弁護士×
グロービスのMBA

法務の枠を超え、クライアントと自組織の
成長に貢献する弁護士へ

生成AIやリーガルテックの進展により、法律実務の在り方が問われています。企業の経営判断支援では、M&Aや海外展開、サステナビリティ対応など、経営課題はより複雑かつ多面的に。事務所経営においても、サービスの差別化や収益モデルの再構築など、多様な経営視点が求められています。

経営陣と同じ目線で議論し、新たな価値を創出したい─そのためにグロービスのMBAで学ぶ弁護士の方が増えています。

経営視点を持つ弁護士は、これからの時代に不可欠な存在に

契約書の作成、訴訟対応、リスクマネジメント、コンプライアンス支援。弁護士が果たす専門的な役割は多岐にわたります。しかし近年では、そうした法務対応にとどまらず、クライアント企業はもちろん、自らが所属する組織の持続的な成長にまで貢献したい、という想いを持つ弁護士の方が増えています。

企業活動の現場では、法的な正しさだけでなく、事業全体の構造や経営陣の意思決定プロセスを理解したうえで、必要に応じて経営陣と建設的な議論を交わし、ともに方向性を導く力が求められています。

そのためには、法務の専門性を土台としながら、戦略、財務、マーケティング、組織マネジメント、テクノロジー活用といった経営の主要分野を多角的に理解し、実務に応用できる視座と行動力が不可欠です。

グロービスでは、こうした経営の領域を体系的かつ実践的に学ぶことで、所属組織の価値創出にも、クライアントの事業成長にも貢献できる力を養えます。そんな新たな挑戦に踏み出す弁護士の方に、グロービスは実践的な学びの場を用意しています。

弁護士がグロービスで学ぶ理由

1. 経営の現場で"使える力"が身につく

司法試験で得た知識が、実務現場でそのまま通用しないように、ビジネスの知識も「どう活かすか」が問われます。

グロービスでは、戦略・マーケティング・組織・会計・ファイナンスといった経営の全体像を、実際の企業事例をもとに"経営者の視点"で考え抜くことを重視しています。さらに、実務経験豊富な教員との対話や、多様なバックグラウンドを持つ仲間とのディスカッションによって、得た知識が単なる理論にとどまらず、実務で「使える力」へと昇華していきます。このような学びのプロセスを通じて、クライアント企業の課題に対応するだけでなく、自らが所属する組織の経営課題にも主体的に関与し、法務の視点から成長を支える提案ができるようになるのです。

2. 多種多様な分野の仲間と出会える

普段なら出会わない業界・業種の人たちと広く関係性を持てたり、ビジネス特有の悩みや課題を語り合えるなど、授業での関わり以外にもクラブ活動やセクション活動といった仕組みがあります。

グロービスでは、多様なバックグラウンドを持つ経営者や、さまざまな分野のプロフェッショナルとの出会いが待っています。多様な業界の仲間と対話を重ねる中で、業界ごとの事情や判断基準を知り、法的に解決すべき課題の本質のとらえ方が変わったり、法律以外の視点から課題を見る力が養われ、新たな分野や立場で一歩を踏み出した卒業生もいます。

3. 弁護士としての「原点」と「これから」を見つめ直す機会に

日々の業務に全力で向き合うなかで、「社会や組織の中で果たせる役割」や「弁護士という仕事の意味合い」を改めて問い直したくなることもあるのではないでしょうか。

グロービスには、そうした問いに立ち返り、自分自身のあり方を深く考えるための多様な科目が用意されています。学びを通じて、弁護士としての原点や志に立ち返る機会を得た方が多くいらっしゃいます。

弁護士の方へのおすすめ科目

マーケティング・経営戦略基礎

経営の理論と戦略思考を学び、法務の域を超えた提案力を磨く

法的リスクの指摘だけでなく、施策の意図や事業戦略を理解した上で、より建設的な助言を求められる場面は、弁護士の実務において決して少なくありません。特に、マーケティングや経営戦略に関する局面では、市場環境の捉え方や顧客視点、企業の戦略的意思決定の背景に対する理解が、より的確で実践的なサポートにつながります。この科目では、そうした経営の考え方を体系的に学ぶことで、クライアント企業の取り組みに対して深い理解を持ち、自組織の戦略的展開にも貢献できる視座と発想力を身につけることができます。

