PROFILE
京都大学在学中に公認会計士資格を取得し、大手監査法人に入社。主に会計監査を経験した後、財務コンサルティングファームにて企業再生支援・M&Aサポート・IPOサポートなどのトランザクションサービスに携わり、2020年に独立開業。2024年には志をともにする異業種のプロフェッショナルが集まることで、社会に大きなインパクトを与えたいとの思いのもと、Region Growth Partners株式会社に参画。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
「経営者の最良の相談相手」を目指してMBA取得を決意。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
私が主に従事している企業再生の現場では、業績不振や財務体質の悪化に悩む経営者の方々と向き合う機会が多くあります。その中で、経営者の最良の相談相手となるためには、財務・会計といった専門知識だけでは足りず、経営全般を体系的に学ぶ必要があると強く感じました。このような気付きが、ビジネススクールでの学びを志す大きなきっかけとなりました。
企業再生という業務の特性上、クライアントの経営破綻に直面することも少なくありません。そのような場面で、自分の力不足を痛感する瞬間が何度もありました。「もっとできたことがあったのではないか?」と何度も自問し、その答えを探す中で辿り着いたのが、体系的な経営知識の習得でした。
経営者にとって頼れる相談相手となり、クライアントを側面から支える存在になるため、2020年の独立開業のタイミングで、MBAプログラムに挑戦する決断をしました。
同僚の成長から確信した、実践力を高める学びの場。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
もともとグロービスについては名前を聞いたことがある程度の認識しかありませんでした。しかし、前職時代にグロービスの卒業生である同僚が、入学前と卒業後で大きく成長した姿を目の当たりにし、その変化に衝撃を受けたことがきっかけです。その同僚は、財務コンサルティングに経営視点を取り入れ、クライアントに対してより実践的なアドバイスを行うようになっていました。加えて、新商品の開発・提案を手掛けるなど、財務の枠を超えた提案を実現し、売上向上にも貢献していました。さらに、身近でケースメソッドに取り組み、学びを血肉化している姿も印象的で、実践を通じて知識を自分のものにしていることが伝わってきました。何より、入学前には見ることができなかった自信と活力に満ちた立ち振る舞いが強く印象に残っています。
グロービスで得た知識を実践に活かし、成果につなげている話を直接聞く中で、その教育の実践力に惹かれました。結果として、他校と比較することなく、ほぼ一択でグロービスの門を叩くことを決意しました。
志高き仲間との学びが、「人生の財産」に。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
高い志と能力を備えた優秀な方々とともに学べることは、グロービスで学ぶ大きな魅力だと感じています。グロービスでは、経営スキルの習得に加え、志の醸成と人的ネットワークの形成を3つの柱としており、これらをスパイラルアップさせていくことに重きを置いています。
とくに、高い志を持つ方々の想いや熱量に感化され、切磋琢磨する中で学びが深まり、血肉となる実感を得られる点が印象的でした。そして、ともに学んだ仲間が、かけがえのない財産として人生を豊かにしてくれます。在学中、このようなグッドサイクルを肌で感じる機会に恵まれたことも大きな学びでした。
さらに、グロービスには、この3つの柱を三位一体で実現するためのカリキュラムや「あすか会議」やコミットメントセッションなど、さまざまなイベントが整っています。また、クラブ活動をはじめとして、公式・非公式の多様なコミュニティや仕組みも用意されており、これらがグロービスならではの特徴であり魅力だと思います。
公認会計士のスキルに経営視点を結び付け、独自の提供価値を構築。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
在学中から仕事のパフォーマンスが大きく向上したと感じています。在学中は「学びの血肉化」を一貫したテーマとして掲げるとともに、「公認会計士×MBA」としての価値を生みだすことを目指しました。そのため、毎回の授業で得た学びを自分の言葉で抽象化し、実務の現場であるクライアント企業に持ち込んで具体論に展開するというサイクルを重ねました。
その結果、公認会計士として積み上げてきたアカウンティングやファイナンスのスキルと、グロービスで学んだ経営全体を俯瞰する視点を有機的に結び付けることができました。そして、クライアントに対して「その企業の身の丈に合った経営の論点やフレーム」を提示するという自分なりの提供価値を見出せたのではないかと考えています。
経営の全体像を捉え、「問いを立てる力」を実務に活かす。
グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?
自分なりの「経営論点構造化スキル」です。これまで私は、会計・財務という機能だけから会社経営を捉えていました。しかし、グロービスでの学びを通じて、「経営とは何か?」という問いに対する全体像を描けるようになりました。
日々の仕事では、「いかに問いを立てるか」がビジネスパーソンとして非常に重要だと考えています。グロービスで得た経営の全体像は、その「問いの設定力」に直結しており、実務に大きな影響を与えています。
同じ志を持つ仲間とともに、地方を元気にするための新たな挑戦。
グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?
卒業後、人的ネットワークを通じて出会ったグロービスの同期やその知人とともに、Region Growth Partnersという新たな会社を設立しました。私は「地方の中小企業を財務の力で元気にしたい」という志を掲げているのですが、地方から日本全体を元気にしたいという同じ志を持つメンバーと出会うことができました。この仲間たちとともに、地方創生のプラットフォームを目指しています。
専門性もバックグラウンドも異なるメンバーが集結しましたが、これらの出会いはグロービスの人的ネットワークがあったからこそ実現しました。
企業再生の現場で活きる、自分なりの再生戦略の型を見出した。
受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?
「ストラテジック・リオーガニゼーション」です。私は現在、財務専門家として財務や金融の視点から企業再生に携わっています。実務に直結する内容が多く、とても深い学びを得られました。
また、環境変化に対応できない企業が今後も企業再生フェーズに入ることが増えていくと考えています。再生フェーズにおいてどのように企業に向き合い、どのようなプロセスを経て再生を進めるべきか、自分なりの「型」を整理するよい機会となりました。
最終回では、苦境に陥った実在の企業を題材に、チームで経営者の視点に立って再生戦略を練り上げ、提案するという演習に取り組みました。同じデータをもとに議論を重ねるプロセスを通じて、実践的な学びを得られる貴重な経験でした。チームでの議論は非常にタフでしたが、メンバーとともに試行錯誤する中で多くの気付きがあり、有意義な時間となりました。
財務専門家が次のステージへ進むために、一歩踏みだしてみてほしい。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
仕事や家庭との両立が可能なのか、ハイレベルな学びの場についていけるのか、不安を抱えながらグロービスの門を叩くべきか悩んでいる方もいらっしゃると思います。私自身も独立当初、仕事への不安を抱えたまま、学びと両立できるのか、それとも仕事に100%コミットすべきではないかと葛藤していました。
私がたどり着いた答えは、「まずは一歩踏みだしてみる」ことでした。一歩踏みだすからこそ、自分の可能性が広がり、新たな道が開けると実感しています。また、私と同じように公認会計士や税理士など財務専門家の方で、専門性を広げる必要性を感じている方には、ぜひその一歩を踏みだしていただきたいと思います。
財務の視点だけにとどまらず、経営の視点を兼ね備えたCFOは、これからさらに重要な役割を果たすと考えられます。「成果としての財務」と「プロセスとしてのビジネス」をシームレスに学べるMBAは、公認会計士や税理士にとって非常に親和性の高い学びの場だと感じています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。