協業する海外のスタッフとも
相互理解を得ながら、仕事と
勉強の両立を模索する。

ルネサスエレクトロニクス株式会社
IoT・インフラ事業本部・Sr Staff Digital Engineer

増永愛子さんAiko Masunaga

PROFILE

大学院（情報科学専攻）卒業後、NECエレクトロニクスに入社。IoT関連の半導体の回路設計・検証業務に携わる。半導体で世の中を更に便利に良くしたいという思いを持つ。目標に向けて、エンジニア＋αの力を身に付けるためグロービス経営大学院に入学。2児の母。

※記事の内容はインタビュー当時のものです

エンジニアとして、顧客の思いに寄り添うためにMBAを選択。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか？

半導体メーカーに入社し、エンジニアとして働く中で、少しずつ自分の価値について考えるようになりました。社内にはスキルの高いエンジニアが多く、私は果たしてこの土俵で戦うべきなのか、と疑問を持ち始めます。

そこで、自分が本当にやりたいことは何かと考えた結果、顧客の思いに寄り添えるような製品を創りたいという答えに辿り着きました。そこで、エンジニアのスキルに加え、ビジネスの体系的な知識やスキルを習得できれば、人々に役立つ半導体を創るための強みになると考え、MBAの取得を決めました。

育児と仕事を両立しながら、次のステップへ。

なぜグロービスのオンラインクラスを選択されたのでしょうか？

単科生として学び始めた当時、2人の子どもたちはまだ保育園に通っていました。とくに下の子は喘息持ちのため、体調を崩すとすぐにお迎えに行く必要がありました。育児と仕事だけでも精一杯という状態でしたが、それでも次のステップへ進むために学びたいという気持ちは変わりませんでした。

こうした状況でも学べる方法はないかと探した結果、保育園からのお迎えの後、授業開始時刻のギリギリまで子どもの相手ができるオンラインクラスに辿り着きました。できないことを並べるのではなく、どうすればできるか考えた結果、グロービスを選ぶことになったのです。

出張や帰省のときも、柔軟に対応できる。

グロービスのオンラインクラスで学ぶ魅力は何でしょうか？

場所を選ばずに受講できることは大きな魅力です。仕事で海外に行くこともあるのですが、フライトの時間と重ならなければ、日本以外の国からも授業に参加できます。

また子どもたちを連れて帰省する際もオンラインの場合は実家からでも受講できるので、授業の日程を気にすることなく休みを取れ、時間を有効に使えると感じています。

協業する海外のスタッフとも相互理解を得ながら、仕事と勉強の両立を模索する。

学びをスタートするにあたっての懸念点をどのように解消されましたか？

私の懸念点は、とにかく時間が足りないことでした。受講を始める前に、育児・家事・仕事・勉強の優先順位をどうするか決めました。そして、家事を減らすことを決め、さまざまな家電や家事代行サービスを活用し、極力家事の時間を削減しています。

また、同僚にも「この時間は授業だから打ち合わせや問い合わせに対応できない」と伝えています。海外のスタッフたちは育児や勉強をしながら働くエンジニアが多いため、育児や学業で離席することが多くても、当たり前のように受け入れてくれるので、とても助かっています。

壁にぶつかるたびに授業での学びを振り返り、経営層との会話もスムーズに。

学び始めた後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか？

何をすべきなのかを常に意識し、どう行動すべきかを考え、実際の行動に移せるようになりました。

今までは何か問題を見つけても、自分本位の意見で物事を考えていましたが、今はまず事象に対して、外部と内部の環境分析を行った後に、どう行動する必要があるのかを考え行動しています。壁にぶつかることも多いのですが、そのたびに関連する授業のノートを見返し学んだことを取り入れて乗り越えるようにしています。

経営層とのコミュニケーションにも変化を感じています。役員の方々と会話する際には、エンジニアとしての知識や経験だけではなく、グロービスで学んだ内容を織り交ぜることで、以前に比べ半導体ビジネスを俯瞰的に捉えた会話ができるようになったと感じています。

仲間や教員から刺激を受け、新たな一歩が踏みだせた。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか？

授業を受けるたびに、仲間や教員からたくさんの刺激を受け、「負けてられない。自分ももっと前に進まなければ」という気持ちになります。

グロービスの学生の皆さんは、さまざまなビジネス課題に向き合い、その解決に奮闘しながら受講されています。そのため、「自分ももっとできる」と、背中を押してもらう機会がとても多く、自然と前向きな自分に変化していくのです。グロービスで学び始める前は考えられなかったのですが、私も自ら社内でタスクフォースを立ち上げ、今はリーダーとして従事しています。

多くの刺激を与えてくれる仲間たちや背中を押してくれる教員の方々に恵まれ、新たな一歩が踏みだせている今にとても感謝しています。

自身の認識を改め、文化に寄り添いながら業務ができるように。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか？

「異文化マネジメント」です。エンジニアの仕事をしていますが、日本の人口動態から、いよいよ国内リソースだけでは開発ができない状況も見えてきました。そのために海外リソースの活用を進めていますが、品質や日程に問題があり、うまくいかないことが多々あります。私自身、受講する前は「なぜ彼ら、彼女らでは遂行が難しいのか」と疑問を持っていました。しかし、この科目を受講し、大きく意識が変わりました。日本で生まれ育ち、日本の考えが当たり前という認識が間違っていたと、気付くことができたのです。今はこの科目で学んだことを活かし、彼ら、彼女らの文化に寄り添いながら業務を遂行しています。

悩んでいる間にも時間は過ぎる。後悔を恐れず新たな一歩を。

グロービスで学ぶことを考えている皆さんにメッセージをお願いします。

まずは単科生として1科目からチャレンジすることをおすすめします。受講を検討している方は、仕事や家事で毎日忙しい日々を送っている方が多いのではないでしょうか。しかし、悩んでいる間に時間はどんどん過ぎていきます。迷っているのであればまずは行動してみて、グロービスでの学びが自分に必要なのかどうか、自分の目で確かめてみてください。後悔を恐れず、ぜひ新たな一歩を踏みだしてほしいと思います。

体験クラス＆説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス＆説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み（各種制度や具体的なスケジュール）もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材（ケースやテキスト、参考書）をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。