女性にとってのMBA

みんなが"ステキ"でいられるのが私の喜び

vol.2 みんなが"ステキ"でいられるのが私の喜び

疲れを癒す特効薬は、家族のやさしさと時間!
いつか笑える日がやって来る

大柿さん

最後のテーマは「疲れ」。「ワークショップ」や「ライフワーク」で活躍の場を見つけ、日々アクティブに活動している大柿さんだけに意外な気もします。彼女にとっての疲れとは?

ここまではご活躍ぶりが見てとれるテーマだったのですが、やっぱり大柿さんも疲れますか?

大柿さん 疲れますね(笑)。今はなかなか自分のための時間が取れない中で、やっと捻出した時間がつまらないことでつぶされた時は、どっと疲れます。今日はゆっくりできるーと思ったら、いきなり給湯器が壊れちゃったりして、もう~っ!みたいな。

林さん それって仕方ないや、という風にはならないものですか?

大柿さん 私はまだ人間ができていないのか、仕方ないと頭ではわかっていながら割り切れなくて。あとは、ちょっとした判断ミスから重大な事態に発展した時も疲れる。たとえば、子どもが風邪っぽい日、混んでるから病院はやめとこうって楽なほうに流れると、大抵ダメな結果になっちゃうの。高熱が出るとか。仕事なら大抵判断材料があるんだけど、子育ては自分でルールを作っていかないといけなくて、意思決定の結果も全部自分と子供に降りかかってしまって、それが大変。しかも、そういう時は負のオーラが家族にも伝わってしまうのよね。

吉永さん あぁ、わかる。疲れてると、どんどんよくない方向に向かっちゃう。

大柿さん 林さんが「おしゃべりが健康のバロメーター」だって言ってたけど、本当にそうだと思う。「気」みたいなものが弱まってる時は自分でわかるもの。

林さん 復活するためにいい方法は見つかったんですか?

3人の談笑

大柿さん 最近はね、子どもみたいに泣くことにしたの。「え~ん!」って。そうすると、娘が頭をなでなで、夫が肩をトントンしながら「しょうがないよ」って慰めてくれる(笑)。

林さん なんだか微笑ましい! いいなぁ、大柿一家。

大柿さん 見たら笑うと思うよ。基本的には心が落ち着くまでじっとしてるかな。疲れを癒す一番のクスリは時間かもしれない。

吉永さん 私も疲れがピークに達した時は、引きこもってじっとしてる。もしくはバッチリお化粧して着飾って、友達と飲みに行く。使い分けが自分でもよくわからないんだけど、ケースバイケースでどっちも必要。

大柿さん 吉永さん

大柿さん なんだかんだで、みんな疲れるよねぇ。雑誌とかに登場する働く女性って、いつもキラキラしててポジティブで、仕事も家事も完璧に両立してます!みたいな人ばっかりじゃない? ああいうのは幻想だと思うことにした(笑)。自分と比較して落ち込むのはやめたほうがいいよね。

吉永さん 昔、そのテの取材、受けたことある。で、キラキラ女性に仕立てあげられた(笑)。

大柿さん 私は無理に気分を上げようとは思わなくて、ただ心の中で「今、自分は大きな流れに巻き込まれているんだ。このまま流されておこう」みたいな心持ちで過ごすことにしたの。

林さん まだ人間ができてないって言ってましたけど、ほとんど悟りの境地じゃないですか(笑)。トラブルを笑い飛ばせる一歩手前のところまで来ている気がしますよ。

大柿さん 少し時間が経てば、大抵のことは笑えるんだってことが少しわかってきたのかもしれない。昔の育児日記を読み返すと、もうネタ帳でしかないもの。「今日は娘が猫を見るまで帰らないといって玄関で靴を脱がない。夫に電話をかけ説得してもらうものの応じず(涙)」とか。これからも泣きそうになることはいっぱいあるんだろうけど、いずれはいい思い出に変わっていくんじゃないかな。そうじゃないと困る(笑)!

編集部まとめ

「ワークショップ」「ライフワーク」「疲れ」をテーマに、大柿さんを中心に繰り広げられた今回のトーク、みなさんはどのように感じられたでしょうか?

会議の在り方に問題意識を持って、自ら率先して会社を変えようと働きかけている点だけを聞けば、大柿さんはバリバリ仕事をこなす仕事一筋の女性という印象。 でもお話を深くお聞きすると、まったく違う側面も見えてきます。自分のための時間を大切にしながら子育てに向き合い、一方で、家事や育児でうまくいかないときには素直な気持ちを家族に伝えるなど、家族との時間をとても大切にされていることがわかります。

ビジネススクールに通う女性と言えば「家庭よりも仕事優先」の人ばかり、そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。でも、実際には仕事に打ち込む女性であっても、大切にしたい暮らしが先にあって、その中に仕事や学ぶことが組み込まれているケースもある、そんな様子が感じられますね。

さらに大柿さんはグロービスに通う中で、自分の価値観を改めてしっかりと認識されていったようです。 心の声に耳を澄まし、「どういう状態でありたいか?」と自分に問いかける機会を持つことが自分を磨き、輝かせることにつながっていく。 そんなヒントを大柿さんからいただきました。

次回は吉永さんの3つのテーマについて、お送りします。

主役・大柿さん

主役・大柿さん振り返り

今回、改めて自分がやってきたことを総括できました。お二人のおかげで、自分のダメなところも含めて向き合えた気がしています。吉永さんのように仕事と出産の狭間で揺れている女性はすごく多いので、これからも微力ながらサポートを続けていきたいと思っています。

吉永さん

吉永さんからエール

自分が今抱えている悩みと重なる部分が多く、終始前のめりで聞いてしまいました。大柿さんが仕事や私生活で行っていることは、必ず誰かを勇気づけていると思います。

林さん

林さんからエール

まだ自分のやりたいことが定まっていないので、大変参考になりました。働くお母さんのリアルな日常も興味深かったです。

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疲れを癒す特効薬は、家族のやさしさと時間!いつか笑える日がやって来るのページ。実践的なMBA(経営学修士)のグロービス経営大学院。リーダー育成のビジネススクールとして、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・横浜・水戸・オンラインでMBAプログラムを提供しています。