原田 妙子さん 原田 妙子さん

ライフステージが変化しても、
学び続けられる
環境が整っている。

  • 旭化成ライフサイエンス株式会社
  • 事業開発室

原田 妙子さんTaeko Harada

PROFILE

国際基督教大学卒業後、旭化成株式会社入社。ヘルスケア領域で営業、マーケティング、経営企画に携わる。2019年にグロービス経営大学院入学。同年、家族の海外転勤をきっかけに米国に転居し、現地で出産。現在は帰国・復職し、事業開発を担当。


※記事の内容はインタビュー当時のものです

異動先で突き当たった壁。根拠ある提案力を磨きたかった。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

きっかけは、経営企画部への異動でした。これまで営業やマーケティングに携わってきたのですが、経営企画では全社的な視点で事業を捉えて、将来を見据えた戦略提案が求められます。ところが、これまでの経験だけでは裏付けが弱く、上層部への提案に十分な説得力を持たせられないと痛感する場面がありました。

もっと高い視座で考え、確かな根拠をもって提案できる力を身に付けたい。そう強く意識するようになり、体系的に経営を学ぶために、MBAを検討し始めました。

まずは単科生として一科目から学び始めました。すると、学んだ理論をすぐに実務に活かせる手応えがあり、会議での発言にも以前より自信が持てるようになりました。また、教員や多様なバックグラウンドを持つクラスメートとの議論を通じて、自分にはなかった視点や思考法に触れることができ、大きな刺激を受けました。

 こうした経験の積み重ねから「もっと幅広く学びたい」「自分をさらに成長させたい」という思いが強まり、大学院(本科)への進学を決意しました。

原田 妙子さん

ライフステージが変化しても、学び続けられる環境が整っている。

なぜグロービスのオンラインクラスを選択されたのでしょうか?

グロービスには全国各地にキャンパスがあるだけでなく、オンラインクラスも充実しています。転勤や転居といった環境の変化があっても学びを継続できる点に、大きな魅力を感じました。

実際、私は本科進学を東京校での受講を前提に決めていたのですが、その直後に家族の海外転勤が決まり、アメリカへ渡ることになりました。さらに渡米後には出産を経験し、ライフステージが目まぐるしく変化しました。入学前にはまったく想定していなかった出来事でしたが、オンラインクラスという柔軟な選択肢があったおかげで、「学びたい」という思いを諦めることなく、自分のペースで学び続けることができました。

ディスカッション中心の授業は、オンラインであっても対面クラスと同じように白熱します。多様な背景を持つクラスメートと意見を交わす中で、一体感や刺激を強く感じられるのは、グロービスならではの学びの醍醐味だと思います。通学と変わらない充実感を、場所や時間の制約を超えて得られることに改めて驚かされました。

社会人は転勤・転居や出産・育児といったライフイベントによって環境が大きく変わることが少なくありません。そんな中でも、自分の意思で学び続けられる選択肢があることは、非常にありがたく、そして心強い存在です。

学びの熱量と仲間との絆は、オンラインでも変わらない。

グロービスのオンラインクラスで学ぶ魅力は何でしょうか?

1つ目は、熱量の高いディスカッションベースの授業を、オンラインでも受けられることです。私は単科生のときは通学で受講し、その後オンラインクラスに切り替えました。当初はオンラインだと、対面で感じたあの熱気や、クラス全員で課題を深く掘り下げる一体感が薄れてしまうのではないかと不安を抱いていました。しかし実際はその逆で、オンラインでも一方通行の授業ではなく、双方向のやり取りが展開され、ライブ感あふれる授業に引き込まれました。画面越しでも対面に劣らない臨場感と緊張感があり、時間や場所を超えて集中して学べるのは、グロービスのオンラインクラスならではの魅力です。

2つ目は、多様な仲間とつながり、広いネットワークを築ける点です。私は在学中、育休での休職や海外転居、育児、さらにはコロナ禍による外出制限といった環境変化が重なり、社会から取り残されているような感覚を覚えることもありました。そんな中、グロービスを通じて海外在住の方や産休・育休中の方と出会い、励まし合える仲間ができたことで、孤独感は和らぎ、前向きに学び続けることができました。授業だけでなく、学事行事や公認クラブのイベントなど、場を超えてつながりを築ける仕組みがあるからこそ、予期せぬ環境変化の中でも支えとなり、とても心強く感じました。

グロービスでの学びと仲間たちの存在が、不安を自信に変えてくれた。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

卒業と同時に帰国し、職場に復帰しました。帯同休職や育休で3年間仕事から離れていたため、復職に際しては不安もありましたが、実際に復帰してみると想像していたよりもスムーズでした。大きな理由は、休職中も学びを継続していたことが自信につながっていたこと、そして公認クラブ「グロービス・ワーキングペアレンツ・クラブ」※で築いた仲間とのネットワークが復職時の心強い支えとなっていたことでした。

復職後は経営企画部から事業開発室へ異動し、事業評価や企業評価に関わる業務が中心となりました。そこでは、グロービスで学んだ経営戦略やファイナンスの知識を実務に活かす機会に恵まれています。学んだことを仕事に応用することで、単なる理論にとどまらず、実践の場で成果につなげられる実感を得ています。

一方で、これまで得た学びを活かすだけでなく、新たな知識やスキルを積極的に取り入れることが、業務の精度や判断力の向上につながると強く感じています。こうした姿勢を支えているのが、グロービスで培った「学び続ける習慣」です。学び続けることが、行動や意思決定の基盤として根づいているからこそ、環境の変化に左右されず、前向きに挑戦できる自分でいられるのだと思います。

※公認クラブ:グロービスで共通の目的や関心を持つ学生・卒業生が、自主的に学びや経験を深めながら交流するクラブ活動。グロービス・ワーキングペアレンツ・クラブ(GWPC)もクラブのひとつ。

 

仲間がいたからこそ、学び続けることができた。

グロービスで得たものを一言で表現すると何になりますか?

