鶴 厚志さん 鶴 厚志さん

仲間との対話の中で
視野が広がり、
業界発展への貢献を
考えるように。

  • ハンワホームズ株式会社
  • 代表取締役社長

鶴 厚志さんAtsushi Tsuru

PROFILE

近畿大学を卒業後、大手企業への就職が決まっていたが、創業者である父が病に倒れたため、ハンワホームズ株式会社に入社。経営状態が苦しい時代から現在に至るまで、創業家の一員として屋外空間の設計施工業務に従事。現在は代表取締役として、屋外空間全てをトータルでコーディネートするべく事業領域をさらに広げ、「情報」「流通」「設計」「施工」を重要な要素と考え、事業発展を目指している。


※肩書はインタビュー当時のものです

父の力を借りず、自力で経営をできるようになりたい。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

事業承継者である私にとって、父は経営、そして帝王学を学ぶ存在でした。20代後半から30代前半のころ、現場で成果を出せるようになり、当時代表だった父へ積極的に自分の考えを伝えるようになりました。父と議論をするたびに衝突していたのですが、一方で私は「父が敷いてきたレールの上でしか、成果を上げることができていない」ことを認めざるを得ないことも多く、悔しい思いをしていました。

そこで、父の敷いたレール外でも、自らの判断で経営の舵取りができるように、自己研鑽をしようと考えたのです。創業者の長男という立場もあり、年齢を重ねるにつれて、他者から指導を受ける機会も減っていました。また、狭い業界かつ家族経営のため、交流する人たちも限られており、視野狭窄に陥っている自覚もあったため、社外に出て自己研鑽をしようと思ったのです。業界のボーダレス化が進む現代社会において、限定された範囲で培われた視点だけで物事を見ていては、競争に負けてしまうという危機感もありました。

入社以来、「自分から行動をすることが、現状を変える唯一の方法である」という思いを常に持って働いてきたので、現状打破のためにMBA取得を決めました。

学位ではなく、経営に活かせるスキルを得たい。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

当初は、ほかのビジネススクールも含めて検討していました。しかし、グロービスの「体験クラス&説明会」に参加し、多様な業界で働く方々とのディスカッションを通じ、多くの気付きを得たことに衝撃を受け、単科生として「クリティカル・シンキング」を受講することにしました。

優秀な仲間の発言に刺激を受けながら、実務家教員のもとで学ぶのは極めて実践的であり、非常に有意義な経験でした。いかに自分の考え方が凝り固まっていたかを知り、「もっと成長できる」と自分の可能性を感じたのです。

MBAという学位を得ることではなく、「経営実務で活かせるスキルが得られるかどうか」を重視していた私にとって、グロービスでの学び方は希望に合致するものでした。

机上の空論で終わらず、実務に引き寄せた学びを得られる。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

まず、驚くほど優秀な人たちが集まっているという点です。今までは同じ業界の中だけでしか、人的ネットワークがなかったのですが、受講を始めた際、「世の中には、こんなに優秀で高いを持つ人たちがいるのか」と驚いたことを今でも鮮明に覚えています。

そして、教員の皆さんが実務家であることも魅力のひとつです。実務家教員が導く授業は、机上の空論に終始するようなことはなく、常に実務に引き寄せながら議論が展開されます。グロービスは、ケース(企業事例)をつかったディスカッション形式の授業で、意思決定の訓練を数多く行います。その訓練が有意義なものとなるためには、どれだけ実務を意識しながら考えられるかがポイントになります。これは、実務経験が豊富かつ現役のビジネスパーソンが教員でなければ、提供できないと思います。

造園業という古い業界にいる自分は、場違いだと思い込んでいた。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

かつての私は、MBAは高学歴のエリート層が取得する学位だと思っていました。そして、「ビジネススクールには、私のような造園業という古い業界の人はいないだろう」と考えていました。しかし、こうした考えは、単科生として1科目学んでみたことで、勝手な思い込みだったと気付きました。

また、「クリティカル・シンキング」の受講前は、授業についていけるのか、不用意な発言でクラスメートに迷惑をかけないか、といった不安もありました。こうした不安を事務局スタッフの方に相談してみると「多様な立場の意見が、クラスメート全員の学びにつながるので、失敗を恐れず積極的に参加してみてください」と、アドバイスをいただきました。こうした後押しもあり、自信を持って授業に参加し、仲間とディスカッションすることができました。

