事業成長に結び付く提案で、
自身の仕事に対する
幸福度が向上。
- 外資系IT企業
- 営業
高野 秋さんAki Takano
PROFILE
ロンドン芸術大学セントマーチンズ校卒業後、ロンドンの眼鏡屋で販売職兼グラフィックデザイナーとして働きながら自身のファッションブランドを運営。帰国後、国内のユニコーン企業で新規事業の立ち上げメンバーとして加わる。グロービス経営大学院入学後、外資系SaaS企業への転職を経て、現在の職に就き、国内企業の組織変革と生産性向上を支援中。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
女性の管理職が少ない環境におけるバイアスを打破し、自分のビジョンを実現したい。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
高校生のころから、社会で活躍している人たちの経歴を見るとMBAという共通項があり「いつか挑戦してみようかな」と興味を持っていました。そしてロンドンの大学を卒業し、実際にイギリスでビジネスを始めましたが、うまく進まないことが多く、体系的な経営学に関する知識が必要だと考えるように。
さらにイギリスからの帰国後、日本にはまだまだ女性の管理職が少ないことに気付き、自分のキャリアアップは阻まれる可能性があることを実感。今後、自分が誰かと比較されたとき、MBAの取得は誰が見ても分かりやすく有利に働くのでは、と考えたこともきっかけです。
ネットワークを継続できる国内MBA、中でも実践性を重視するグロービス。
多様な教員やクラスメートとの出会いで、フラットに社会を見られるように。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
グロービスで出会う人々が最大の魅力です。教員やクラスメート、先輩後輩を含めて普段関わることのない方々と接点を持つことで、より偏りなく社会を見ることができます。また他人を知ることで自分を知ることにもつながりました。
さらに仕事場や取引先で偶然グロービスの卒業生と出会うこともあります。プライベートでもビジネスの現場でも、同じグロービスの卒業生と分かると急に信頼感が湧き、話の進むスピードが早くなると感じています。
思い立ったときが、出願の最適なタイミング。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
出願を決めるまでは費用対効果と開始時期について悩みました。まず、MBAを取得しても本当に自分が学んだスキルを使いこなせるのか分からない中で、投資価値への不安を抱いていました。しかし、専門実践教育訓練給付金を活用し自身の収入を上げることができれば費用対効果も見合うと考えました。
次に、当時はまだ私が日本で働き始めて1、2年ほどしか経っていなかったので「今じゃなくてもよいのでは」と迷い、事務局の方へ相談。すると「後になればなるほどライフイベントが重なる可能性が高い」とアドバイスをもらい、納得して出願しました。今となっては最適なタイミングだったと実感しています。
事業成長に結び付く提案で、自身の仕事に対する幸福度が向上。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
仮説を立てることと、タイムマネジメントが得意になりました。職業柄、企業の経営層の方と話をすることが多く、彼ら彼女らが意思決定をする上で、どのような情報が必要で何を懸念しているかを事前に予測することが必要です。相手がどのような思考回路で物事を考えているか、仮説を立てた上で、事業成長を見据えた提案ができるようになり、自分の仕事に対する幸福度も高まりました。
また、仕事と勉強とプライベートのバランスを保つ必要があり、有限な時間を効率的に使って最大成果を出す意識が強くなりました。仕事の優先順位づけが明確になり、スピードアップも実現できています。
仲間とプロジェクトに参加することが、自分の新たな一面の発見につながる。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
大学院生(本科生)の1年目はJBCC※に参加し、最終選考で特別賞を獲得しました。加えて、グロービスの学生仲間と起業した会社でG-CHALLENGEにも参加し、最終選考で大賞をいただきました。また、2年次には、東京校の卒業アルバム制作プロジェクトに参加し、約50ページ分のコンテンツと表紙のデザインを担当。チームメンバーの協力もあり、結果として約250名の方に購入いただきました。
このように、さまざまな仲間たちとプロジェクトへ参加し対話を積み重ねることは、自分の新たな一面の発見や自分自身を客観視することに役立っています。
※日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)…日本企業が抱える問題をテーマに、全国のビジネススクール生が課題解決に向けた戦略立案の内容を競い合う国内最大級の大会のこと。
ケースの意思決定者になりきることで、自分の思考を研ぎ澄ませられた。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
「経営戦略」です。それまで培った知識や考え方を駆使してあらゆるケース(企業事例)に取り組み「経営を成功させるには」を根本から考えるため、それまでのグロービスにおける学びの集大成として非常に印象深いものとなりました。
ケースに登場する人物はさまざまな課題を持っており、主人公になりきって何度も意思決定を繰り返すことで、日を追うごとに自分の思考が研ぎ澄まされていく感覚を持つことができました。この科目を通じて、普段仕事で会話している経営者の方々の意思決定のプロセスを垣間見ることができたことは、今の私の支えとなっています。
迷ったら前に進む。やってみながら考えるのが楽しいと思えたら最高。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
迷っているならやってみたほうがいいと私は思います。個人的な話ですが、私は「やるか、やらないか」を迷ったときは「やる」ほうを選ぶことにしています。イギリスにいたときに、「あれもこれも本当はやりたかったのにと後悔して死ぬ人生より、あれもこれもやってよかったと思って死んだほうが幸せだ」と聞いてから、考え方が変わりました。
やってみて失敗することや、実は好きじゃなかったと気付くこともあると思いますが、それはやってみて初めて分かることです。やらないで考えているだけでは何も解決しませんが、やってみながら考えるのが楽しいと思えたら最高ですね。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。