下村 明司さん 下村 明司さん

グロービスの仲間との
出会いがなければ、
起業することはなかった。

  • 株式会社Magic Shields
  • 代表取締役

下村 明司さんHiroshi Shimomura

PROFILE

ヤマハ発動機株式会社にて14年にわたり、バイクの設計・開発やデザイン部門での新規事業開発を行う。また友人を事故で亡くしたことをきっかけに、プライベートでもさまざまな「人を守る」発明活動を行う。その後、世界から事故や暴力をなくすことを志し、2019年に株式会社Magic Shieldsを創業。現在、高齢者の転倒による骨折をなくすため、転んだときだけ柔らかい新素材「ころやわ」を開発し、床やマットとして販売を行う。


※肩書はインタビュー当時のものです

社会課題を解決するためには、ビジネスとして成立させるスキルが必要。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

前職のヤマハ発動機では、モータースポーツの研究開発を行なっていました。プライベートでもレースに参加していたのですが、大切な友人を事故で失ってしまいました。この出来事をきっかけに「事故や暴力から人を守る」をコンセプトに、さまざまな発明活動を行ってきました。例えば、銃の乱射事件などテロから身を守れるよう、普段は持ち運べるように小さく収納できて、非常時には脳波を感知して盾となる製品。子どもの交通事故防止のため、子どもの注意を引くようなプロジェクションマッピングを搭載したEVを開発しました。しかし、どの発明品も普及に必要な生産量の材料代を賄えず、社会に広く届けることができませんでした。

社会課題を解決するためには、自分の想いや技術だけでなく、ビジネスとして成立させるスキルが必要だと痛感。そこで経営を体系的に学ぶために、MBAの取得を考え始めました。

下村 明司さん

自分の想いに共感してくれる同志を見つけられる。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

前職時代、社内研修でグロービスのカリキュラムを受けたことがあり、授業のレベルの高さは体感していました。加えて、グロービスへ通っている友人からも話を聞いており、ビジネスを学ぶのに最適な環境だと感じたことがグロービスを選んだ最大の理由です。

まずは単科生として通い始めたのですが、さまざまなバックグラウンドを持つ社会人と議論する中で、これまでの自分にはない視点や考え方がたくさんあることに気付きました。今後、開発した製品を世の中に広く届けていくためには、さまざまな協力者が必要ですが、グロービスであれば、自分の想いを伝える場が数多くあり、同志を見つけるには最適な環境だと思ったことも選んだ理由のひとつです。

また、仕事や製品開発を続けながら学べる点も魅力的でした。週末にも授業が開講しているので、土曜日にまとめて受講することで、平日は仕事や発明活動に集中できました。また、仕事の都合で授業に参加できないときは授業振替制度を利用することで、欠席することなく卒業できました。忙しい人でも学び続けられるさまざまな仕組みが整っているので、グロービスは社会人が学ぶのに最適な環境だと思います。

志の高い仲間の価値観に触れ、起業への一歩を踏みだすきっかけを得た。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

成長意欲が高く、多様なバックグラウンドを持つ学生たちと高め合える環境こそが、グロービスで学ぶ魅力だと思います。授業だけではなく、あすか会議などの学事イベントやクラブ活動などの課外活動で仲間と対話を重ねたことで、幅広い視点を持ちながら物事を考えられるようになりました。さらに、私の周りには志の高い起業家がたくさんいたので、彼ら、彼女らの考え方や価値観からも多くの刺激を受けました。そうした起業家のリアルな話を聞くことで、起業のイメージができ、「自分も世界を変える事業や製品を作ることができるはずだ」と一歩を踏みだすきっかけを得られました。

グロービスではさまざまな業種や立場の学生が集まって議論する機会が多く、いろいろな視点で論理的にディスカッションします。そんな仲間との議論が楽しく、3時間の授業はいつもあっという間だと感じていました。仕事を通じた集まりにはない気付きや発見を数多く得られる点が、最大の魅力だと思います。

「部門最適」ではなく、「全体最適」で物事を考えられるように。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

