鳥羽田 啓太さん 鳥羽田 啓太さん

経験や知識を加えた解釈が、
自分なりの付加価値になる。

  • 株式会社常陽銀行
  • コンサルティング営業部 調査役

鳥羽田 啓太さんKeita Torihata

PROFILE

中央大学卒業後、2012年4月に株式会社常陽銀行へ入行。入行後間もなくは個人ローン(マイカー、教育、住宅等)を担当し、その後異動に伴い法人渉外に係替えとなり、幅広い業界に関わることとになる。2021年の外部出向を機にグロービス入学を決意。2023年より、コンサルティング営業部にて、「食」に関する事業者支援業務に従事。


※記事の内容はインタビュー当時のものです

変化に対応するためのスキルを獲得したい。

学び始めようと考えたきっかけや動機は何でしょうか?

変化の激しい時代に対応できる力を身に付けたいと考えたからです。現代は「VUCA」と呼ばれるほど予測が困難な時代です。例えば、従来のメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への移行や、金融業界におけるフィンテックの台頭により、将来の見通しがますます不透明になっています。

このような状況の中、私は2年間の外部出向を経験しました。銀行以外の業界で働くことで視野が広がり、同時に現在のスキルだけでは将来に十分対応できないのではないかという不安を感じました。そこで、ビジネスパーソンとして活躍し続けるためには、もっと積極的に学び、スキルを磨く必要があると考えたのです。

これまでの営業経験で培ったコミュニケーション能力や段取り力は確かに重要です。しかし、これからのキャリアにはそれらに加えて、イノベーティブな思考力や戦略的視点が不可欠だと感じました。例えば、新しいサービスの創出能力、中長期的な戦略立案力、効果的な組織の仕組み構築力など、より高度で複合的なスキルを身に付けたいと考えるようになったのです。

学びの質の高さや学生の熱量を感じた。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

学び始めようと考えた当時、さまざまな選択肢を検討しました。いろいろと悩んでいる中で、行内の人々に相談したり、自分でも調べたりする過程で、MBAという選択肢にたどり着いたのです。そして、MBAを取得するならどこがよいかと調べる中で、水戸にもグロービスのキャンパスがあることを知りました。実際に体験クラスに参加したり、単科生制度を利用したりする中で、教員の方々から得られる学びの質の高さや、ともに学ぶ仲間たちの熱意を直に感じました。

さらに、実際にグロービスで学んでいた先輩が身近にいたことも後押しとなりました。その方から具体的な体験談を聞くことができ、より明確なイメージを掴むことができました。

鳥羽田 啓太さん

意欲あふれる学生から刺激を受けられる環境。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

とくに魅力的なのは、同じように学ぶ学生との交流です。ひとりで学ぶのではなく、学生同士お互いに刺激し合える環境なので、「自分も頑張ろう」という意欲が湧いてきます。同じようなを持つ人たちが、どんな会社でどんな立場で、どんな仕事をしているのかを知る機会は、なかなかないのではないでしょうか。そういった方々と人的ネットワークを築けるのは、とても貴重な経験だと思います。

加えて、グロービスに集まる人はよい意味で意識が高いと思います。自分が社会に何ができるか、自分の能力をどう活かして社会をよりよくできるかを真剣に考えている人が多いです。中には、まだ明確な志はないけれど、なんとか志を醸成したいと試行錯誤している方もいます。このような環境で学べることも、グロービスの大きな魅力だと感じています。

成長できる環境に身を置き、学びを継続する。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

当初から、大学院生(本科生)になることを意識していました。ただ、いきなり飛び込むのではなく、単科生としてスタートを切り、本科を検討することに。実際に単科生として受講する中で、学びの面白さを肌で感じることができました。教員の方々の教え方がとても上手で、自然と学びに引き込まれていく感覚があったのです。

学びたいという前向きな気持ちと同時に、自己管理の難しさも認識していました。日々の忙しい仕事と家庭のことをこなしながら、学びを継続するのは相当難しいと感じていたのです。そこで、「始めたらやらなければならない」という環境に自らを置くことを決意しました。これは単なる「やらされている」という受け身の姿勢ではなく、成長のために自分で決めたことです。自分を追い込むことで、確実に前進できる環境を整えることが重要だと考えたのです。

鳥羽田 啓太さん

家族へ事前に説明し、理解を得た。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

一番心配だったのは、仕事とプライベート、特に家族との時間をどうやって両立させるかということでした。1回の授業に対して、予習と復習でまとまった時間を捻出する必要があります。日々の仕事が忙しくなると、勉強時間を確保できず、両立が難しくなります。ですので、毎日の優先順位をしっかり決めて過ごす必要があると考えていました。

