直感と論理を
結び付けられるようになり、
意思決定の質が向上した。
- 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
- 関西支社 第一営業局 局長
中村 規郎さんNorio Nakamura
PROFILE
同志社大学経済学部卒業。現在の会社の前身にあたる第一企画株式会社に入社。メディア部門でテレビ局を担当。株式会社旭通信社と合併したのち営業部門にて、食品、化粧品、通信、エネルギー、官公庁などさまざまな業種のクライアントを担当。営業グループ長、岡山高松エリアの支社長を経て、2025年より現職。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
転勤とコロナ禍が、学び直しのきっかけになった。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
2019年に、あるエリアの支社長に任命されたことがきっかけでした。それまでは関西で、主に広告や宣伝に関わる方々と仕事をしていたのですが、赴任先では経営層と直接やり取りをする機会が増えました。すると、話題のレベルや視点が大きく変わり、これまでの知識や経験だけでは通用しないということを痛感したのです。「もっと対等に話ができるようになりたい」と考えるようになりました。
もうひとつのきっかけは、2020年から始まったコロナ禍です。赴任先は初めての土地で、人脈もない状態でした。さらに、対面での営業活動が制限され、人に会うことすらままならない状況が続きました。そうした中で「支社長という役割に就いた意味は何だったのか」「自分はこの地で何をすべきなのか」といった疑問が強くなっていったのです。「環境や立場に左右されず、きちんと成果を出せる人材になりたい」と考え、その答えのひとつとして、MBAでの学びが頭に浮かぶようになりました。
動画学習の限界を感じて、“リアルな学び”を求めた。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
もともと勤務先で「GLOBIS 学び放題」※が希望者向けに提供されており、その制度を利用し、さまざまな動画を視聴していたことが、さらなる学びの後押しとなりました。
しばらく動画学習を続けているうちに、「ただ動画を見ているだけでは、理解や定着に限界があるのでは」と感じるように。実際に授業を受けて学んだほうが、より深い理解が得られるのではないかと思い、グロービス経営大学院で本格的に学びたいと考えるようになったのです。
他のMBAプログラムも比較検討しましたが、通学クラスばかりの学校が多く、今の仕事を続けながら通うにはスケジュール面での制約が大きいと感じました。その点、グロービスは通学だけでなくオンラインでも受講でき、柔軟に学べる点が非常に魅力的でした。
また、「GLOBIS 学び放題」を視聴する中で「この人から学んでみたい」と思える教員の方がいたことも大きかったです。すでに動画を通して、MBAのエッセンスや教員の方の雰囲気に触れていたことで安心感もあり、最終的には迷わずグロービスを選びました。
※GLOBIS 学び放題…グロービス・グループが提供する、定額制動画学習サービス。グロービス経営大学院では、2025年春から入学生・在校生向けに導入。
熱量がある学びの場。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
1つ目は、授業の質の高さです。グロービスの教員陣は、いわゆる“学校の先生”ではなく、実務の第一線で活躍しているビジネスパーソンばかり。そのため、授業の内容が非常に実践的で、自分の業務にもすぐに応用できるような視点をたくさん得ることができます。授業中の質疑応答でも、理論だけでなく現場視点でのアドバイスが返ってくるので、納得感があり、学ぶモチベーションが高まりました。
2つ目は、多様な業種・地域の仲間と出会える点です。私自身は大阪校に所属していましたが、オンラインクラスを通じて全国のクラスメートと学ぶ機会がありました。業種もバックグラウンドもまったく違う人たちとのディスカッションは、自分では気付けない視点を与えてくれますし、何より学ぶ姿勢や考え方に刺激を受けることが多かったです。社会人になってから、これだけ熱量の高い仲間に出会える機会はなかなかありません。
3つ目は、授業以外の学びの場が非常に充実している点です。例えば全国の仲間が集う「あすか会議」や、学生同士の自主的な活動など、教室の外にも刺激的な学びの場が広がっています。単に知識を学ぶだけではなく、互いに高め合う場であることこそが、グロービスの最大の魅力だと感じています。
直感と論理を結び付けられるようになり、意思決定の質が向上した。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
グロービスでの学びを通じて身に付いたのは、「直観を裏付ける思考の型」です。
以前の私は、どちらかといえば直感で動くタイプ。第一印象や小さな違和感を頼りに、スピード感をもって判断することが多かったと思います。いま振り返ると、その感覚は悪くなかったものの、根拠やプロセスを言葉で整理しきれていなかったと感じます。
直感を否定するのではなく、「なぜそう感じるのか」をデータや情報から検証し、言葉と論理で再構築するようになりました。環境の変化や市場の動き、チームの状態など、多面的に捉えることで、判断の精度が明らかに上がったと実感しています。
意思決定のスピードも、単に“速い・遅い”ではなく、“より確かな一手”を打つための時間を取るようになりました。思いついたらすぐ動くのではなく、まず周囲の意見を聞き、相手の考えを引き出す。その上で全体を見渡して判断する。結果として、意思決定の質が格段に高まったと思います。
困難な状況でも冷静でいられる「心の余裕」。
グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?
