岡村 忠征さん 岡村 忠征さん

クライアントの経営層と
対等な立場で議論するために。

  • アートアンドサイエンス株式会社
  • 代表取締役

岡村 忠征さんTadamasa Okamura

PROFILE

コーポレートメディア専門のクリエイティブ・プロダクションで、クリエイティブ・ディレクター、企画アカウント事業部部長、取締役などの要職を歴任。2011年にアートアンドサイエンス株式会社を設立。JAGDA正会員(日本グラフィックデザイナー協会正会員)/日本マーケティ ング学会会員。


※こちらの記事は、在学時のインタビューとなります

クライアントの経営層と対等な立場で議論するために。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

以前からずっと、「クリエイターが、クライアントの経営層と対等な立場で議論するには何が必要なのか」と模索していていました。「経営にインパクトを与えるデザイン」を生み出すためには、「経営とブランディングを同一化」させる役割を担えなければならないと思っていました。そして、そうした立場になるためには、自分には何かの力が足りないと考える日々を送っていました。

MBAの取得を意識しはじめたのは、当時のクライアント先の企業の経営企画室の担当者であり、グロービスの卒業生でもある方からMBAを紹介されたときでした。その方は、5年以上にわたって、コミュニケーション戦略の抜本的な改革をともに主導し、誰よりも信頼の置ける同志と呼べる存在でした。これまでともに成長し、レベルアップしてきたので、その人がすすめるのなら私にとって必要なことなのだと思ったのです。

心から信頼している方が、卒業生だった。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

グロービスというブランドには、出版物やメディアの記事などを通じて信頼感を抱いていました。そして、先ほどお話しましたが、クライアントのとても信頼している方がグロービスの卒業生であり、彼女が勧めてくれたので、グロービス以外は考えていませんでした。彼女からグロービスには、素晴らしい教員がたくさんいると聞いていたのですが、実際に単科生として受講してみてそのことを実感、迷うことなくグロービスを選びました。

「自分を見つめ直し、人生を再定義する」きっかけになる。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

最大の魅力は「自分を見つめ直し、人生を再定義するきっかけになる」ことです。私の場合は、その結果「リーダーにならなければならない」という強い使命感を抱くようになりました。

これまでの社会人生活を振り返ったとき、さまざまな問題は「リーダー不在」だから生じるものだと気づき、「リーダーにならなければならないのは、他でもない私なのだ」という強烈な当事者意識が芽生えたのです。リーダーになるためには、まず自分が自分をリーダーであると認められなければなりません。

さまざまなケース(企業事例)の主人公の立場で、意思決定を繰り返し、多様なビジネスパーソンと議論を繰り返すことで、自然とリーダーとしての自覚が芽生め、リーダーに必要な要素が認識できる点がグロービスの最大の魅力だと思います。

成長意欲の高い人が集まるグロービスの授業に、ついていけるのだろうか。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

受講以前から、ビジネス書やデザインコンサルティングの仕事を通じて、ある程度の経営的な観点を身につけているつもりでした。いっぽうで「成長意欲の高い社会人が集まるグロービスの授業に、ついていけるのか」「入試に受かるだけのビジネスリテラシーはあるのか」といった不安を抱いていました。

しかし、実際に受講してみると、これまで書籍などを通じて得ていた知識や実務で得た経験などが、課題に取り組む際や授業でのディスカッションに大いに役立つと実感できました。また、単科生として複数科目を受講したことで、本科出願時点にはそうした不安はなくなっていました。

「アウトスタンディングな存在でいたい」という考えからの脱却。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

入学するまでの私は、「常にアウトスタンディングな存在でいたい」と自分にプレッシャーを与えることによって成果を出す人間でした。言い換えると常に「斜めから攻める」存在でいたいと考えていたのです。クリエイターは誰もが、多かれ少なかれそういう側面を持っていると思いますが、グロービスでの経験を通じて、そうした成功体験から脱却しなければならない時期にさしかかっているのだと気づきました。授業でのグループワークやディスカッションを通じて、客観的に考え、妥当性の高い結論を出すことが、「人や組織を動かす」ためにはとても重要なスキルだと実感したからです。

ある有名コピーライターが「ちょっと変わったアイデアや面白い発想というのは、それなりに経験を積んだ頭の回転が早い人なら誰でもできるようになる。本当に難しいのは、誰もが知っていて理解したつもりになっていることを、ひとりで掘り下げ、みんなが『今ちょうどそれを言おうと思っていたんだよ』と“言った途端にもうあたりまえになってしまうような新しいこと”を見つけ出すことだ」と言っているのを聞いたことがあります。この言葉と客観的な視点で考える必要性がリンクして、入学後は特にこの言葉の意味を噛みしめて仕事にあたるようになりました。

世界中が注目するデザイン。その大変革を肌で感じてほしい。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

クリエイターが経営学を学ぶ意義に関して、いまや違和感や疑問を抱く人はほとんどいないのではないでしょうか。しかし、実際に経営を学んでいるクリエイターは、まだまだ多くありません。ここ最近になり、「デザイン経営」という新領域が立ち上がりました。ビジネススクールや美術系大学などで活発な教育・研究の活動がすでに始まっています。これにはさすがにクリエイターの関心も高いと感じています。

私は美術系の教育機関でデザイン経営を学ぶより、ビジネス系の教育機関、いわばクリエイターがアウェイな場で、闘う方が自分の糧になると思います。経営学の領域は今、クリエイティブの領域にずいぶんすり寄りつつあります。世界中のビジネススクールが最も注力している分野のひとつが、デザインです。その渦中に飛び込み、この大変革の波を肌で感じるエキサイティングな体験は、もしかしたら今しかできないかもしれません。クリエイターの皆さんには、領域を越境するイノベーターとなって、ぜひその醍醐味を味わっていただきたいと思っています。

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