PROFILE
大学卒業後、新卒で国内小売企業に入社。店舗での役職者を経て、新卒採用部に異動。1年間で500人以上の学生と面接・面談を実施。加えて、採用に関する新しいサービスに関わっている。グロービス経営大学院卒業後は社内のグローバル人材として選定され、グローバル分野においても知見を深めている。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
周りの友人と自分を比べて、不安や焦りを抱いていた。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
新卒で入社してから約3年が経ち、今後のキャリアへの悩みが増えたことがきっかけです。当時の私は、周りの友人が仕事を楽しんでいる様子を聞いて、不安や焦りを感じていました。また、なんとなく将来やってみたいことはあったものの、ビジネスの知識を十分に持っていなかったため、きちんと学んでから改めて今後のキャリアを考えようと思ったのです。
当時はコロナ禍で、家で過ごす時間が増えたこともあり、これまで趣味に使っていた時間を自身の成長につながる学びに投資しようと考えました。そこで、大学生の頃から気になっていたMBAについて調べるようになったのです。
仕事の状況に合わせて、学ぶスタイルを柔軟に変えられる。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
ひとつ懸念していたことは、「今学ぶべきか」ということでした。グロービスの事務局の方に「キャリアを重ねてからのほうが、学びも深まるのではないか」と相談したところ、真摯に相談に乗ってくださいました。「早く学び始めるほうがアウトプットできる期間が長くなり、学びを自分のものにできる」というアドバイスが後押しになり、グロービスで学ぶことを決意しました。
また、転勤が多くシフト制の仕事だったので、働きながら通い続けることができるのか不安を抱いていました。しかし、グロービスはキャンパスが複数あるだけでなく、オンラインで授業を受けたり、別のクラスに振り替えて受講したりすることができます。このように、仕事の状況に合わせて学びのスタイルを変えられることも魅力的でした。
社外メンターを見つけたり、新しいつながりを広げたりできる。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
インプット中心の授業ではなく、ディスカッションを通じた実践的な学びであることが魅力のひとつです。授業では、自分が予習の際に考えてきたことをクラスメートと議論していきます。さまざまな意見に触れる中で、ほかの人の違った視点から考えを広げていくことができました。
また、多種多様なビジネスパーソンが集まるグロービスの人的ネットワークを活かして、社外メンターを探したり、新たなつながりを広げたりすることができます。国内最大のMBAだからこそ、他校と比較してもその機会はとくに多いと思います。社内の人にはできないような相談に乗ってくれる仲間がいることは、とても心強いことだと思います。
課題と仮説を行き来しながら、提案内容を考えられるように。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
顧客の課題をしっかりと理解し、それに基づいた提案ができるようになったこと。また、ひとりで抱え込まずに、周囲を巻き込んで解決策を探す力がついたことです。
店舗で働いていたころ、以前は上司の指示をもとに顧客への提案内容を考えていました。しかし、グロービスでさまざまなフレームワークや考え方を学んだことで、「顧客は今どのような状態で、根本的な課題はどこにあるのか」を考えたり、市場の状況を踏まえて課題と仮説を行き来したりできるようになりました。今までは「何から考えたらよいか分からない」という状態でしたが、どこが分からないのかが明確になったことも、自分にとってひとつの成長だと感じています。まだまだ完璧ではないですが、これからも学んだ枠組みを自分のものにし、さらに深めていきたいと思います。
また、以前は自分ひとりで解決しようとして抱え込み、うまく周りを巻き込めずにいました。「組織行動とリーダーシップ」「パワーと影響力」といったヒト系の科目を受講したことで、周りの人と協働しながら成果を出す方法をより上手に活用できるようになりました。自分が所属するチームや上司との関係で、どのように振る舞うかを見極め、フォロワーシップを適切に発揮できるようにもなったと思います。
卒業後もつながり続ける、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間たち。
グロービス生のつながりから、新たなチャレンジの機会に恵まれた。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
困ったときに頼れる仲間と、自身の成長機会となる社外活動の機会です。
とくにあすか会議での実行委員としての経験が、人的ネットワークを広げるきっかけになりました。あすか会議に向けて約半年間、全力でともに取り組んだ仲間だからこそ、卒業した今でもつながりがあります。仕事がうまくいかず悩んでいたときに、1on1を通して相談相手になってくれる人もいました。その経験をきっかけにコーチングに興味を抱き、今では自身もコーチングの勉強を始めています。卒業してからは、プロボノ※や新しい学びに手を伸ばしていますが、これも全てグロービスで出会った仲間たちとのつながりから始まったことです。
※プロボノ…社会的な目的に向け、ビジネス上のスキルや専門知識を活かして取り組むボランティア活動のこと。
普段の仕事では経験できない、リアルな学びを得た。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
「研究・起業プロジェクト」です。この科目は、教員ではなく私たち学生が半年かけて主導して進めていく点が、ほかと大きく異なります。自分たちで研究を進める中で、さまざまな会社のトップで活躍されている方にインタビューを行いました。仕事ではなかなか体験できないことで、自分にとって貴重な経験でした。普段聞くことのできない事業の裏側や難所、それらの乗り越え方について、リアルな知見を得ることができました。
今の小さな勇気が、これからの未来を大きく変える。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。