PROFILE
京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 総合造形コース卒業後、国内の印刷会社にて8年間、営業・編集・企画に従事。その後国内のベンチャー系メーカーにて広報・マーケティング・ブランディングに従事し、現在6年目(2019年現在)。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
日本のアート市場の活性化に貢献したい。そのための力をつけたい。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
MBAの取得を決意した理由はふたつあります。ひとつは、マネジメント力の欠如に危機感を覚えたためです。経営を体系的に学ぶことでマネジメント力を身につけ、根拠のある自信を持ちたいと考えました。
もうひとつの理由は、将来は日本のアートマーケットの活性化に貢献したい、ビジネスの力でそれを行っていきたいと考えたためです。お金の力は、人を動かします。そのお金の動かし方を学ぶには、ビジネススクールで経営を体系的に学ぶことが最適だと考えました。
いつも私に勇気を与えてくれる松下村塾とグロービスが重なり合った。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
グロービスが掲げている「創造と変革の志士」という言葉に共感したからです。
私は、吉田松陰の生き方に影響を受けています。吉田松陰が獄中で立ち上げた松下村塾は、新しい日本をつくり上げる人を育てました。彼らのような猛々しさを私は到底持ち合わせていませんが、いつも彼らに勇気づけられ、私が迷ったときに正しい道へと導いてくれるのです。
「創造と変革の志士」という言葉を初めて聞いたとき、まっさきに思い浮かべたのが吉田松陰のことでした。彼らを目指したいという想いが、グロービスという選択肢を揺るぎないものにしたのです。
日々自分を磨くために努力できる環境がある。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
切磋琢磨できる仲間です。自分に甘くなってしまうときや、仕事や勉強で壁にぶち当たったとき、悩みを共有し、一緒に解決策を考えてくれたり、新しいことへの挑戦をサポートしてくれる仲間がグロービスにはいます。こうした方たちのお陰で、仕事にも勉強にも励むことができています。
そして、自分も彼ら彼女らによい影響を与えられているか――そう自らに問いかけ、日々自分を磨くために努力できる環境がグロービスの魅力だと思っています。
なじめるか不安だったが、思いのほかクリエイティブ領域の方に出会えた。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
私は芸術系大学を卒業し、経営とは無縁の環境で過ごしました。そのため、社会人として改めて学校に通うこと、仕事と両立ができるか、など心配がありました。また、自分と同じようなクリエイティブ関連の仕事に従事している人は少ないようにも感じ、なじめるかどうか不安もありました。
しかし一度入学してみると、思いのほかデザインや建築、ファッションや広告関連の方に出会うことができました。ただし絶対数でいうと決して多くはありません。ですが、今は自分の特性を理解したからこそ、仲間に貢献することを考えられるようになりました。普段クリエイティブな要素に触れることが少ない学友に貢献できることはないか、と考えることが今は楽しいです。
感覚や想いだけに頼らずに、自分の考えを的確に伝えられるように。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
自分の考えや実現したいことを周囲の人に的確に伝えられるようになりました。私を含め、クリエイティブ分野の人は、感覚や感情、想いで自分の意見を伝えがちです。しかしそれでは、サイエンスや論理が重視されるビジネスの分野では通じません。グロービスでは、グループワークやディスカッション中心の授業を通して、常に自分の考えを説明することが求められます。授業での議論を通じて、論理的かつ構造的に説明するトレーニングを重ねることができ、その結果自分の意見を的確に伝えられるようになったと感じています。
クリエイティブ領域の方こそ、ビジネスを体系的に学んでほしい。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
昨今はテクノロジーが発達する中で、人間にしかできない仕事は何かということが話題と感じます。その中で、好奇心をはたらかせて新しいものを想像・創造していくことは人間の特異な能力の一つではないかと考えています。
クリエイティブな職種の方は未来志向的で、発想が豊かな方が多いので、ビジネスを体系的に学び、その考え方を身につけることができれば、活躍の機会はますます増えるでしょう。なぜなら、企業や経営者がそうした人材を求め始めているからです。グロービスでの学びはクリエイターの才能やアイデアを活かし、ビジネスをドライブするために必要な知識や考え方を与えてくれると考えています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。