MBAに興味を持ち始めたのは、30歳前後でした。それから、私はグロービスの門を叩くまでに5年の歳月がかかっています。今では、「なぜもっと早く門を叩かなかったのか」と後悔しています。私が5年もの間悩んだのは、「自分の可能性を信じる」ことができていなかったからだと思います。グロービスの仲間と議論をする中で、「自分も周りの仲間に好影響を与えることができる」と考えられるようになりました。社外の世界で、自分の存在を認められたことは、大きな自信につながりました。今では、自分の可能性を狭めることなく、さまざまなことに挑戦しようと思えるようになりました。

従業員の才能を最大限引きだし、強い組織を作りたい。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

かつての私は、「目の前の仕事をいかにスピーディーにやり遂げるか」という、個人的かつ短期的な視点で仕事をしていました。しかし、グロービスで学び始めたことで、常に「組織として、効率よく成果を最大化するにはどうしたらよいのか」という問いを自らに投げかけるようになりました。その結果、自社の強みを最大化するために、経営理念とビジョンを浸透させると同時に、従業員の仕事へのモチベーションを向上させる取り組みに力を入れ始めました。

創業者のようなポジションパワーを持っていない私にとって、創業者がやってきたようなゼロから何かを生みだすやり方を踏襲しても、うまくいかないということは理解していました。グロービスの学びを実践する中で、私ならではの事業運営方法を模索してきましたが、今では従業員の能力を最大限引きだすことが、私のミッションであると考えるようになりました。

従業員は、経営者の意思決定に対して納得できる説明がないと、本質的な意味を理解できず、仕事に対するモチベーションがあがらないでしょう。今後は、論理的に導きだした根拠を示しながら、「なぜ我々はこの目標を達成すべきなのか」を従業員に丁寧に説明することで、チームで戦える企業に進化させていきたいと思っています。

仲間との対話の中で視野が広がり、業界発展への貢献を考えるように。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?

現在、私が経営する会社はIPO(株式上場)の準備期間に入っています。IPOに挑戦すると決断したのは、グロービスでの学びがあったからです。

企業家リーダーシップ」という科目で、クラスメートと互いの「志」について語り合い、「自分が人生をかけて成し遂げたいことは何か」を深堀して考えたことが、大きく影響しています。将来を見据えて、持続的に自社が発展するためには、業界全体の発展に貢献することが重要だと気付いたのです。さまざまな方法を検討する中で、当社がIPOに挑戦することは、業界全体に大きな成長の可能性を示すことができると考えるようになりました。最近は、グロービスの仲間や教員の方々より、実践的なアドバイスを頂きながら、着々とIPOの準備を進めています。

ほかにも、グロービスの仲間が経営する旅館のリノベーションにもチャレンジしています。コロナ禍でも勝ち抜ける戦略を議論し、施工を当社で請け負うことになりました。また、ほかの仲間とは、当社が運営する小売店「DEPOS(デポス)」のブランディング戦略について、当社の従業員を交えて議論をさせていただく機会を作ることができました。

こうした、ともに学ぶ仲間と学びを実践できる機会がたくさん生まれることも、グロービスの魅力のひとつだと思います。

将来、経営のバトンを渡す立場になった時にも役立つ。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?

入学前より、「絶対に受講する」と決めていた「ファミリービジネス・マネジメント」です。

私は事業承継者の立場として、悩み苦しんだ時代がありましたが、この科目では似た境遇の仲間と議論でき、素晴らしい時間を過ごすことができました。教員や仲間からの学びは、経営者のバトンを受けとる事業承継者の立場としてだけではなく、将来、そのバトンを渡す立場になる時にも役立つ内容ばかりでした。この科目のクラスメートとは今でも大変仲がよく、いつでもリスクフリーで相談ができる関係を築くことができました。

グロービスでの学びは、全ての業界や職種に活かすことができる。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

受講を始めるまで私は、「自分には可能性なんてない」「MBAは、自分とはまったく違う世界にいる人が取得するものだ」と考えていました。きっと皆さんの中にも、このように思っている人はいらっしゃると思います。

これまで私は、社内でキャリアを積んでいけば、ある程度は社会で通用するスキルが身に付くだろうと思っていました。しかし、グロービスに飛び込んでみると、自分が井の中の蛙であることを痛感しました。

グロービスでの学びは、全ての業界や職種に活かすことができます。私の場合、「誰かが業界を変革させる」のを待つのではなく、自分が主役となって「業界を変革させる」と思えるようになりました。そのように思えるようになったのは、経験豊富な教員の皆さんや優秀な仲間たちとの議論を通じて得た「自信」です。

「自分の仕事では、MBAは役に立たない」と思い込んでしまうのは、とてももったいないと思います。まずは、体験クラス&説明会から一歩踏みだしてみてはいかがでしょうか。

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