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  • ◆卒業後~MBAを終えて~

2021年3月16日 13:30

【卒業後~MBAを終えて~】私がグロービスMBAを通じて、経営知識を超えて手に入れたもの

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【名前】増谷 恵梨子

【勤務先】トヨタ自動車株式会社

【入学年】2018年


<自己紹介>

大学卒業後、トヨタ自動車(株)にて、海外向け新型車商品企画を担当。入社5年目に研修制度にてブラジル赴任。帰国後アジア、中南米向けの事業企画・商品企画に携わったのち、2021年よりアルゼンチン赴任。2018年グロービス経営大学院入学、2020年卒業。

■会社の苦しい局面で、何もできなかった自分に感じたもどかしさ

入社5年目に1年間ブラジルに赴任しました。当時のブラジル経済は疲弊しており、会社も苦しい状況でした。私を助けてくれる優しいローカルスタッフたちも、自社の状況に不安を抱いていました。「目の前にいる人たちを幸せにするために、会社を良くしたい。そのためには自分に何ができるのか?」と考えた時、自分の引き出しがあまりにも少ないことに気づきました。

それまでがむしゃらに目の前の仕事をこなしてきましたが、直接実務で関わる機会が少ない財務・会計や、人事組織分野には手も足も出ません。また担当のマーケティング分野についても、自社で定着している方法が本当に妥当なのか不安もありました。

そのような中で、同世代のローカルスタッフがビジネススクールに通って勉強していることを知りました。「世界には働きながら学ぶ人がいる。私もやってみよう」と、帰国後にグロービスの単科受講を開始しました。

最初に受講したクリティカル・シンキングで学んだ思考法は、翌日から実務に使える実践的なものでした。フレームワークを使うことで、それまでのがむしゃらな思考から抜け出し、思考のスピードを一気に上げられる実感がありました。また、クラスメイトとのディスカッションを通じて、視野狭窄にならず思考を広げられました。その後、マーケティング・経営戦略基礎アカウンティング基礎ファイナンス基礎を受講しましたが、どれも自分のやりたいことを実践する上で、身に付けておくべき必須のスキルだと感じました。


当時の私は20代であったため、時間とお金を投資するのは本当に今なのか、まだ早いのではないかと悩むこともありました。しかし、米国の主要大学MBAの平均年齢は27~28歳であることを知り、「全然早くない、むしろ今なんだ!」と考え、将来の自分への投資を決めました。グロービスでは、今の仕事を続けながら学ぶことができます。また、欠席した授業を別日程の授業に振り替えて受講でき、国内主要都市にキャンパスがあるため転勤等があっても転校して学び続けられます。さらに、オンラインでも通学クラスと同様に多様な仲間とディスカッションしながら学べます。このような環境があればライフプランに変化があっても学び続けられるため、安心して一歩踏み出すことができました。

ビジネスの王道的知識に加え、リーダーシップやチームワークのポイントも学べたMBAライフ

私の場合、まずは自分の引き出しを増やすことに注力しようと、苦手意識の強かったカネ系科目やテクノベート科目(※テクノロジーをビジネスに応用する力を鍛える科目)を中心に受講しました。グロービスでは、様々なケースを通じて広範な知識を学びますが、それだけでなく経営者の立場になって「自分ならどうするか?」と考え抜くトレーニングをひたすら繰り返します。そして、視野が広がった後に気づいたのは、会社を成長させるのも衰退させるのも、最後は人の志次第だということです。ストラテジック・リオーガニゼーションファイナンシャル・リオーガニゼーションでは、リーダーの姿勢によって経営を左右したケースを多く扱います。自分の価値観に基づいて考え尽くし判断するという模擬体験を通じて、知識を持っているだけでは足りず、自分の軸を持つことの重要性にも気づかされました。

グロービスでは自分なりの軸を育むために、過去や現在の自分と向き合う科目があります。志科目を通じて、これまでの人生で最も自分自身と向き合いました。自己理解を深め、自分の判断に確信が持てれば、行動の原動力になります。また、自分の弱みやコンプレックスを理解しておくことで、仲間に協力を求めやすくなり、自分の志がブレるリスクを減らすことができます。不完全な自分に引け目を感じ、肩肘張っていた姿勢が徐々に解け、自分のやりたいことに確信を持てるようになりました。

さらに、クラス中のグループワークやJBCCなどの課外活動を通じて、チームを組成して成果物を仕上げる機会がたくさんありました。優秀な人が集まったからといってチームのパフォーマンスが最大化されるとは限らないこと、逆に上手く機能すれば個人の何倍もの大きな成果が得られることを何度も実感しました。会社ではいち実務者であった私が、チームワークの可能性の大きさに夢中になり、突き詰めてやってみたいと思った結果「研究プロジェクト」にチャレンジするに至りました。約6か月間、担当講師と4人の仲間と何度もやり直し議論を深めながら、日本文化・日本酒産業のサステイナブルなビジネスをテーマに事業計画を描き切りました。自社の環境とは異なり、多様なバックグラウンドを持つ仲間とともに考え抜いた経験は、視野を一層広げるきっかけになりました。

武器は手に入った。実践の時、現場でのチャレンジは続く

グロービス卒業後も中南米の商品事業企画の仕事を担当し、2021年よりアルゼンチンに赴任しています。入学前にブラジルでぶつかった、自分の知識のなさ・自信のなさを克服し、考える引き出しを持てている実感があります。自分が経営者ならどう判断・行動するかという思考を巡らせながら、関係者をどう巻き込んで成果を出すか、日々試行錯誤しています。以前の自分と比較すると、自ら考える習慣がつき、自分の軸を持ちながら社内で方向性を確認したり、仲間の協力を得たりする「推進力」が身についたと実感しています。現場に再度戻ってきた今、学びをいかに発揮し、事業の将来に布石を打てるか、実践の日々です。

また、研究プロジェクトで描いた事業計画を実現すべく、チームメンバーとともに起業しました。企業勤めをしながらも、実際に自分が経営者として事業を作り出すチャレンジも続けています。自分自身が想像もしていなかったチャレンジの機会に恵まれたのも、グロービスの仲間との出会いがあったからだと思います。

■最後に

グロービスでの経験を通じて、経営スキルはもちろんのこと、想像していた以上に自分ひとりの力では成しえなかったチャレンジの機会に恵まれました。今の自分に悩んでいる方には、ぜひグロービスの学びにチャレンジしてみてほしいです。