在校中から大きな変化を感じていました。グロービスで学び始めたときは、まだヤマハ発動機で働いていたのですが、社内外のさまざまな立場の人たちが抱いている考えが想像できるようになり、部門最適ではなく全体最適で物事を考えられるようになりました。例えば、担当プロジェクトが暗礁に乗り上げたことがあったのですが、以前の私であれば、製品の機能や性能のことしか考えられなかったと思います。しかし、グロービスで「多角的に考える」ことを学んだおかげで、マーケティングや営業、製造などさまざまな部門の考えを考慮しながら、「組織全体にとって優先すべきことは何か」「そのために自分は今何を行うべきか」といったプロジェクトを前に進めるための判断を行うことができるようになりました。

下村 明司さん

「事故や暴力から人を守る」という「志」が定まった。

グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?

想いを「」に昇華し、それを現実にする力を得ることができました。私はグロービスでの学びを通して、人生をどのように生きるかという「志」を明確にし、起業を決意したのです。

「志」領域の科目や学事イベントでは、ビジネスの第一線で活躍する教員の教えを受ける機会がたくさんありました。さらに、小児救急救命で働く医師や福島の原発処理に関わった学生の話を聞いて、目の前の困っている人たちのために身を削って働く生き様に感銘を受けました。そうした出来事を通じて、「自分は今のままで本当によいのか?」と自問自答を繰り返すようになったのです。そして、以前から抱いていた「事故や暴力から人を守りたい」という想いが強くなり、「志」へと昇華していったのです。

経営者は常に、ビジネス全体を俯瞰的に見る必要がありますが、さまざまなケース(企業事例)に基づき議論し、意思決定の疑似体験を繰り返し行ったことで、その基盤となる考え方やスキルを体系的に身に付けることができました。今は、グロービスで得た全ての学びを活かして、「志」の実現に向けて日々取り組んでいます。

グロービスの仲間との出会いがなければ、起業することはなかった。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?

「志」をともにする創業メンバーを得ることができました。グロービスには「起業家ネットワーク(グロービス・アントレプレナーズ・クラブ)」やグループワークが基本となっている科目、「研究プロジェクト」など、創業メンバーを探す機会がたくさんあります。

私は在学中から起業に向けて、「研究プロジェクト」の仲間とともに、真剣に事業計画を考えていました。実際に現場に行って困っている人の話を聞いたり、改善策を考えたりする中で、事業に対する熱量がどんどん上がっていったことを覚えています。また、グロービス主催のビジネスプランコンテスト「G-CHALLENGE」に何回も挑戦する中で、アドバイザーやプロボノ活動の方をはじめとする協力者も増えていきました。大賞を受賞した際には、この事業に本格的に参加する想いを固めてくれるメンバーも出てきました。

弊社の事業は、グロービスで出会った仲間がいなければ、生まれることはなかったと思います。発明家と医療従事者が出会ったことで、これまでにない新しい発想を生むことができたのです。そして想いを共有できる仲間がいたからこそ、起業という大きな壁を乗り越えられたのだと思います。

下村 明司さん

あらゆる疑似体験を通して、初めての経験や予想外な出来事にも揺らがなくなった。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?

ベンチャー戦略プランニング」です。ベンチャー企業の立ち上げから拡大までの一連のプロセスにおいて、戦略構築の要諦を学ぶことができました。人はまったく初めての経験や予想外の出来事に、心が揺らぐ傾向があります。しかし、この科目ではユニコーンやIPOした企業のケースを通して、重要な意思決定やよくあるトラブルをあらかじめ疑似体験できます。そのため、実際にイレギュラーな事態が起こっても、自信を持って対処することができており、グロービスでの学びが役立っていると感じています。

自分を変えるチャンスをつかみ取れる。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

「志」を定めること、人生を変える出会いを得ること、そしてビジネスの原理原則と言われる知識や意思決定の経験を積むこと。これら全ての機会が、グロービスにはあります。

グロービスには仕事の延長線上にはない、さまざまなチャレンジが待っています。そうしたチャレンジを通じて、自分を変えるチャンスをつかみ取れる場でもあります。もし入学を迷っているなら、まずは1科目から単科生として学び始め、自分の目や肌でグロービスの学びを体感することをおすすめします。きっと、将来の自分に対して、大きく飛躍しているイメージを持つことができるようになると思います。

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