学びを実践して
成果を出し、史上最速で
プロジェクトリーダーに。

MSD株式会社
メディカルアフェアーズ・メディカルリサーチプロジェクトマネジメント

坂本修一朗さんShuichiro Sakamoto

PROFILE

広島大学大学院医歯薬保健学研究科博士課程修了後、外資系製薬会社に入社し、臨床開発職として医療用医薬品の開発に携わる。その後、グロービス経営大学院在学中に新たな環境・職種での挑戦を決意し、同じく外資系製薬会社であるMSD株式会社へ転職。現在は、全ての患者さんへ最適な医療を届けるため、臨床研究のプロジェクトマネジメントに携わっている。

※記事の内容はインタビュー当時のものです

同級生に会って感じた、ビジネスパーソンとしての能力差。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか？

「同年代のビジネスパーソンに負けたくない」と強く思ったことがきっかけです。私は大学院博士課程まで進学したため、大学卒業後に就職した同級生と比べると6年遅れて就職しました。

社会人1年目のとき、ビジネスパーソンとしては先輩にあたる同級生たちと仕事の話をする機会がありました。すでにそれぞれのフィールドで活躍する姿はとても輝いて見えましたが、それと同時に、友人と私との間に圧倒的な能力差があることを痛感したのです。博士課程まで進学したことに後悔はありませんでしたが、自分だけ取り残された気がしました。自らの成長を加速させ、友人たちに追い付き、そして追い越したいと思い、MBA取得を考え始めました。

「何のために働くか」という使命感が、成長を加速させる。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか？

単科生として受講する中で、グロービスでの学びが「ビジネスで成果をあげる能力」に直結すると感じたからです。成果をあげる能力を分解すると「スキル」と「実行力」のかけ算になると考えています。このスキルと実行力の両面を磨くことができるのが、グロービスだと思ったのです。

学びで得た知識やスキル、経験を仕事の成果につなげるためには、実行力が重要です。「自分は仕事を通して何を成し遂げたいのか」といった志や使命感が明確になることで、実行力が高まっていくと私は考えています。グロービスには、世界中のビジネススクールで提供されている「ヒト」「モノ」「カネ」といった分野での学びに加え、「志」を醸成するための科目領域があり、自分が成し遂げたいことについて深く考えることができます。ビジネスパーソンとしての成長を加速させるためには、スキルだけでなく、実行力の向上が必要不可欠だと考え、グロービスを選択しました。

多様性に富んだ価値観や考え方に触れ、視野が広がった。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか？

普段の仕事では会う機会のない教員や学生と、人的ネットワークを築けることです。

教員はいずれもビジネスの第一線で活躍している方ばかりで、幅広い知識と経験を持っています。ともに学ぶ仲間は、業界も職種も役職もそれぞれ異なるため、多様性に富んだ価値観や考え方に触れることができます。同期だけでも1000名以上の仲間と出会うことができるグロービスだからこそ、自分の視野を広げ、これまでとは異なる発想ができるようになりました。

また、多様な方々と交流することで、コミュニケーション能力の向上にもつながりました。バックグラウンドの異なる相手に「どのように話せば伝わるのか」を考える機会が増えたことは、実務で社外の方とコミュニケーションを取る上でも非常に役立っています。

チャンスは、自分に都合のよいタイミングで訪れることはない。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか？

仕事と家庭と学びの両立に対する不安です。当時の私は、部内で最も困難なプロジェクトを担当しており、業務だけでも相当な負担を感じていました。また、出願時は独身でしたが、入学時には結婚を予定していたため、新しい私生活と学びのバランスを取ることに対しても漠然とした不安を抱いていました。

それでも出願を決意したのは、「チャンスは、自分に都合のよいタイミングで訪れることはない」と思ったからです。今後の人生で、仕事も私生活も時間的に余裕ができるタイミングなんていつか分かりません。「グロービスで学びたい」という想いが強い今こそが、学びの効果を最大化できる絶好のチャンスだと考えました。この決断に今も後悔はありません。

