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MBA用語集

カテゴリー:人材マネジメント

ティール組織Teal Organization

ティール組織とは、上長が指令しなくとも、社員個々人が自律的に意思決定を行うことで進化し続ける組織。進化型組織とも訳される。フレデリック・ラルー氏が著書『ティール組織』で提唱した組織形態である。

自主経営(セルフマネジメント)、全体性(ホールネス)、存在目的を重視する独自の慣行を持つ次世代型組織である。

■自主経営
自主経営とは、指揮系統や合意有無に依存することなく、個々のメンバーが意思決定に関する責任や権限を持って動くシステムを意味する。ミドル・マネジメントは存在せず、バックオフィス機能もほとんど存在しないため、普通の組織とは異なり、相互信頼によって統制が取られている。

■全体性
全体性とは、社員が自分らしさを全面的にさらけ出せる状態を指す。一般的には、プライベートにおける自分とビジネスにおける自分が一致することは少ない。ティール組織では、社員がいつもの自分を職場で出しやすいように、心理的安全性を高める工夫が施されている。

■存在目的
ティール組織は、組織を「存在意義や使命を持った生命体」だと捉えている。組織の存在目的と、社員個々人の存在目的が重なるとき、社員は非常に大きな力を発揮するようになる。そのためティール組織は、組織の存在目的について、社員の声に耳を傾ける特徴を有している。

以上のティール組織を形成するためには、次の進化過程を経る必要がある。

1)レッド(衝動型)組織
組織生活の最初の形態。恐怖による支配や強い上下関係が特徴の組織。マフィアやギャングなどが該当。

2)アンバー(順応型)組織
ピラミッド型の形態。トップダウンで規則や規範によって統制を行う組織。行政機関などが該当。

3)オレンジ(達成型)組織
実力主義で、競合との競争に勝利して多くの利益の創出を目的とした組織。多国籍企業の多くが該当。

4)グリーン(多元型)組織
多様性と平等と文化を重視するコミュニティ型の組織。ボトムアップで意思決定を行う。サウスウェスト航空などが該当。

留意すべき点は、ティール組織がもっとも優れているわけではなく、他の組織形態と同様デメリットも含んでいる。たとえば軍隊などの強い統制を必要とする組織には、ピラミッド型の指令命令系統を用いたほうがよい場合もある。

著書『ティール組織』では、上述の考え方が豊富な事例や研究結果とともに紹介されている。

また近年は、ティール組織の解説や要約を行っている本も多く出版されている。

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