アカウンティング基礎

数字の背後にある経営の意図を読み解き、より深く事業を理解する

財務諸表から経営の実態を読み解く力を備えることで、損益やキャッシュフローの動きから事業の健全性・成長性を把握し、経営視点を踏まえた説得力のある助言が可能になります。
また、数字の背景にある経営判断や戦略的意図を理解することで、クライアント企業の経営陣との対話や、自身が所属する組織の意思決定プロセスにも、より実践的かつ建設的に関与できるようになります。

ファシリテーション&
ネゴシエーション

対話や交渉の場で、関係者を巻き込みながら価値を創造し、合意形成へと導くスキルを磨く

交渉や対話の場に日常的に関わる弁護士にとって、経験に基づくスキルを体系的に見直し、整理し直すことは、実践力の向上と新たな気づきにつながります。信頼関係を築きながら多様なステークホルダーを巻き込み、対立を超えて価値ある合意を導く力は、企業法務・契約交渉・訴訟対応にとどまらず、自組織内での調整や経営陣との対話の場にも直結する実践的スキルです。この科目では、クライアント企業の利害調整に貢献するだけでなく、自らの組織を前に進めるリーダーシップも磨くことができます。

経営道場

志と人間力を磨き、組織と社会に貢献するリーダーへ

高い志や強い意志、責任感、勇気、そして人間的魅力といった「人間力」を高めることは、クライアント対応やチームマネジメントにおいて求められるリーダーシップの本質的な力を養う上で不可欠です。この科目では、指定された書籍の読書と対話を通じて、深い自己理解を深め、自らの志を涵養していきます。このプロセスを通じて、クライアント企業や自組織の持続的な成長に貢献するリーダーとしての資質を磨くことができます。

卒業後の変化・キャリアアンケート

卒業後のキャリアの変化は?

ポジティブな変化

95.0%

回答者の95.0%が処遇・キャリアの面でポジティブな変化を経験。

自分が思い描くような人生に近づいている?

近づいている

94.6%

回答者の94.6%が自分が思い描く人生に近づいていると実感。

自分の可能性を
信じたい人へ。

仕事の成果につながる実践力を磨くこと。時代の変化に適応する力を得ること。業界・年代の垣根を超えて、多様な仲間に出会うこと。対話を通じて、知らなかった自分に気付くこと。学ぶ機会が卒業後も続くこと。「自分を変えたい」「周りの人を幸せにしたい」「社会の役に立ちたい」というその想いが実現できるように、グロービスは一生涯にわたって皆さんとともに歩み続けます。

さまざまな社会人に選ばれる理由Reasons to be selected by various members of society

よくあるご質問FAQ

  • なぜグロービスは「実践的なMBA」と評価されているのですか?

    「実践的なマネジメント能力」の開発のみならず、リーダーとして成果を上げるために必須の「志」や「人間力」を育むことに徹底してこだわっているためだと考えています。ビジネス界から高く評価され国内最大のビジネススクール(MBAプログラム)となったグロービスの、他校には真似ができない取り組みについては、こちらのページをご覧ください。

  • 仕事と両立できるか不安なのですが、どれぐらいの勉強時間の確保が必要ですか?

    1回の授業に対して、予習で5~8時間、復習で3~5時間を目安としてご案内しています。実際に受講されている方の1週間のスケジュール事例については、こちらのページをご覧ください。

  • グロービスではどのような教員が登壇しているのですか?

    グロービス経営大学院に登壇する教員は、経営に関する体系的な知識はもちろん、経営者やコンサルタントなどの実務経験、専門分野での知見を持ち合わせるプロフェッショナルです。加えて、授業の中で議論をコントロールし、学生の「考える力」を鍛えていくための「高いファシリテーション能力」を有しています。個々の教員の紹介についてはこちらのページからご覧いただけます。

  • 英語MBAプログラムの科目を受講できますか?

    受講できる単位数に上限はありますが、可能です。日本語MBAプログラムの学生は卒業に必要な単位総数の1/3まで、英語MBAプログラムの科目を履修できます。英語MBAプログラムの学生が日本語MBAプログラムの科目を受講する場合も、同様の条件となります。また、英語MBAプログラムの詳細については、こちらのページ(外部ページ)をご覧ください。

  • 受講前に、どのような授業が行われるのか体験できる機会はありますか?

    各キャンパス(東京・大阪・名古屋・福岡・オンライン)、特設キャンパス(仙台、横浜、茨城水戸)にて「体験クラス&説明会」を随時開催しておりますので、ぜひご参加ください。参加費は無料です。開催日程はこちらのページからご確認いただけます。