根拠のある自信を手に入れ、
新たな挑戦への不安が消えた。
- サイボウズ株式会社
- ビジネスマーケティング本部 BPM部
菅原 詩穂さんShiho Sugawara
PROFILE
上智大学経済学部経済学科を卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入行。市場部門にてシステム企画業務に従事。その後、楽天株式会社に転職し、楽天市場の事業企画に携わる。2021年よりサイボウズ株式会社にてプロダクトマーケティング業務に従事。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
環境や経験に依存しないスキルを身に付けたかった。
学び始めようと考えたきっかけや動機は何でしょうか?
社会人5年目で初めて転職した際、自分の無力さに気付かされたことがきっかけです。新しい職場でこれまでの経験を活かそうと張りきっていたものの、思うように成果が出せず悔しい日々が続きました。
なぜ成果が出せなかったのか。それは自分がこれまでスキルだと思っていたものが、限られた環境でしか発揮できないものだったからです。この挫折をきっかけに、環境や経験に依存しないスキルを身に付け、周りから「この人と一緒に仕事をしたい」と思われる人になりたいと考えるように。
当時、最も課題感を抱いていた論理的思考から取り組もうと書籍を読み始めたものの、なかなか身に付かず悶々としていました。そんなとき、グロービスの「クリティカル・シンキング」の存在を知り、まずは体験クラスに参加してみようと思ったことが学びの始まりです。
学びたい気持ちを後押ししてくれる制度。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
「単科生制度」と「ディスカッション中心の授業スタイル」の2点がグロービスを選択した大きな理由です。学ぶ決意をしたものの、最初は「時間を捻出できるのか」「授業についていけるのか」と不安でいっぱいでした。そんな自分を後押ししてくれたのが、単科生制度です。この制度は関心のある科目を1科目から受講できるため、抱いていた不安を払拭できるのか、自分で確認することができます。また、大学院(本科)へ入学した際には、単科生の間に修得した単位が卒業に必要な単位として認められます。学びたい気持ちはあるものの、なかなか一歩が踏みだせなかった自分にとって非常にありがたい制度でした。
そしてグロービスの授業はディスカッション中心で、積極的な発言が求められます。自分の言葉でアウトプットする機会が豊富にあるため、学びがしっかりと定着するのも大きな魅力です。
お互いに助け合いながら、みんなで成長するカルチャー。
漠然とした興味が、確かな成長意欲に変わった。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
単科生として始めたグロービスでの学びが楽しかったこと、そして経営全般の知識を身に付け多角的な視点で仕事に取り組みたかったことが理由です。
会社の上司や先輩がMBAを取得していたため、漠然とした興味はあったものの、実際に自分が取得できるとは思っていませんでした。しかし、興味本位で申し込み、「クリティカル・シンキング」からスタートした単科生生活が想像以上に楽しく、もっと学びたい、知りたいと思うようになりました。そして、さまざまな科目を受講するたびに経営者の視点で物事を考えられるようになり、担当プロジェクトを前に進めるためにバリューチェーン全体をどう動かしていくかを意識できるように。これらの体験を通じて、漠然とした興味が確かな成長意欲に変わり、MBA取得の道を選びました。
忙しくても、働きながら学ぶことにはメリットがある。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
「仕事と両立できるのか」「授業についていけるのか」という不安を抱いていました。仕事との両立については、単科生期間に生活リズムを少しずつ作ることで解決しました。具体的には、一日の学習時間を決め、隙間時間を見つけて予習や復習にあてる習慣を身に付けたことです。最初は苦戦しましたが、徐々に慣れ、時間のつかい方が上手くなったと感じます。また、忙しくても仕事をしながら学ぶことは、授業での気付きをすぐに実務に活かすことができるので、むしろメリットだったと思います。
授業についていけるのかについては、各クラスで開催される学生同士の勉強会に積極的に参加することで、次の授業までにモヤモヤを解消するようにしました。勉強会やクラスごとに開設されるディスカッションボードで疑問を投げ掛けるとクラスメートが答えてくれたり、モヤモヤが晴れるまで一緒に考えてくれたりするので、孤独な戦いになることがまったくありませんでした。
根拠のある自信を手に入れ、新たな挑戦への不安が消えた。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
新しい挑戦への不安がなくなり、何事にも自信を持って挑めるようになりました。この自信は、インプットした知識を授業中の発言や予習アサインメント、レポート、勉強会での議論などを通じてアウトプットすることで得られたものだと感じています。
こうしたサイクルを何度も繰り返し回すことで、思考の質が向上していることを実感。その結果、仕事でも学びが活きる場面が多々あり、学びと実務という点と点が線でつながっていく感覚を味わうことができました。自分が対応できることが増え、任される仕事の幅もグンと広がりました。また、根拠のある自信を身に付けたことで、未経験の分野でも自ら手を挙げて積極的に仕事を取りに行くようになりました。
「何をやるか」ではなく、「誰とやるか」。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
「この人たちと一緒に何かを生みだしたい」と思える仲間に出会えたことです。在学中は学内外でグループワークに取り組む機会がいくつかあります。私は年齢もバックグラウンドも違う仲間と「日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)※」に参加しました。
これらの取り組みは、会社のプロジェクトとは異なり、ともに活動するメンバー内に該当分野に詳しい人が必ずしもいるわけではないので、未知の領域に対して全員で知恵を絞る必要があります。そうした状況下でも途中で投げださず、切磋琢磨しながら最後まで走りきる経験ができました。この経験を通じて気付いたのは、「何をやるか」ではなく、「誰とやるか」が非常に重要だということです。そして、そう思わせてくれる仲間に出会えたのも、人的ネットワークを大切にするグロービスだったからこそだと実感しています。
※日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)…日本企業が抱える問題をテーマに、全国のビジネススクール生が課題解決に向けた戦略立案の内容を競い合う国内最大級の大会のこと。
会議でのコミュニケーションや資料作成の質が上がっていることを実感。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
「ファシリテーション&ネゴシエーション」です。この科目は社内の会議や社外の人たちとの商談に関するケース(企業事例)に沿ってロールプレイを繰り返すことで、関係者と合意形成を図る上での考え方やスキルを学ぶことができます。
実務では、集まることが目的になった会議、議題が定まっていない会議がいくつかあったのですが、その問題をどう解決すればよいかと悩んでいました。この科目を受講したことで、ファシリテーションの基本スキルから、会議を通して得られるリターンを最大化するために何をすべきかなど、幅広く学ぶことができ、解決方法を身につけることができました。
この科目は授業で学んだ内容は翌日からすぐ実務で活かせる内容が多く、会議の質が大きく変化していくことを感じることができます。日々のコミュニケーションや資料作成にも活かせるため、受講から1年以上経過した今でも、強く印象に残っている科目です。
学び始めることに、年齢も職業も経験も関係ない。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
少しでもグロービスに興味を持っているなら、ぜひ飛び込んでみてください。MBAと聞くとハードルが高く、自分にやり遂げられるのか、という不安を感じる方もいると思います。しかし、学び始めることに年齢も職業も経験も関係ありません。
何かを変えたいと思うなら、まずは体験クラスや単科生から一歩を踏みだすことをおすすめします。同じように悩んだ仲間がそこにいて、支え合い刺激し合いながら学ぶ楽しさを知ることができます。皆さんと一緒にグロービスで学べる日を楽しみにしています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。