スポーツ以外で得た、
仲間との絆。
- NTTドコモ/レッドハリケーンズ大阪
- スマートライフ部 カスタマーサクセス ビジネスデザイン担当
佐藤 大朗さんTaro Sato
PROFILE
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、ラグビーの国内最高峰リーグであるトップリーグに所属するNTTドコモレッドハリケーンズ大阪へ入団。3年目と4年目のシーズンにはキャプテンを務める。2021-22シーズンではチーム過去最高位の5位に貢献する。社内では、プロモーション業務に従事し、イベントの立案や運営に関わる。直近では、全国で関西に唯一創設されたスマートライフ部のビジネスデザイン担当にアサインされ、新規ビジネス創出に関わる。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
漠然とした不安はあるものの、やりたいことが明確ではなかった。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
スポーツ選手としてキャリアを積み重ねる一方で、ビジネスの分野では一般入社した同期に置いていかれるのではないかという漠然とした不安が入社当時からありました。スポーツとビジネスどちらにおいても成果を残すために、何かをしなければいけないと思っていましたが、自分のやりたいことがまだ明確ではなかったので、さまざまな選択肢を検討しました。
例えば、公認会計士や税理士、宅地建物取引士といった資格などです。また、チームメートに外国の方が多いので、さまざまな英語の勉強方法も試していました。しかし、将来のビジョンが明確ではないうちに、何かに特化した資格取得や勉強を行うのはモチベーションが維持できないと考えるように。最終的には、幅広い知識を身に付け、多様な職種の人と関わりながら、自身が目指すべき方向を決めることにしたのです。そうした中で、経営学を体系的に学べるビジネススクールへの進学を考えるようになりました。
「身近な人が通っていた」という事実が、一歩踏みだすための安心材料に。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
学生時代のヘッドコーチや現チームの先輩がグロービスで学んでいたことが、進学を考えるきっかけになりました。
さまざまなビジネススクールがある中で、「身近な人が通っていた」という事実が、私にとっては安心材料でした。加えて、プロ選手である先輩が現役のうちにグロービスを卒業していたので、自分も両立しながら通えるのではないかと思えたことも大きかったです。とはいえ、プロ契約である先輩と社員選手である私では、時間を捻出するハードルの高さが異なりますが、最後は勇気を出して飛び込んでみました。
まずは単科生として1科目から学び始められるので、実際に体験して学びのペースを掴めたことも後押しになりました。また、遠征や合宿などが多くあり、仕事や練習と両立しながら全てをこなしていけるのか不安がありました。しかし、通学形式とオンライン形式を臨機応変に選択できることを知り、ここなら学び続けることができるのではないかと思ったことも、進学を決意した理由のひとつです。
学ぶ意欲や向上心が強い仲間と、切磋琢磨できる環境。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
グロービスには、さまざまな職種や経歴、役職の人が集まっており、人脈を広げたり、人との交流の中で自分の考え方を大きくストレッチしたりできることが大きな魅力だと思います。
また、グロービスの学生はみんな学ぶ意欲や向上心が強く、「周りのために行動しよう」というスタンスの人が多いと感じています。お互いに助け合い、一緒に成長しようという人と切磋琢磨できることも、大きな魅力です。
スポーツと仕事と学びの“3足のわらじ”を続けられるのか。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
ラグビーと仕事と学びの“3足のわらじ”を続ける中で、全てを中途半端にすることなく卒業できるのかという不安を抱いていました。
スポーツ選手という職業柄、睡眠時間は削りたくなかったので、睡眠時間を確保しながら日々のタイムマネジメントができるのか。また遠征や合宿がある中で、ちゃんと授業に参加できるのかといった懸念がありました。
そこで受講計画を考える際は、予習や復習の時間が確保できるように、科目の組み合わせや開講日時を踏まえて選択していました。また、遠征や合宿と重なる期間は授業振替制度を活用して、なるべく負担が少なくなるようにしました。実際には、合宿中に授業を受ける状況も何度かありましたが、同部屋の選手に理解してもらったり、ホテルのロビーで受講したりしていました。
