PROFILE
大学卒業後、イギリスへの留学を経て、祖父が創業した新日本法規出版株式会社に入社。6年間におよぶ営業経験後、経営企画室に異動。経営企画室では、SFAの導入や電子書籍のローンチ、財団法人の立ち上げに携わる。新たな収益源の創造と既存事業の変革を成し遂げ、永続的成長を果たすべく日々奮闘中。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
一心不乱に働いていたら、次のステップが見えてきた。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
自分と会社を次のステップに進ませたいと思った時に、自分は果たしてビジネスの本質を理解しているのか? 自分に不足しているのはどのような能力なのか? が分からず、どうしようもない焦燥感に苛まれたのがきっかけです。
営業職で入社してから、結果を出すべく一心不乱に働いてきました。その結果、良き上司・先輩に支えられながら、何度も表彰してもらうという機会に恵まれ達成感を感じていました。一方で、なんとも表現しづらいのですが、モヤモヤ感と焦燥感も同時に感じていたのです。
入社から6年、「自社内」の「一部門」では、小さな成功体験を積み重ね、成果を出すためのノウハウも習得しました。しかし少し視野を広く持ってみると、いくつかの疑問が湧いてきました。「他の部門」や「自社以外」のビジネス構造はどのようなものなのか? 自分の市場価値はどの程度のものなのか? また、当社を再度、成長フェーズに移行させることはできるのか? などです。これらの疑問に答えたいと考えた際、自然とMBA取得という選択肢が浮かび上がったのです。
実務を知り尽くしている教員だからこその厳しい指摘。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
グロービスなら「明日から使える経営知」を習得することができると考えたからです。グロービスには、エネルギッシュでポジティブなパワーを持った実務家教員がたくさんいます。彼ら彼女らは、学生の成長を真剣に考えてくれています。だからこそ、こちらが真剣に授業に臨むほど、それ以上の真剣さで応えてくれます。
また、単なる「お勉強」ではない学びがあることにも惹かれました。グロービスの授業は、経営の定石・理論のインプットに留まりません。アカデミックな視点だけではなく、経営者の視点で実務に落としこむ際の頭の使い方を徹底的に鍛えられます。授業では、こちらが並べ立てた中途半端なロジックや戦略に対し、「本当にそのアクションプランは実行できるのか?部下はついてくるのか?」と厳しい指摘が入ります。実務を知り尽くしている教員だからこそできる授業なのです。こうした授業のクオリティーの高さに、グロービスなら実践力を身につけることができると確信しました。
他のMBAと異なり、ヒト・モノ・カネに留まらない学びが得られる。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
まず、自分の頭で考え抜く習慣が身につくことが魅力です。以前は、仕事で課題にぶつかった際に何をどのようにアプローチすればよいのかが分からず、とにかく一生懸命に考えるだけでした。ただすぐに力尽きてしまい、思考停止してしまうことが度々ありました。グロービスでさまざまな経営知や思考力を身につけた今は、視野と視座をコントロールしながら、最後まで自分の頭で考え抜く力がついたと感じています。
また、グロービスではヒト・モノ・カネの基本的な経営資源の分野だけでなく、「思考」「志」といったリーダーにとって必須の領域を学ぶ機会があり、リーダーに必要な能力を網羅的に学ぶことができるのも魅力の1つです。
3つめの魅力は、極めて良質な人的ネットワークを構築できる点です。これはグロービスだけの特徴だと思いますが、何事にも前向きで向上心に溢れた仲間たちと、世代と地域を越えたネットワークを構築できるのは、大きな魅力ですね。
自分の考えにクリティカルな視点を持つことができるように。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
学ぶ前は、自己の主義主張・流儀にこだわり過ぎるきらいがありました。グロービスで学んだことで、「近視眼的に自分の考えにこだわり過ぎてしまうことで、本来果たすべき目的に悪影響を及ばさないか」、自問自答するようになりました。こうした考え方の変化によって、仕事がスムーズに進むことがかなり増えたと感じています。
もう1点の大きな変化は、戦略を描く際に、策定フェーズと同じように実行フェーズにも重きを置いて考えるようになったことです。当たり前のことですが、やろうと思えば自己で完結できる策定フェーズとは異なり、実行フェーズでは周囲の人に動いてもらわなければなりません。せっかく魂を込めて策定した戦略が画餅に帰さぬように、実行を意識した戦略策定を行い、実行フェーズにより多くの力を注ぐようになりました。この2点が大きな変化です。
「自分の可能性を信じる」という強力な武器を得た。
グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?
「自分の可能性を信じる」というマインドセットです。グロービスの教育理念である「能力開発」「志の醸成」「人的ネットワークの構築」は、しっかりとカリキュラムをこなし、数多く用意されている授業以外のイベントに積極的に参加すれば自然と得られるようにプログラムが設計されています。
私にとって、これらの3つの理念の先にあったのは、「自分の可能性を信じる」でした。これから先の人生で直面するであろうさまざまな困難を乗り越えるための最も強力な武器となると考えています。卒業した今、ときに心が折れてしまいそうなこともあるのですが、その度に「自分の可能性を信じる」という言葉が、私をドライブしてくれています。
人生を長期的な視点で捉え、アクションを起こしてほしい。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
大学院への進学を検討する際、時間や費用等の負担を懸念する方がいらっしゃるかもしれません。短期的に考えると、確かに大きな負担ではありますがが、「人生100年時代」という長期的なスパンで捉えると、さほど大きな負担ではないとも考えられます。受身な姿勢でいると、貴重な時間は無為に過ぎていきます。いつ終わるかわからない、一度きりの人生。「何かを変える」「かけがえのないものを手に入れる」ためには、プロアクティブに自らアクションを起こすことが必要です。
グロービスには、前向きに、自ら行動する仲間、そして周囲の期待に応えられる環境が整っています。もし自身の判断に迷うなら、一度グロービスに足を運び、自分の目でその環境を確かめてみてください。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。