまった考え方をしたり、単に情報の受け売りをしていては、何の付加価値も提供できず、競争に取り残されてしまいます。
「なぜそうなっているのか?」「それはどういう意味を持つのか?」「このことを考える必要性はあるのか?」―――こうした問いを常に自分の頭の中で持ち続け、常識にとらわれずに考え続ける力が、変化の激しい時代を生き抜くビジネスパーソンには必要不可欠なのです。
「クリティカル・シンキング」を身につけるための3つの基本姿勢
スポーツでも同様ですが、スキルを身につけるだけでは必ずしも成果を出すことにはつながりません。スキルは、姿勢(マインド)のバックボーンがあってこそ初めて活きるのです。クリティカル・シンキングの土台とでも言うべき基本姿勢は、以下の3つです。
- 目的は何かを常に意識する
- 自他に思考のクセがあることを前提に考える
- 問い続ける
グロービスの「クリティカル・シンキング」の授業は、ディスカッション形式。多様なビジネスパーソンとの意見交換を通じて、個々のスキルの修得に留まらず、これらの基本姿勢(マインド)も身につくように構成されています。
「ロジカル・シンキング」と「クリティカル・シンキング」の違い
論理思考は、一般的には「ロジカル・シンキング」という言い換えられる場合が多いと思いますが、グロービスではあえて「クリティカル・シンキング」という言葉を用いています。その理由は、多くのビジネスパーソンは「論理的に考えれば、正しいひとつの答えに収斂するはず」という“思い込み”を抱いているからです。「クリティカル・シンキング」においても、論理的に考えることを前提としていますが、「ロジカル・シンキング」という言葉を使ってしまうと、論理的に考えることのみが重要という印象を持ってしまう方が多いのです。
ビジネスにおいて、答えはひとつではありません。前提の置き方次第で、答えは異なってきます。たとえば、ある行動を取る動機として、最終的には経済的な要素が効くと考える人もいれば、倫理的な要素が一番だという人もいます。また、同じ事象を見た際も、置かれている状況や持っている情報によって、解釈が異なることが普通です。たとえば、今年度の売上高が目標を2%下回ったとして、これを「よくないこと」ととらえる人もいれば、「デフレ期だからたいしたことはない」ととらえる人もいます。人によって、導かれる結論は変わり得るのです。
このように、人それぞれの論理が成り立ったり、前提条件が変化して従来の結論が通用しなくなったりする世界では、論理的な正しさを意識すること以上に、物事を常に客観的な視点で捉え、妥当性を疑い続ける姿勢が重要になってきます。グロービスでは「客観的にどう見ることがより妥当か」を意識することが重要という意味で、「クリティカル・シンキング」という言葉を用いています。
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