向上心あふれる仲間と
学ぶことで、
自分の可能性が広がっていく。

ビークルエナジージャパン株式会社
事業統括本部事業戦略部部長

尾崎育生さんIkuo Ozaki

PROFILE

2000年に大学卒業。富士通株式会社へ入社し、株式会社日立製作所との合弁会社に出向、プラズマディスプレイの開発に従事した。約10年間、材料開発から量産まで一貫して関わったが、韓国メーカーとのコスト競争に敗れて事業撤退し、挫折を経験。2009年、日立製作所にて電動車向けリチウムイオン電池の開発部門に転属。材料開発、電池設計、顧客開拓に従事した後、2016年より事業戦略策定を担当。2020年5月より現職。

※記事の内容はインタビュー当時のものです

経営層や関係部門長と対等に議論できるようになりたい。

学び始めようと考えたきっかけや動機は何でしょうか？

事業戦略の立案を担当したことが学び始めようと考えたきっかけです。経営層をはじめ、社内外のステークホルダーにコミットしてもらうため、説得力のある成長戦略を描く必要に迫られたのです。

私は設計開発を中心にキャリアを積んできたため、経営層や関係部門長と事業戦略についての議論を重ねる中で、知識や経験が足りないことを痛感しました。彼らと対等に議論するためには、社内で得られる経験だけでは足りないと考え、事業戦略やマーケティング、財務会計、管理会計など、広く体系的に学ぶことを決意しました。

グロービスという場が、自分の世界を広げてくれた。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか？

ビジネススクールを探していた際、偶然にも自宅の近くにグロービス経営大学院の水戸・特設キャンパスがあることを知り、地元で学べることに魅力を感じ、単科生として学び始めました。その後すぐに、大学院（本科）に入学して学び続けることを決意し、入試にチャレンジしました。

単科生として受講する中で、実務家としてハイレベルな経験を有した教員から体系的かつ実践的な学びを得られるだけでなく、地元の経営層の方や、さまざまな業界で活躍している方に出会えました。ともに学ぶ仲間たちとは、授業外でも勉強会を開き、議論しながら相互に高め合う関係です。仲間との出会いで、これまで会社内に閉じていた自分の世界が大きく広がっていく実感を得られたことが、グロービスへの入学を決めた最大の理由です。

向上心あふれる仲間と学ぶことで、自分の可能性が広がっていく。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか？

成長を実感できることで、自身の新たな可能性を見いだせるようになる。これがグロービスで学ぶ最大の魅力だと思います。

授業では、教員陣がさまざまな問いを投げかけ、学生はケース（企業事例）の当事者となってそれらの問いに対する自らの意見を提示します。授業内での議論やレポートで自身の考えを論理的に構築する営みを通じて、知識を実務で活かすための思考力と、周囲を動かすためのコミュニケーション力が養われているのです。さらに、グロービスには社会への貢献を志す、向上心あふれる仲間が集っています。こうした仲間たちに刺激を受け、「自分にもまだ、さまざまな可能性が残されている」「自分の能力を活かして、もっと社会に貢献したい」という想いが自然と生まれ、成長へのモチベーションが上がり続けるのです。

単科生として学ぶ中で懸念点は払しょくされていった。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか？

仕事が忙しい中で予習や復習の時間を捻出できるのか。また、家族との時間が減ってしまうため、妻や子どもたちからの理解が得られるかが懸念点でした。

私の場合は、単科生として学ぶ中で、グロービスで学ぶことの価値や仕事や家庭とのバランスの取り方が分かったので、本科生として2年間を学び切る覚悟が生まれました。また、家族の理解を得る点については、夜や休日に勉強している私の姿を見せることで、自然と応援してくれるようになりました。ちなみに、家族との時間が少なくなったことで、以前よりも密度の濃い時間を過ごすようになり、家族との絆がより深まっているように思えます。

コミュニケーションが改善され、人間関係を楽しめるように。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか？