また、在学中に怪我による手術で2ヶ月ほど入院することがありましたが、授業振替制度を使って病院のベッドから何回か授業を受けたこともありました。このように制度をうまく活用することで、学びとの両立を続けることができています。
仕事だけでなくラグビーチームの活動にもMBAの学びが役立った。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
「授業で学んだことを実務で活かせる機会はないか」と常に意識して過ごすようになりました。
社内会議や上司との会話の中で分からないことが減り、実務の中での改善ポイントが見えるようになりました。フレームワークを使う際の考え方も身に付いたことで、今まで思考プロセスが曖昧だったものが、再現性を持って明確に考えられるようになったと感じています。
具体的には、上司が使っているフレームワークをすんなりと理解できるようになり、会議の中で出てくる資料の構成や分析方法を通して何を伝えたいのかが分かるようになりました。資料作成を行う際には、先にアウトラインを作成してから上司と合意形成を行うことで、修正や確認の数が激減し、生産性も向上したと感じています。
また、ラグビーチームの活動の中でも、MBAの学びを活かす機会があります。例えばマーケティングの観点では、ファンの方にどのようにコミュニケーションしたら分かりやすいのか、どういったニーズがあるのかといったことを考えるようになり、マーケティング担当と会話をする機会が増えました。さらに組織運営の観点では、外国人監督やコーチとのコミュニケーションの中で、相手の考えや要望を理解して行動するようになり、信頼関係を構築するのに役立ちました。
スポーツ以外で得た、仲間との絆。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
最初の1年は仕事と学びの両立を優先するあまり、懇親会やあすか会議といったイベントに出席する余裕が正直ありませんでした。2年目から積極的に懇親会やイベントに参加するようになったことで、理解し合える仲間が増えました。そうして形成された人的ネットワークを通じて、授業の勉強会や復習会を開催し、より学びを深める機会をつくることができました。
とくに印象に残っているのは、自分が仕事としているラグビーの魅力を伝えるために、ラグビーワールドカップのパブリックビューイングを企画し、多くの仲間に集まってもらったことです。これを機に、私が出場する試合にクラスメートが応援に来てくれたこともありました。普段一緒に学び切磋琢磨し合う仲間の応援は、本当に力になりました。その経験を通じて、自分もみんなの力になりたいと心から思うようになりました。スポーツ以外でも、こんなふうに仲間との絆を得ることができるとは思ってもみませんでした。
学びと実践のサイクルを回すことで、信頼関係を築くことができた。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
「パワーと影響力」です。日常生活からスポーツ、ビジネスの中で使える対人関係に関するスキルや知識が盛りだくさんの科目でした。
受講していた当時は、新しく就任したチームの監督とのコミュニケーションに悩んでいた時期でした。授業で学んだことを即現場で試し、その結果を授業や勉強会で共有し、教員やクラスメートからフィードバックをもらうという良いサイクルを回すように意識しました。相手のニーズを分析し、相手が望むコミュニケーションスタイルに変えたり、監督やチームのためになるような行動を実践したりすることで、シーズンが終わるころには、以前より監督との信頼関係を築くことができました。
「迷ったらGO」で一歩踏みだしてみる。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
単科生制度を活用して、まずは飛び込んでみることが大事だと思います。この世はやってみないと分からないことだらけです。私自身も最初は仕事や練習と両立していくことなど絶対に無理だと思っていましたが、実際にグロービスでの学びを体験してみると、「入学後の負担を減らすには、単科生の間にいくつ科目を受講したほうがよいのか」「予習や振り返りにかかる時間はどれくらいか」などがつかめるようになりました。こうした経験を踏まえて、入学するかしないかを決めればよいと思います。
単科生のうちから切磋琢磨し合い、困ったときは助けてくれる仲間ができます。また、自分の状況に応じて最適な学び方を選べる制度や環境が整っています。だからこそ、「迷ったらGO」でまずは一歩踏みだしてみてください。応援しています!
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。