学びを実践して成果を出し、史上最速でプロジェクトリーダーに。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか？

重要な課題を特定し、解決するためにチームを先導できるようになりました。これは「クリティカル・シンキング」や「組織行動とリーダーシップ」といった科目を受講したからこそだと思います。「クリティカル・シンキング」では、答えを出すべき問題を特定し打ち手を考える訓練を積むことができましたし、「組織行動とリーダーシップ」では、リーダーはどのように立ち振る舞うべきかを学びました。

これらの学びを活かし、担当プロジェクトで重要な課題を特定、自ら考えた打ち手を実践することでプロジェクト全体の業績を4倍に上げることができたのです。成果を出すために取り組んでいた「チームの進むべき方向の明示」と「メンバーとの丁寧なコミュニケーション」が評価され、新卒社員としては史上最速でプロジェクトリーダーに抜擢されました。

ともに闘う仲間から刺激を受け、挑戦し続けられる。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか？

ともに闘う仲間ができました。グロービスでは学生発案のものを含めると、年間数十個ものイベントが開催されます。基本的に誰でもイベントの運営側になれる機会があり、私も全国のキャンパスの学生や教職員が集うカンファレンス「あすか会議」の学生委員をはじめ、10個以上のイベント運営を経験しました。イベントの企画から実施までの間に、何十時間もの議論を交わすこともありましたが、その分だけ強い絆で結ばれた仲間ができました。その彼ら彼女らが本業でも挑戦し続けている姿を見ると、活躍する場所は違っても、私も負けずに頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

前職のときに、尊敬する先輩や上司が4名同時に異動となり、新卒3年目の私に部内で最も難しいプロジェクトの命運が託されたことがありました。このプレッシャーに負けずに闘い続け、プロジェクトを軌道に乗せることができたのは、グロービスの仲間がいたからです。またその後も、仲間から刺激を受け、新たな挑戦の場を求めて転職に踏み切ることができました。

テクノロジーを活用した課題解決を考えられるようになった。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか？

「テクノベート・シンキング」です。AIやスーパーコンピューター、デジタルデバイスなどの急激な進化により、第四次産業革命が起きているとも言われる昨今で、自分はどのように働いていくべきかを考えるきっかけになりました。授業では、プログラミングを通して、コンピューターができることを実体験として学ぶことができます。これにより、コンピューターと人の得手不得手を明確に理解でき、その上でテクノロジーを活用してどのように課題解決をしていくかを考えられるようになりました。

実務ではビッグデータを用いた解析を行うことも多く、これまではプログラミングに関してはプログラマーの方々に丸投げしてしまっている状態でした。そのため準備段階での意思疎通がうまくできず、プログラムを実行しても自分が得たい結果と異なるものが出てくることもありました。「テクノベート・シンキング」受講後は、「今回の解析ではどのようなアルゴリズムを組む必要があるのか？」と自身で考えられるようになりました。そしてそれをベースにプログラマーの方々と協議することで、受講前よりもスムーズな意思疎通ができるようになり、ビッグデータを取り扱う業務の効率が上がりました。

グロービスの仲間となら、どんな困難もきっと乗り越えられる。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

このページをご覧の皆さんの中には、受講に対して何かしらの不安を抱いている方がいらっしゃると思います。私も「勉強」と「仕事・家庭」を両立できるか不安がありました。しかし、グロービスにはその不安を乗り越え、笑顔で卒業された先輩が何千名もいます。この事実が、「自分にもできる」と勇気を与えてくれました。

ひとりでは乗り越えられそうにない場面に遭遇しても大丈夫です。同じように挑戦し、一緒に励まし合える仲間がグロービスにはたくさんいます。みんなで一緒なら、どんな困難もきっと乗り越えられます。ぜひ、新たな一歩を踏みだしてみてください。

体験クラス＆説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス＆説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み（各種制度や具体的なスケジュール）もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材（ケースやテキスト、参考書）をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。