女性にとってのMBA

自分の気持ちに素直でありたい

vol.1 自分の気持ちに素直でありたい

いずれはしなきゃいけないもの?
あなたは"結婚しても働く派"?

林さん

最後のテーマは「結婚観」。ということは、結婚願望アリ?と思いきや、林さん、いきなり「結婚って何なんでしょうね?」と切り出します。でも、それこそが20代の現代女性が抱える根源的なテーマなのかもしれません。経験者である二人の先輩とともに、向き合います。

「結婚観」。このテーマを選ばれたということは......(笑)

林さん ついに来ましたか(笑)。そもそも「結婚」って何なの?っていう疑問があって、それについてみなさんの考えを伺ってみたい!と思って選びました。私にとって結婚は、したくてするというより「しなきゃいけないもの」というイメージだったんです。社会における義務で、結婚しないと偏見の目で見られちゃうみたいな......。だからバラ色の結婚生活とか、好きな人と一生一緒にいられて幸せ!なんて理想は思い描いてないんですけど、義務として結婚した結果、どういう風になるのかがさっぱりわからなくて。一人の人と40年以上一緒に暮らすことになるなんて、考えられない。

大柿さん 一緒にいる時間なんて、ほとんどないよ!? 起きている時間だけなら、家で過ごす時間より会社で過ごすほうが長いんだから。夫の仕事関係者のほうが私より夫のことをよく知ってると思う。間違いなく。

吉永さん 言えてる。確かに生活する上ではずっと一緒なんだけど、それぞれ活動の場が違うから、お互いにちょっとずつ変化していくのね。その変化を発見できるのが面白い。私は夫と知り合って20年以上になるけど、意外と飽きないもんだよ。

大柿さん 私なんてお見合いで出会って2週間で結婚を決めたのね。だから、もう発見の連続。良くも悪くも「え、こんな人だったの?」ってことばっかり。でもさ、どうして「結婚=義務」みたいなドライなイメージになっちゃったの?

林さん うーん、なんだろう。実家と前の会社がどっちも"昭和"だったせいかな。父は亭主関白だし、前の会社は35歳を過ぎて独身だったらちょっと浮いちゃう感じだったし、夢は抱けないけど、しなきゃいけないんだ......みたいな思考に陥ってしまったのかも。あ、でも今はずいぶん変わったんです。グロービスに通いはじめて、いろんな人に出会って、さまざまな価値観に触れていくうちに、徐々に呪縛が解けてきました(笑)。

林さんと大柿さんと吉永さん

大柿さん、吉永さんともに結婚後も働いてらっしゃいますが、結婚後のお仕事についてはどうですか? 林さんも"結婚しても働く派"ですか?

林さん 働き続けたいですね。単純に働くことが好きというのもあるし。だから結婚するとしたら、働くことに賛成してくれる人を選びたいんですけど、うまくいくかどうか......。

大柿さん 私の場合、仕事を持つことに賛成してくれる男性を探している間は不思議と見つからなかった。思い切って仕事へのこだわりを一旦全部捨てたら、今の主人と出会って結婚が決まったの。

林さん え、でも今、お子さんもいらして、お仕事を続けてますよね? もしかして、結婚した後で仕事をどうするか決められたんですか?

大柿さん そう、後から話し合ったの。正確には、最初から働くつもりだったけど、結婚が決まってからそれとなく「仕事、続けてもいい?」って聞いて、「いいよ」って言わせた(笑)。つまり、自分はこうなりたいとか、こういう相手じゃなきゃだめだとか、細かく決めつけちゃうと可能性を狭めかねないの。学びと同じで、自分のなかで何を最優先にするかをまず決めて、あとは流れに任せちゃうくらいがいいのかなって、私は思う。

クッキー

林さん すごく説得力があります。

吉永さん 私は付き合ってる期間も長かったから、仕事のこともいろいろ話してて。否定されるわけがないと思ってた。仮に仕事を辞めていたら、きっと後悔してたと思う。というのは、周りの友達のなかに結婚や出産を機に仕事を辞めたコが何人かいるんだけど、彼女たちが結構、仕事復帰するのに苦労してて......。女性が一度キャリアをドロップすると、戻るのは簡単じゃないんだって。

大柿さん 私も産休育休で1年半くらい休んだんだけど、復帰後のキャッチアップが大変だった。書類作成もままならないという状況が2カ月くらい続いて、完全にペースを取り戻せたのは半年後くらいかな。

林さん 結構かかるんですね。私も覚悟しておかなきゃ。

大柿さん でも、なんとかなるもんよ。それに一度完全に仕事から離れた世界に身を置けたことはすごくよかったと思う。自分はなんでこの人生を選んだんだっけ?とか、自分を見つめ直す時間を持てたし、復帰してからも働けるありがたみを感じて、周りのいろいろなことに感謝できるようになったよ。

林さん うわぁ、深いなぁ。すごくタメになりました! お二人の話を聞いているうちに、結婚も捨てたもんじゃないなって思えてきました(笑)。

編集部まとめ

「健康管理」「転職」「結婚観」をテーマに、林さんを中心に繰り広げられた 3人のクロストーク、いかがだったでしょうか?

今回の3つのテーマは日常的なものから一生を左右するものまでさまざまですが、林さんのお話からは一貫して、「自分が本心でどう感じているのか?」を大切にされていることが伺えました。ともすれば「こうあるべき」という考え方に、どうしても縛られてしまいがちな日々。でも、自分にとって大事なテーマについては「ホントはどうしたいの?」という気持ちに素直になることが、生き生きと過ごすためのヒントになりそうですね。

そして林さんにとって、職場でもなく、家族や友達関係でもない"特別な場所"を持つことが、新たな自分に出会えるきっかけになったようです。それぞれまったく違う人生を歩んでいながら、一緒にがんばる仲間がいることは貴重ですね。新たな環境へ、ほんの少し勇気を出して自分の枠から一歩踏み出すことが、これまでにない新たな出会いやチャンスへ導いてくれるのかもしれません。

次回は大柿さんの3つのテーマについて、お送りします。

林さん

主役・林さん振り返り

お二人が管理部のとらえ方を「戦略パートナー」と言ってくれたことが印象に残っています。管理の仕事を続けていく以上は、もう少し自信と誇りを持ってがんばろうって思いました。仕事も結婚も、自分の枠にはめていたところがあるので、もう少し柔軟にとらえていきたいと思います。

大柿さん

大柿さんからエール

学校に通ったり、転職に踏み切ったり、常にいろんなことに興味を持って、ちゃんと行動につなげているところがすごい。私もその勇気と行動力にあやかりたいですね。

吉永さん

吉永さんからエール

肩肘張って頑張っているという感じじゃなくて、楽しみながらやっているところがステキ。結婚観はこれからも変わっていくと思うので、自然体でいるのが一番だと思います。

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いずれはしなきゃいけないもの?あなたは“結婚しても働く派”?のページ。実践的なMBA(経営学修士)のグロービス経営大学院。リーダー育成のビジネススクールとして、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・横浜・水戸・オンラインでMBAプログラムを提供しています。