この不安を解消するために、まず家族としっかり話し合いました。平日の夜に授業を受けるのは業務との兼ね合いもあり厳しいので、主に土日の授業を選ぶことに。土日に受講するとなると、土曜日か日曜日の半日程度を学びに充てることになり、家族と過ごす時間がどうしても少なくなります。そのため、「これから2年ほどはこういった生活になる」ということを家族に事前に説明し、理解してもらいました。

経験や知識を加えた解釈が、自分なりの付加価値になる。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

人の行動を変えるには、まず自分自身が変わることが重要だと気付きました。人に行動を変えてもらうのは非常に難しいことで、そのためには自分が変わる必要があります。同じことを伝えても人が変わらない場合、自分の言い方や考え方、伝え方を変える必要があるのです。結局、他人を動かすには、自分自身が起点となる必要があります。これは「組織行動とリーダーシップ」や「人材マネジメント」など、ヒト系の科目を通じて学んだことです。

また、自分自身の解釈を持つことの重要性にも気付きました。学んだことや感じたことに対して、自分なりの解釈を加えることが大切です。例えば、ある事象を見てそのまま答えるのではなく、そこに自分の経験や知識を加えた解釈を乗せることが、付加価値を生むのです。そうしたところに、自分なりの仕事の価値が表れるのだと思います。

日常生活では出会えない学生との交流が、よい刺激になる。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?

グロービスの魅力のひとつは、実に多様な人たちと学べることです。会社員だけでなく、企業の役員、自ら会社を立ち上げた起業家など、さまざまな業種や立場の人たちが受講しています。日常生活では出会えないような方々と交流できる機会は、非常に貴重な経験です。自分とは全く異なる業界や役割の人たちとの対話を通じて、新しい視点や気付きを得られることも大きな魅力です。

とくに印象的なのは、月に1度のセクションの集まりです。そこではほかの学生からビジネスに関する興味深い話を数多く聞くことができます。例えば、「来月、新しいビジネスを立ち上げる」とか、「海外駐在が決まった」といった話題が飛び交うのです。このような環境で得られる知見や経験は、何物にも代えがたい価値があります。単なる知識の獲得にとどまらず、こうした刺激が自分自身のモチベーション向上にもつながっているのを実感しています。

鳥羽田 啓太さん

家族や同僚にも言いづらいことも、腹を割って話し合える場。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?

リーダーシップ開発と倫理・価値観」です。

グロービスでは、多くの学生が高い志を持っていますが、正直なところ、私は当初それほど強い志を持っていませんでした。加えて、この授業を受けた時期は、仕事が忙しくなり、学ぶ内容も難しくなり、さらに家庭では子どもが2人に増えたことで環境も大きく変わり、非常に忙しい日々を送っていました。そんな中で、自分の価値観や志について多くの悩みを抱えていたんです。

しかし、この授業を通して「自分の価値観や志は徐々に育てていけばよい」というメッセージに触れました。今は高い志を持っていなくても、少しずつ育んでいけばよいという考え方に出会い、心に余裕が生まれたのです。

さらに印象的だったのは、自分の弱みや悩みをほかの学生と共有する機会があったことです。社会人になってから、家族や親しい同僚、上司にも言いづらいことについて腹を割って話し合う場というのは、ほとんどないと思います。クラスメートがそれぞれの立場で悩みや迷いを抱えていることを知り、「ひとりじゃない」と感じられたことは大きな励みになりました。

よく考えて、悩んで、そして行動してみてほしい。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

グロービスでの学びを始めるのは、簡単な決断ではないと思います。仕事とプライベート、そして勉強の時間を両立させるのは大変ですし、お金もかかります。私も始める前はたくさん悩みました。友人や家族に相談したり、同じように悩んでいる人と話したり、卒業した先輩の話を聞いたりしました。そして、どのくらい時間がかかるのか、自分なりにしっかり考えて決めました。

学び始めると楽しいですが、それだけでなく、あとで後悔しないように準備することが大切です。私も始めてから忙しくなって大変なこともありましたが、それでも後悔はしていません。迷っている人には、十分に悩んで決めてほしいと思います。

グロービスのよいところは、励まし合える仲間に出会えることです。難しい授業をクラスメートとともに乗り越えた経験は、今でも私の支えになっています。その仲間たちとは今でもつながっています。

今の状況を変えたいと思っているなら、まずは体験クラスに参加してみてください。実際に行動してみると、新しい発見があるかもしれません。よく考えて、悩んで、そして行動する。そうすることで、あなたにとってよい決断ができると思います。

体験クラス&説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。

11/21(木)19:30~21:30

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

11/30(土)13:00~16:00

オープンキャンパス

開催:オンライン(Zoom開催) ※体験クラス・卒業生スピーチあり
本科(MBA)への進学や入試への出願を検討している方向け

12/5(木)19:30~21:30

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

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