グロービスで得たものを一言で表すなら「心の余裕」です。以前より、難しい局面に直面したときに落ち着いて考えられるようになりました。その背景には、「困ったときに相談できる仲間」の存在があります。仕事でも家庭でもない、第三の場所であるグロービスの仲間は、私にとって大きな支えでした。安心して頼れる人たちがいると思えるだけで、気持ちに余裕が生まれた気がします。
もうひとつ実感しているのは「視野の広がり」です。新聞を読んでいても、以前なら読み飛ばしていた記事に目が留まるようになりました。「この業界にはあの人がいる」と顔を思い浮かべながら読むと、不思議と内容が自分事として入ってきます。さらに、グロービスで築いた関係が思わぬ形でつながり、出会いが新しい出会いを呼ぶ。その広がりが、世の中をより立体的に理解する力につながっていると感じます。
「ひとり」ではなく「みんな」で突き詰める経験が、思考を深めた。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
「カスタマージャーニーとブランディング」「ストラテジック・リオーガニゼーション」などのグループ科目や「研究・起業プロジェクト」を受講したり、JBCC※に挑戦したりする中で、相手の意見をただ聞くだけでなく、その背景や思考のプロセスにまで関心を持って聴く姿勢が身に付きました。理解できない発言があったときも、掘り下げて尋ねることで、自分にはなかった視点に触れることができたのは大きな収穫でした。
とくにJBCCや「研究・起業プロジェクト」は、数ヶ月から半年以上にわたって同じメンバーと取り組むため、意見のすり合わせやリサーチの方向性をめぐって何度も議論を重ねました。ときにはテーマ設定がぶれたり、問いの立て方に迷ったりする場面もありましたが、そのプロセス自体が大きな学びでした。複数人でひとつの成果を導き出す難しさと面白さを味わえたのは、貴重な経験です。
※日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)…日本企業が抱える問題をテーマに、全国のビジネススクール生が課題解決に向けた戦略立案の内容を競い合う国内最大級の大会のこと。
迷いがなくなり、仕事への向き合い方が明確になった。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
最も印象に残っているのは、鎌田さんの「企業家リーダーシップ」です。実は入学前に、「GLOBIS 学び放題」でグロービスの教員である鎌田さんの「自覚力のリーダーシップ」という動画が強く心に残り、「グロービスで学びたい」「この人の授業を受けてみたい」と背中を押されました。コロナ禍で思うように営業活動ができず、成果が出ない理由を環境のせいにしがちだった私に対し、「自分の人生は自分で決める」というメッセージが刺さったのです。
実際の授業も印象的でした。序盤は40〜50分ほど鎌田さんが一気に語り、内容も「自得」や「三毒」など一見難解な概念が多い。最初は情報量が多く圧倒されましたが、Day1からDay6へと回を重ねるごとに言葉の意味が腑に落ち、思考が整理されていく感覚がありました。
大きな転換点になったのが「自利・利他」という考え方です。以前の私は「人の役に立ちたい」という気持ちにどこか照れや後ろめたさを覚えていました。しかし、「利他は同時に自分を利するものであり、2つは表裏一体」と教わり、その迷いが解けました。「顧客の役に立ちたい」と「自社の成果を上げたい」は両立できる。そう腑に落ちたことで、仕事への向き合い方が明確になりました。
学びに「遅すぎる」はない。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
これからグロービスへの出願を検討している方に伝えたいことは、大きく2つあります。
1つ目は、「迷っているなら、まずは単科生制度から始めてみてもいい」ということです。私自身も最初は「クリティカル・シンキング」や「マーケティング・経営戦略基礎」から受講しました。その段階で「これは面白い」「もっと学びたい」と強く感じ、自然と二年間の学びにつながっていきました。単科であれば、自分に合っているかどうかを確かめながら一歩を踏み出せるので安心です。
2つ目は、「学び始めるのに遅すぎることはない」ということです。私がグロービスに通い始めたのは49歳の時でした。正直に言えば、妻からは「今さらそんなにお金をかけて、その分を回収できるの?」とも言われました。それでも思い切って挑戦した結果、スキルや考え方も大きく変わり、「やってよかった」と心から思えています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。

