カリキュラム

科目詳細

リーダーシップ開発と倫理・価値観 講座詳細

「創造と変革」を導く真のリーダーとして活躍するため、自らのあるべき姿、倫理観、価値観を深く見つめていく科目です。その一環として、職場の上司、同僚、部下などに協力頂く360度調査や、ケース、ワークショップなど、様々な手法を用います。自身の現状診断と今後の能力開発のプランニングなどを行います。
  • 基本
  • 必修
    科目
  • 1.5
    単位
  • レポート
    DAY6
    提出
  • 全6回
  • 35人
    CLASS
  • ケース
    メソッド

科目概要

この科目は、受講者自身が「創造と変革」の場でリーダーとして活躍するために必要な諸要件を明確化し、それらを効果的に開発するための方法論を見いだすことを目的としています。

リーダーシップの開発は、一朝一夕に達成されるものではなく、また、万能薬があるわけでもありません。むしろ重要なのは、日々の仕事でのチャレンジと達成の過程から、自らに必要なスキルを学び取ることです。従って、この科目では、ご自身にとっての「ありたいリーダー像」を定義し、自らの現状を把握し(事前に360度調査を必ず受けていただきます)、その「ありたいリーダー像」に至るまでの自己開発の方法論を熟考することにより、今後、自らがリーダーとして必要なスキル及びマインドを開発していくためのガイドラインを作り上げることを目指します。

受講対象者

真のリーダーに成長したい人全てが対象です。積極的に自己開発をする姿勢をもって取り組まれることが望まれます。

各回のテーマとケース

Day1

セッション A
テーマ :
創造と変革の場で求められるリーダーシップとは①(前半)
ケース :
スタディコーポレーション 岸田悟(A)
セッション B
テーマ :
創造と変革の場で求められるリーダーシップとは①(後半)
ケース :
スタディコーポレーション 岸田悟(A)(B)(C)

Day2

セッション A
テーマ :
創造と変革の場で求められるリーダーシップとは②(前半)
ケース :
スタディコーポレーション 岸田悟(A)(B)(C)
セッション B
テーマ :
創造と変革の場で求められるリーダーシップとは②(後半)
ケース :
新田辰夫から見た岸田悟

Day3

セッション A
テーマ :
リーダーシップ開発課題の特定
ケース :
グロービス・リーダーシップ行動調査 フィードバックレポート
セッション B
テーマ :
リーダーシップ開発のための自己観照① 価値観を見つめる(前半)
ケース :
大洋広告社:大野のキャリア転機

Day4

セッション A
テーマ :
リーダーシップ開発のための自己観照① 価値観を見つめる(後半)
ケース :
スタッフィング・ジャパン:増田の迷い
セッション B
テーマ :
リーダーシップ開発のための自己観照② 倫理観を見つめる(前半)
ケース :
平成ホームズ:プロジェクトリーダー川村の苦悩

Day5

セッション A
テーマ :
リーダーシップ開発のための自己観照② 倫理観を見つめる(後半)
ケース :
SANYO-CYPの労災対応
セッション B
テーマ :
リーダーシップ開発のための自己観照③ 価値観・倫理観を見つめる
ケース :
ダイカストの夢、一筋に(岩機ダイカスト工業社長・齋藤吉雄)
─ 東日本大震災時に被災企業が果たした社会的責任 ─ (A)(B)

Day6

セッション A
テーマ :
開発プランの策定(ワークショップ)
セッション B
テーマ :
開発プランの策定(ワークショップ)

※クラスで使用するケースや教材、得られる学びは体験クラス&説明会にてご確認できます。

参考書

これからのマネジャーの教科書

グロービス経営大学院(著)
田久保 善彦(監修・執筆)
東洋経済新報社(出版)
電子出版対応

受講した学生の声

  • 自分の可能性を信じ、
    「前進する力」。

    株式会社カネカ
    Performance Fibers Solutions Vehicle ・幹部職

    織田 雪世さん

    リーダーとしてのあるべき姿や倫理観、価値観を深く見つめるために、自分自身とじっくり向き合い続けた科目でした。最も心に残っているのが、クラス最終日の出来事です。それまでの私は、無力感を取り払うことができず、不足点ばかりが目に付いて「自分にはどうせできない」という思い込みを手放せずにいました。しかし仲間の考え方や価値観に触れる中で、私に最も足りないのは自信であり、自分の可能性を信じて「前進する力」が必要だと思い当たったのです。そして、一人一人の「前進する力」を引きだしサポートすることが、自分の成し遂げたいことなのだと気付きました。「髪のおしゃれを通じて、アフリカ系の人々をますます美しくする」という志も、そうした想いから生まれたのだと知ることができました。


    教員の方からは、「思考に気を付けなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから」というマザーテレサの言葉とともに、「あなたはきっとよいリーダーになる。自信を持って前進してください」とエールをいただきました。まだまだ成長途上ですが、このエールを心に留め、胸を張って自分が選んだ道を進みたいと思います。

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  • 自分の価値観を客観視し、
    深く理解できる貴重な機会。

    社会医療法人財団新和会 八千代病院
    総合リハビリセンター 技師長

    松山 太士さん

    ほかのビジネススクールにはないグロービスの特徴のひとつが、自分の価値観と軸の確立を目的にした「志」系科目です。これらの科目では、常に自身の「志」を問われ続けます。


    この科目では、職場での行動や態度について、部下や同僚、上司に匿名でフィードバックを受ける360度調査を実施します。他者から自分がどのように見えているのかを知ることは、自分の価値観を客観視し、深く理解できる貴重な機会となりました。


    卒業した後も、職場内で360度調査に準じたフィードバック制度を自前で作成し、現在も継続しています。多くの同僚たちが、自己理解を深めている実感があり、それぞれの人生をマネジメントすることに役立っていると思います。

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事後推奨科目

この講座の受講後に、以下の講座を履修すると、より発展的な内容まで理解することができます。