カリキュラム

科目詳細

ファシリテーション&ネゴシエーション 講座詳細

参加者・関係者との「協働」により新たな方法や枠組みを生み出す力を養う

合意形成のために、 ファシリテーター、ネゴシエーターとして、何をすればよいのか。人々を巻き込んで行くために必要なこと、交渉において価値を創造するために必要なことを意識しながら、基本的な役割、準備、現場で意識すべきことなど再現性のある実践的なファシリテーター、ネゴシエーターの考え方やスキルを学んでいきます。
  • 応用
  • 思考
  • 1.5
    単位
  • 単科生
    受講・
  • レポート
    DAY4
    提出
  • 全6回
  • 35人
    CLASS
  • ワーク
    ショップ

科目概要

「ファシリテーション」、「ネゴシエーション」いずれも関係者との合意形成を試みるという点においては同じ目的感をもった営みです。しかし、実際にはなかなかうまくできないことも事実です。その理由は大きく2つ。準備が不十分なまま、その場で何ができるかを考えてしまうこと、そして、頭では分かっていても実際にやれるようになるまでの距離感があることです。

本科目では、

  • 最終的なゴールは何なのか
  • 関係する相手は誰なのか、どんな関心を持っているのか
  • 具体的にどのような論点をどのような順番で議論していけばよいのか

などの準備のやり方をしっかりとマスターし、それを「ロールプレイ」という演習方法を多用することで、模擬的な実践の場を通じて理解を深めていきます。

受講対象者

「議論が迷走してしまう」「自分が主催のミーティングは一方的な押し付けばかりで参加者の自主性が引き出せない」「互いにとって良い交渉の場としたいのに、いつも勝った、負けたになってしまう」、こういった悩みを感じている方はぜひ受講してみてください。

こんな方にお勧め

  • 価値のある問いを投げかけ、コミュニケーションの相手の能力を最大限に引きだしたい方
  • 議論を迷走させず、結論の出る会議を運営したい方
  • 多様な参加者の意見を引きだしつつ、納得感のある合意形成を導きたい方
  • 関係者が納得し、新たな価値を生みだす交渉がしたい方

この科目の受講をご検討の方へ

全国のキャンパス及びオンラインにて、「クリティカル・シンキング」の体験クラスを随時開催しています。グロービスの実践的な授業をご自身の目でぜひご確認ください。また、体験クラスの前後でスクールの説明会と個別相談を行っています。科目選択の方法や仕事との両立方法などをご案内しています。

※この科目の受講形式は、通学もしくはオンラインとなります。通学クラスとオンラインクラスの違いについては、こちらのページをご確認ください。
※この科目は、単科生制度の対象科目です。単科生制度についてはこちらのページをご確認ください。

各回のテーマとケース

Day1

セッション A
テーマ :
ファシリテーションの全体像(前半)
ケース :
オリジナルテキスト
セッション B
テーマ :
ファシリテーションの全体像(後半)
ケース :
オリジナルテキスト

Day2

セッション A
テーマ :
「仕込み」の詳細(前半)
ケース :
オリジナルテキスト
セッション B
テーマ :
「仕込み」の詳細(後半)
ケース :
オリジナルテキスト

Day3

セッション A
テーマ :
「さばき」の方向性
ケース :
オリジナルテキスト
セッション B
テーマ :
「仕込み」と「さばき」の総合実践及び留意点
ケース :
オリジナルテキスト

Day4

セッション A
テーマ :
ファシリテーション総合演習・対立のマネジメント
ケース :
オリジナルテキスト
セッション B
テーマ :
交渉の全体像・基本概念 (二者間・単一争点交渉)
ケース :
オリジナルテキスト

Day5

セッション A
テーマ :
交渉における価値の創造・交渉のスタイル(前半)
ケース :
オリジナルテキスト
リッグス-ベリコンプの交渉(A):リッグス・エンジニアリング社(売り手)向け秘密情報
or(B):ベリコンプ社(買い手)向け秘密情報
セッション B
テーマ :
交渉における価値の創造・交渉のスタイル(後半)
ケース :
オリジナルテキスト
リッグス-ベリコンプの交渉(A):リッグス・エンジニアリング社(売り手)向け秘密情報
or(B):ベリコンプ社(買い手)向け秘密情報

Day6

セッション A
テーマ :
交渉における障害とその克服(前半)
ケース :
オリジナルテキスト
薄氷を踏む交渉:2004~2005年におけるNHLの紛争(A)
セッション B
テーマ :
交渉における障害とその克服(後半)
ケース :
オリジナルテキスト
薄氷を踏む交渉:2004~2005年におけるNHLの紛争(A)

※クラスで使用するケースや教材、得られる学びは体験クラス&説明会にてご確認できます。

参考書

ファシリテーションの教科書 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

グロービス(著)
東洋経済新報社(出版)
電子出版対応

グロービスMBAで教えている 交渉術の基本 7つのストーリーで学ぶ世界標準のスキル

グロービス(著)
ダイヤモンド社(出版)

ハーバード流交渉術

ロジャー フィッシャー、ウィリアム ユーリー(著)
金山 宣夫、浅井 和子(翻訳)
三笠書房(出版)

受講した学生の声

  • 会議でのコミュニケーションや
    資料作成の質が上がっている
    ことを実感。

    サイボウズ株式会社
    ビジネスマーケティング本部 BPM部

    菅原 詩穂さん

    この科目は社内の会議や社外の人たちとの商談に関するケース(企業事例)に沿ってロールプレイを繰り返すことで、関係者と合意形成を図る上での考え方やスキルを学ぶことができます。


    実務では、集まることが目的になった会議、議題が定まっていない会議がいくつかあったのですが、その問題をどう解決すればよいかと悩んでいました。この科目を受講したことで、ファシリテーションの基本スキルから、会議を通して得られるリターンを最大化するために何をすべきかなど、幅広く学ぶことができ、解決方法を身につけることができました。


    授業で学んだ内容は翌日からすぐ実務で活かせる内容が多く、会議の質が大きく変化していくことを感じることができます。日々のコミュニケーションや資料作成にも活かせるため、受講から1年以上経過した今でも、強く印象に残っている科目です。

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事前推奨科目

この講座の受講は、事前に以下の講座の履修が推奨されます。