「組織行動とリーダーシップ」や「パワーと影響力」といったヒト系の科目で学んだことで、部下や上司との関わりや、他部門のメンバーを巻き込む場面などのコミュニケーションスタイルが大きく変わりました。それまで仕事を進める上で苦労していた「周囲の共感や理解を得て、気持ちよく動いてもらうためのコミュニケーションや信頼関係の構築」を楽しめるようになったのです。

経営陣からの依頼に関して、その背景や意図を中長期的な視点で考えられるようになり、彼らの期待を踏まえた提案ができるようになったことも変化のひとつです。社長が年間の事業計画を全社員に説明するための資料作成を指示された際には、一度で合意いただける資料を作成できました。以前であれば事細かに指示をいただかないと難しかったと思います。グロービスで「社長の立場として企業のおかれた状況を分析し、従業員に何を伝えるべきか」を繰り返し考えてきた経験が、実務に活かされていると感じます。

相談でき、刺激し合える仲間の存在こそが一生の財産。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか？

グロービスの仲間のお陰で、新たなチャレンジを楽しめるマインドを得られています。例えば、日本ビジネススクール・ケース・コンペティション（JBCC）※へ参加したことも、仲間が私のチャレンジ精神に火をつけてくれた出来事のひとつです。限られた期間で自分たちの考えを洗練させるために、メンバーが互いにスキルを補完し助け合いながらとことん議論し、ひとつのアウトプットを出す。この経験は非常にエキサイティングかつ大きな達成感があり学びも多く、新たな挑戦から得られるものの多さを実感しました。

また、セクション活動や授業では、仕事上の利害関係がない仲間同士だからこそ心理的安全性があり、客観的な意見を率直に伝え合うことができます。胸襟を開いて議論を重ねたからこそ、仕事やプライベートで困ったときにも本音で相談できるグロービスの仲間は、私にとって一生の財産です。彼ら彼女らと接していると「私も仲間たちに貢献できるよう成長し続けよう」と、ごく自然に思えます。

※日本ビジネススクール・ケース・コンペティション（JBCC）…日本企業が抱える問題をテーマに、全国のビジネススクール生が課題解決に向けた戦略立案の内容を競い合う国内最大級の大会のこと。

知識不足だったファイナンス分野で、社内協議ができるまでに。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか？

「ファイナンス基礎」です。

グロービスで学び始めるきっかけのひとつに、自身のコーポレートファイナンスに関する知識不足に対する危機感がありました。あるM&A案件に関わった際、親会社からサポートメンバーとして参加された先輩が話されていた、企業価値算定などの考え方や知識に全くついていけなかったのです。焦りと同時に、その先輩のようになりたいという憧れを抱いていました。

授業ではファイナンスの全体像や要領を学んだ後、事業の価値や投資の意思決定を行うために、自身の主張や仮説を裏付けるための定量的な数値を算定することを学びました。現在では、会社の新規事業計画案や新規案件の値付けなどに関して財務部門や経営層と協議する際に、事業の価値算定や投資の妥当性についての定量的な予測値を提示するなど、学びを随所に活かせています。

学ぶことの面白さも、仕事に役立つ実感も、受講してみないと分からない。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

皆さんが描いている理想の姿と今の自分にギャップがあり、漠然とした不安や危機感を抱いている方や、社外に成長の機会を求めている方は、ぜひグロービスに飛び込んでみてください。

グロービスには、業界や職種、年代に関係なく、あなたと同じような悩みや危機感を持つ人が多くいらっしゃいます。新しいことを始めるときには誰もが不安を抱きます。なので、まずは体験クラスに参加してみる、単科生として1科目だけ受講してみる、といったスモールスタートから始めてみてください。

学ぶことの面白さも、仕事に役立つ実感も、実際に受講してみないと分かりません。私は一歩前に踏みだしてみたら、それまでとは世界の見え方がガラッと変わりました。ぜひ最初の一歩を踏みだしてみてください。

体験クラス＆説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス＆説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み（各種制度や具体的なスケジュール）もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材（ケースやテキスト、参考書）をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。