PROFILE
東京造形大学造形学部デザイン学科インダストリアルデザイン専攻を卒業後、自動車メーカー勤務を経て、2017年に大手機械メーカー入社。主に海外市場向け機器の製品デザインを行う。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
今後、デザイナーには事業戦略構築の最上流への参画が求められる。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
私を含め、伝統的なデザイン教育を受けたデザイナーは、顧客の体験を熟考し、問題解決のためのアイデアを生み出し、巧みな技術で表現する方法をデザインスクールで訓練してきました。これらの能力は企業内において、色や形の最適化など「狭義のデザイン」には活かされてきました。しかし、第四次産業革命以降、重要な経営資源のひとつとして「デザイン」への注目が高まっています。それに伴い、企業で働くデザイナーには今後、事業戦略構築の最上流への参画が求められています。
私は、「デザイン」で日本のモノづくりの競争力を高めたいと考えています。そのために、自身のコア能力であるデザイン力を支える経営判断能力をMBAで体系的に学び、鍛えたいと考えました。
日本で最も社会人に選ばれているMBA。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
最新のビジネス動向や今後求められる知識をいち早く取り入れたカリキュラム構成、多忙なビジネスパーソンが働きながらも学習に打ち込める環境づくりへの工夫が素晴らしいと感じたからです。私自身も、海外出張業務が入った際に、授業の振替制度やオンラインでの受講などを最大限に活用し、学びを継続しています。
グロービスが日本で最も社会人に選ばれているMBAであるというのも、選択理由のひとつです。量質転化の法則を踏まえると、よい学校であることは間違いないと考えました。実際に入学後、学生一人ひとりの要望を瞬時に取り入れて改善し、学びの質を高めようとする教員陣や事務局の対応に驚かされました。
みな全力で働きながら、全力で学ぶ仲間ばかり。
ビジネススクールに受け入れてもらえるのか不安だった。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
クリエイティブな分野を専門としている人間が、ビジネススクールに受け入れてもらえるのだろうかと心配していました。まず単科生として、1科目だけトライしたのはそのためです。しかし、いざ門を叩いてみると、壁を感じることはまったくありませんでした。
グロービスは、BTC(Business・Technology・Creative)型人材の育成に着目し、クリエイティブやテクノロジーを経営的な視点と結びつけることを意識したカリキュラムが構築されていますし、専門分野に違いはあれ、グロービスに集まる仲間たちはみな実現したい志をもった人たちばかりで、違和感を抱くことはありませんでした。
ビジネス全体の仕組みを考慮したうえで、製品のあり方を考えるように。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
これまでの自分は、製品デザイナーという職業柄、「モノ」を中心にビジネスを考えてきました。しかし、授業を通して「ヒト」や「カネ」の視点が加わったことで、ビジネス全体の仕組みを考慮したうえで、製品のあり方を捉えられるようになりました。
「モノ」づくりを上位視点から捉えるためには、人事戦略や財務戦略の知識も不可欠です。スモールチームで短期間に「モノ」のアウトプットを求められる際も、こうした知識を活用し、まずはうまくいくための仕組みを整えるクセがついたことが大きな変化だと思います。
グロービスなら、実践に重きをおいた最新の教育が受けられる。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
MBAで学ぶ内容は、ビジネスパーソンを支える基本スキルの組み合わせです。この先も仕事を続けていこうと考えているなら、一定期間を学びに投資し、体系的なビジネス知識を早めに身につけておくほうがよいと思います。なぜなら、スキルの修得は早ければ早いほど、それらを活かせる期間が長く、より多くのリターンを得られる可能性が高まるからです。
グロービスでは、実践に重きをおいた最新の教育が受けられますし、モデルケースとなるような第一線の実務家教員が、自身の経験を踏まえて授業を進めてくれます。実践力を磨きたいなら、グロービスをおすすめします。ともに切磋琢磨し、成長しましょう。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。