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vol.9 自分らしく、女性らしく生きるために大切なこと
本当の働きやすさは時間の自由あってこそ!
出産後も働き続けられる環境を自分の手で。

「あなたにとって、働きやすさとは?」についての回答は人それぞれだと思います。綱川さんは、"多様性"を受け入れる職場を実現させたいそうです。
次は「働きやすさ」というテーマですが、綱川さんにとって働きやすい環境とはどんな感じなんですか?
綱川さん 端的にいうと、自分の想いを会社が受け入れてくれることですね。たとえば、子育てなどの事情があってできるだけ自宅で働きたいっていう女性もいますよね。ウチの会社の場合、ルール上は可能なんです。在宅勤務制度というのがあって。ところが仕事に支障が出てしまうので、実はあまり機能していないんです。せっかくいい制度があっても現場の実態とマッチしていなければ、働きやすさにも結びつかないことになります。そういう理由で辞めてしまう女性が出ないようにしたいんですよね。マネジメントを担当するようになって、その思いが一層強くなりました。

熊井さん 女性にとっての働きやすさって、重要な課題だよね。結婚して子どもができて、時短を希望したりすると、役職を降ろされたり、望まない仕事に配置転換されたりする女性を何人も見てきたので、そこは本当に変わってほしい。
綱川さん 私も仮に結婚・出産した場合、今のペースで働ける自信がないんですよ。会社では、労働人口の減少も見越して、結婚・出産後も女性が働きつづけられるように体制を整えている最中なんですけど、私はもっと自分の目が行き届く範囲の働きやすさを追求しています。新たな業務ツールを導入してみるとか、ちょっとしたことですけど。
原さん それってさっきのテーマで話してた「なりたい自分」に通じるよね。仕事への情熱を失わせる環境を改善する人になりたいっていう。手段が見つかっていないと言いつつ、具体的に取り組んでてすごい!

では、綱川さんご自身は働きやすさを感じていますか?
綱川さん うーん。半ば強引ですが、感じています。仕事量がかなり多くて、うっかりすると平日の夜は全部仕事で埋まっちゃうので、必ず18時半に帰る日をつくって、グロービスの勉強に充てたりしてます。早めに帰る実績を積み上げて、できるんだと自分に思い込ませないとダメだなと思って。
熊井さん 綱川さんの実績が周りにもいい影響を与えるんじゃない? 身近にそういう人がいたら、私にもできるかもしれないって。
綱川さん そうだといいですね。ただ実際のところ、早めに帰った翌日は必ず遅くなるっていうパターンになっていて、なかなか継続的な実践は難しいです。家庭のある人は時短制度を利用している人もいるんですが、長時間労働の人も多い。独身の人は私みたいに無理矢理やりくりして自分の時間を作り出す、という感じで現状は働き方のパターンは少ないんです。もっと多様な働き方ができるようにならないものかと。
原さん やっぱり制度改革が重要かな。綱川さんにやって欲しいところだけど(笑)。
綱川さん はい、できれば私の力で変えられたらなって思います(笑)。
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