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カテゴリー:経営戦略

ニッチ・ビジネスniche business

ニッチ・ビジネスとは、市場の大多数を占める顧客のニーズに対してではなく、市場の中の一部の特定の顧客、特定のニーズに対して商品やサービスを提供するビジネス。

多くのベンチャー企業は、まず領域を特定の分野、限られた範囲に絞り、その領域で優位な市場地位を得て、競争優位性を構築することを目指すことが多い。このため例えば旅行業界であれば、JTBのようにマスを狙うのではなく、行き先を秘境に特化したり、富裕層の高級志向のみに特化したりする。これら専門旅行会社などは、旅行業界のニッチ・ビジネスといえる。

ニッチ・ビジネスのメリットは、限られた経営資源を集中することができ、その市場で高いシェアを早く獲得することができる点にある。また、既存のビジネスをもとにニッチ分野を探せるので、革新的なコンセプトがなくてもできる。

デメリットとしては、限られた範囲であるため収益維持が難しい点、また、ビジネス規模が小さいため、供給業者や販売業者などの外部の関係業者や社内の協力など、ステークホルダーを引きつけることが難しい点などがある。

ニッチ戦略をとる場合、事業範囲を狭く固定化しすぎないことも重要である。例えば、シンクロスイミング用の水中スピーカーのトップメーカーのウェタックス社は、シンクロ向けだけでは需要が広がらないので、事業範囲を水中および防水の音響機器と広げ、防水ヘッドホンや野外の防犯用マイクなども手がけた。

ニッチ・ビジネスは、巨大なビジネスへと成長する場合もある。最初はニッチでもその製品・サービスによってニーズが喚起され、市場が拡大する場合である。例えばアスクルは、中小企業向けの文房具通販というニッチ分野でビジネスをスタートしたが、その後、市場が拡大し、その成長とともにアスクルも大企業に成長した。市場の成長に合わせて自社も成長していくことが重要である。

ニッチ・ビジネスの考え方も含め、競争のない新たな市場を開拓する戦略論として進化させたとも言えるのがブルー・オーシャン戦略である。
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