中込 雅人さん 中込 雅人さん

医師としてのキャリアに
漠然とした不安があった。

  • 藤田医科大学
  • 連携地域医療学 助教

中込 雅人さんMasato Nakagomi

PROFILE

金沢大学医薬保健学域医学類卒業後、聖路加国際病院にて初期研修を修了。現在は藤田医科大学にて総合診療に従事している。総合診療医の傍ら、アントレプレナーの育成や産官学連携、企業との協働プロジェクトなどを手掛ける。未来の世代のためによい日本を残すべく、ヘルスケア事業開発に向け模索中。


※記事の内容はインタビュー当時のものです

医師としてのキャリアに漠然とした不安があった。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

一言でいうと、漠然とした不安を抱いたことが動機です。医学部は1年次で一般教養を学び終えると、それ以降は医学に専念することになります。卒業後も、人や組織を動かすマネジメント、売上やコストを分析する財務会計など、ビジネスや経営について学ぶ機会はありません。しかし、チーム医療において人を動かす難しさや膨れ上がる医療費などの問題に直面する中で、果たしてそれでよいのだろうかと自身のキャリアに対して不安を抱くように。そうした状況を変えるために、MBA取得を考え始めました。

そこで改めて、医師がMBAを取得する意義について考えました。医師のキャリアにおける最終地点は、教授や市中病院の部長・院長、クリニックの院長などがほとんどだと思います。そのような、医学だけでなく経営やマネジメントの観点も求められる立場になったときに、MBAで学んだことは確実に活きてくるはずだと考えました。

フレキシブルな学び方と、先進的なカリキュラムに惹かれた。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

きっかけは上司の勧めです。MBA取得を検討していることを上司に相談したところ、グロービスを勧められました。調べてみると、通学とオンラインを組み合わせて受講することができ、テクノベート領域などこれからの時代に求められる科目を展開していると知りました。

医師という職業柄、勤務状況に合わせて通学とオンラインをフレキシブルに選択できるのは魅力的だと感じました。また、新たなテクノロジーやそれらをどう実務で活かすのかを考えることは医師にとっても非常に重要であり、経営の定石とあわせて体系的に学べるカリキュラムにも惹かれました。これらが後押しとなり、グロービスを選択したのです。

中込 雅人さん

アウトプット中心の授業を通して、深い学びが得られる。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

学びの“濃さ”です。

グロービスでは、ケース(企業事例)を利用して、学生同士や教員とのディスカッションによって授業が展開されていきます。インプット中心の一方的なレクチャーよりも、アウトプット中心のディスカッションのほうが学習定着率は高いと言われているように、より深い学びを得ることができます。

また、よい仲間と出会えることも魅力のひとつです。日本全体で年間約2,500人と言われるMBA取得者のうち、半数がグロービスの学生というほど規模の大きいネットワークがあります。私自身も多くの人とネットワークを築く中で、かけがえのない友人や事業を一緒に創造する仲間ができました。

中込 雅人さん

単科受講を通して、自分に合った学びのスタイルが確立された。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

予習や復習の時間が捻出できるのか、という点が最大の懸念点でした。まずは仕事と学びのバランスを見るために、単科生制度を利用して1科目からスタートし、徐々に科目数を増やしていきました。初めのころは、1回あたりの予習や復習に時間がかかっていたのですが、何度も行ううちに少しずつ思考の仕方や押さえるべきポイントが分かるように。さらに、クラスメートとの勉強会で疑問点を解消することで、予習や復習の効率を上げることができました。

考え始めたら懸念点は数多くあると思いますが、まずは思い切って単科からチャレンジしてみることをおすすめします。最初は無理だと思っていても、いざやってみたら案外いけるということのほうが多いものです。試しに1科目から学び始めることで、不安が解消されると思います。

視座が上がり、組織の視点で考えられるようになった。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

何事に接するにも高い視座、広い視野、多様な視点で、俯瞰的に見ることができるようになりました。医師をしていると基本的には、目の前の患者さんを診ることに意識が集中し、視野狭窄に陥ってしまいます。しかし、グロービスでヒト・モノ・カネなどの知識やスキルを身に付けることで視野が広がり、医療というものの捉え方も変化しました。

その中でも大きな変化として、自組織についてより深く考えるようになりました。自分の周囲だけにとどまらず組織という視座で物事を考えるようになり、「組織にとって今の課題は何か」「組織の提供価値を向上するには何が必要か」を分析し、それをもとに検討した方策の実現に現在取り組んでいます。グロービスで学んでいなかったら、このような視座で物事を考えることもなかったと思います。

家でも職場でもない、第3の居場所ができた。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?

「よいアイデアが浮かんだから、誰かに聞いてもらいたい」そんなときに話を聞いてくれて、壁打ちのようなディスカッションに付き合ってくれる仲間と出会うことができました。

私はグロービスに入学してすぐのころ、セクションのサブリーダーになりました。そのときに一緒にリーダー、サブリーダーを務めていた仲間とは、アイデアの壁打ちや他業界との情報交換など、気軽に交流する仲になりました。家庭や職場とは違う、第3のコミュニティができたことによって、人生がさらに豊かになりました。

物事をうまく進めるための考え方が身に付いた。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?

パワーと影響力」です。私はこの授業を受ける前に、新規事業の立ち上げに取り組んでいました。結局は失敗に終わったのですが、その大きな要因はDMU(意思決定者)をうまく動かせなかったことにあったのだと思います。当時の経験を体系的に整理し、失敗の要因を分析できたのは「パワーと影響力」の授業で得た知見を応用したからです。

それ以降、何か新しいことを始める際の考え方、組織のメンバーへの働きかけが一変しました。なかなか物事がうまく進まないと感じている方は、ぜひ受けてみてください。

中込 雅人さん

一歩踏みだすか迷っている今が、自分を変えるチャンス。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

今このページを見ている皆さんは「現状をなんとか変えたい」「前に進みたい」と考えている方が多いと思います。そうした方にお伝えしたいのは、「今が自分を変えるチャンスだ」ということです。

「やっていけるか不安」「自分にもできるのか」といった不安も、初めはみんな同じです。1,000名を超える同級生と出会い、新しい能力開発のために時間の使い方を変え、学んだことを実践するうちに、確実によい変化を実感すると思います。迷ったら、勇気を出して一歩踏みだしてみることをおすすめします。

体験クラス&説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。

11/30(土)13:00~16:00

オープンキャンパス

開催:オンライン(Zoom開催) ※体験クラス・卒業生スピーチあり
本科(MBA)への進学や入試への出願を検討している方向け

12/5(木)19:30~21:30

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

12/14(土)10:00~12:15

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催) ※卒業生スピーチあり
本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

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