PROFILE
名古屋工業大学で機械工学を学んだ後、日本特殊陶業株式会社に技術職として入社。生産技術部門に4年間所属し、2022年に広報部門へ異動。企業価値向上および、会社の認知理解・好感共感の醸成に向けて広報戦略を遂行。大切にしていることは「まずは自分が輝くことで周囲も輝く」「選んでもらう組織をつくる、そしてビジネスで勝つ」「Think Big, Act Small」。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
最善のアウトプットを出せるようになりたい。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
社会人としての生活に慣れてきた新卒入社2~3年目のころに「もっと仕事ができるようになりたい」と思うようになったことがきっかけです。当時から私は仕事が好きで、「自分の頭で考え、それを行動に移し、何らかの価値を生みだす」ことにやりがいを感じていました。
しかし、自分のできることが増え、客観的・俯瞰的に物事を捉えられるようになったことで、自分や周囲の仕事の進め方に対して「もっと効率的な方法があるのではないか」と感じるように。「よりよいアウトプットを出すにはどうしたらいいのか?」と仕事の進め方について疑問を抱くようになりました。
そんなとき、ふと頭をよぎったのは「仕事は経営そのもの。経営というと縁遠いものと感じるかもしれないが、規模が違うだけで、あなたの仕事もヒト・モノ・カネをどう使うかでアウトプットが決まる」という上司の言葉でした。この考え方に納得した私は、経営を学ぶことにしました。
相手が誰であっても、リスペクトを持って接してくれる仲間。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
リスペクトにあふれた学びの場であることです。グロービスには業界や職種、役職、年齢が異なる多様な方々が集まっています。衝撃的だったのが、20代半ばで社会人経験も浅い私に対して、人生の先輩方や一流企業で立派な役職に就いている方々が本当にフラットに、そしてリスペクトを持って接してくださることでした。
それぞれが目指すゴールは違えども、「志を探索し、それを実現させるために学ぶ」という共通の目的を持った方が集まるからこそ、こうした文化が醸成されるのだと思います。相手が誰であっても利他の精神と尊敬の気持ちを抱き、悩みを打ち明けて相談し合える一生の仲間ができる。こんなすてきな場は、ほかにないと自信を持って言えます。
単科生制度を活用して、入学前に不安を解消。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
仕事もプライベートも学びも、どれも諦めることなく楽しむことができるのかが懸念点でした。しかし、グロービスには単科生制度があり、大学院(本科)出願の前にいくつかの科目を受講することができます。私もまずは単科生制度を活用して、グロービスの雰囲気や実際の授業を体感することにしました。
単科生として通い始めたことで、各種制度をきちんと理解できただけでなく、切磋琢磨して高め合える仲間ができました。大学院生(本科生)と同じような環境で学び続けたことによって「これなら自分もできる」と自信を持つことができ、出願を決意できました。
思考力が身に付き、伝えたいことが伝わるように。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
視野が広がり、多面的かつ高い視座で物事を捉える思考が身に付きました。本質を見極めながら幅広い時間軸で、目の前の業務や課題に取り組めるようになったと感じています。以前よりも論理的に物事を組み立てられるようになり、資料作成やプレゼンテーションで「伝えたい」ことが「伝わる」頻度も増えてきました。
また、グロービスではアウトプットを重視しており、ただ知識をインプットするのではなく、小さなことでも実践することが求められます。授業での学びを実務で試し、成果につながる成功体験を積み重ねてきたことで、自分に自信が持てるようになりました。今の私にとっては背伸びが必要な業務や取組みに、積極的に挑戦できるようになったことも、大きな変化のひとつです。
どんな話も打ち明けられる大好きなサードプレイス。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
1年次に挑戦したJBCC※のチームメンバー(チーム名:チャレンジャー)との出会いは、私にとって宝物です。
JBCCに取り組んでいた期間は、家族よりもチャレンジャーの仲間と過ごす時間が圧倒的に多く、濃い時間を過ごしました。多くの方々のご支援もあり予選を通過し、ファイナリストとなることができました。しかし最終結果は、3つの特別賞をいただくも優勝・準優勝は逃してしまい、受賞の喜びよりも悔しさのほうが大きかったです。しかし、この悔しさがあったからこそチームの仲がより深まり、JBCC後もこのメンバーでさまざまな挑戦を続ける関係となりました。いつでも仕事やプライベート、学生生活の話ができる、私の大好きなサードプレイスです。
※日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)…日本企業が抱える問題をテーマに、全国のビジネススクール生が課題解決に向けた戦略立案の内容を競い合う国内最大級の大会のこと。
自社の状況に引き寄せて、変革戦略を立案した。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
「ストラテジック・リオーガニゼーション」です。事業再生や組織変革などを扱う展開科目で、これまでの学びを駆使して総合的な実践力を磨く「総合格闘技」のような科目です。
当時、自社は大きな転換点を迎えており、まさに変革に向けて取り組んでいる真っ最中。そんな自社に少しでも貢献したいという想いから、この科目を受講しました。授業では、複数名でグループを作り、ケース(企業事例)の主人公になったつもりで変革戦略を立案します。リアルな経営の現場を体感でき、自社に引き寄せて考えやすく、改めて自社の歴史やコアコンピタンスと向き合うきっかけにもなりました。また、仲間と課題解決に向けて議論する過程も、ひとりでの学びとは異なる発見にあふれており、ワクワクしながら学ぶことができました。
周囲から「前よりもキラキラしている」と言われるように。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
グロービスは、能力開発の機会にあふれ、素晴らしい仲間と出会うことができます。加えて、私からもうひとつの魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。それは、学びを通して自己理解が深まり、新たな発見がある毎日を過ごす中で、自分自身をより好きになれる、ということです。私はグロービスに通い始めてから、周囲の方に「前よりもキラキラ輝いているね」と言っていただけることが増えました。そんな自分のことをうれしく思いますし、自信を持って前向きに色々なことと向き合えるようになりました。
ぜひ一歩踏みだして、新しい自分との出会いや生涯つながることができる最高の仲間とのワクワクする出会いを手にしてください。いつかグロービスで一緒に、キラキラとワクワクを共有し合える日が来ることを楽しみにしています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。