いつでも相談でき、支え合える仲間です。本科生期間のほとんどをアメリカで過ごした私は、北米在住の在学生・卒業生とともにグロービスの北米コミュニティの運営にも携わりました。定期的にオンライン懇親会を開き、時差受講の大変さを労わり合い、効果的な学び方を共有しました。当時は人数はそこまで多くはありませんでしたが、苦労を分かち合える仲間の存在は、本科在学中の大きな励みとなりました。

さらに先ほど触れた「グロービス・ワーキングペアレンツ・クラブ」には、幹事として参画しました。ここでは子育てに関する情報交換、家族のキャリアの見直し、さらにはDEI※の実現について議論するなど、多様なテーマを扱っています。特に印象的なのは、メンバーに根づく「Giveの精神」です。小さな悩み相談でも真剣に耳を傾け、親身にアドバイスしてくれる仲間が多く、気兼ねなく相談できる安心感があります。復職して時間が経った今でも、このクラブでの仲間の存在は心強い支えになっています。

グロービスでなければ出会えなかった方々とのつながり、そして支え合いの経験こそが、私にとって最大の財産です。

※Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)略称です。多様な背景や個性を持つ人々が、組織や社会の中でそれぞれの能力を最大限に発揮し、公平に扱われ、尊重され、価値を感じられる状態を目指す概念のこと。

原田 妙子さん

仲間との挑戦は、「制約が力に変わる」ことを教えてくれた。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?

大学院(本科)1年次に、JBCC(日本ビジネススクール・ケース・コンペティション)※に参加しました。チームメンバーは当時、オーストラリア(シドニー)、大阪、札幌、米国(ミシガンとカリフォルニア)と、世界各地に散らばっていました。時差や距離という制約の中での挑戦でしたが、グロービス経営大学院オンライン校のチームとして初めて予選を突破し、本選に出場することができました。

今でこそオンラインミーティングは一般的ですが、当時はまだ試行錯誤の連続でした。時差の違いという物理的な制約を抱えながらも、議論の熱量を絶やさず、目的を見失わないようプロジェクトを進めるのは決して容易ではありませんでした。それでもメンバー同士が互いの強みを活かし合い、一歩ずつ形を築き上げていった結果、オンラインならではのプロジェクトとして成果を出せたのです。

この経験から得られたのは、結果を追求する粘り強さと、前提にとらわれず最適な方法を模索する柔軟な姿勢でした。仲間とともに制約を力に変えた学びは、現在の仕事にも確実に活きています。

※日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)…日本企業が抱える問題をテーマに、全国のビジネススクール生が課題解決に向けた戦略立案の内容を競い合う国内最大級の大会のこと。

原田 妙子さん

ファイナンスを学ぶことで知った新しい景色

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?

財務系の科目、特に「ファイナンス基礎」と「ファイナンスI(事業戦略と企業財務)」です。グロービスで学び始める前は計数に苦手意識がありました。しかし、事業価値の評価や、それに基づいた投資の意思決定、さらにその背景にある経営戦略とのつながりについて、具体的なケース(企業事例)を通じて繰り返し学ぶ中で、これまで全く意識できていなかった事業の側面が見えてくるようになりました。

特に印象的だったのは、ケース(企業事例)で提示された企業の意思決定プロセスを、自分自身の頭の中でファイナンスの視点から再現し、仮説を立てて検証する経験です。数値の裏にある経営判断や戦略意図を読み解くことで、表面的な数字だけでは見えなかった「事業の本質」に触れられた瞬間の学びは非常に刺激的でした。「ファイナンスというレンズを通すと景色はこんなにも違って見えるのか」と感動したことを、今でも鮮明に覚えています。

また、この学びを通じて、自分自身の意思決定や視点の幅も広がったと感じています。単なる数字の理解にとどまらず、経営全体を俯瞰しながら、戦略的な判断やリスク評価を意識できるようになったことは、仕事の現場でも大きな糧になっています。

「学んでみたい」という気持ちは、一歩を踏み出すサイン

少しでもグロービスに興味があれば、まずは体験クラス&説明会や単科生として、一歩を踏み出してみてほしいと思います。
忙しい中での挑戦は決して楽ではありません。ですが、「学んでみたい」「興味がある」という、ご自身の心の動きをぜひ大切にして、小さな一歩を踏み出すことから始めてみてください。そこで得られる気付きや刺激は、想像以上に日常や仕事に活かされ、きっと自分を前に進めてくれるはずです。

体験クラス&説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。

12/20(土)14:00~16:00

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

1/8(木)19:30~21:30

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け
※開講間近のため、ご案内できる1月期クラスの日程が限られます。1月期検討の方はなるべく早い日程の「体験クラス&説明会」にご参加ください。

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