PROFILE
同志社大学経済学部在学中にカイロプラクティックの専門学校に通い、資格を取得する。卒業後、Jリーグ京都サンガFCに入社。9年間の在職中にチーム管理、競技運営、経営戦略、企業広報などに携わる。その後イベント運営および警備会社を経て、2005年から現在までサッカーの国際審判員およびプロ審判員として国内外にて活動中。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
MBAは、自分をさらに豊かにするもの。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
審判員という職業上、常に周りから厳しい目で見られ、是正を求められることが多い中、「サッカーに関わる多くの人がより楽しめ、より盛りあがるために、自分はどういった能力をさらに身につける必要があるのだろうか」「今何をする必要があるのか」と日々模索しながら過ごしていました。
そんなある日、お世話になっている方と食事をしている際に、「あなたは直感力や突破力、決断力は人よりも優れているが、人を納得させるための論理的な考察力や説明力が弱いから、ムダに周りと摩擦を起こす。だから、思考力を高めるトレーニングをしたり、数字を理解する力、利用する力を身につけてみてはどうか」といったアドバイスを受けました。
「全くその通り」だと深く納得し、いろんな人の話を聞いたり調べたりするうちに、MBAという自分をさらに高める学びの場があり、それが私にとって非常に意味のある場だということもわかりました。その時、初めて自分の中に「MBA=自分をさらに豊かにするもの」という意識が芽生えたのです。
周りからもその変化を指摘されるほど、行動が大きく変化した。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
海外のビジネススクールを卒業していた友人から、グロービスの教員の方を紹介してもらったのですが、その方が非常に魅力的だったため、まずは試しに単科生として「クリティカル・シンキング」を受講することにしました。この際、これまで経験したことがない「脳みそが溶ける」という強烈かつポジティブな感覚を初めて体験しました。
その後、単科生として数科目受講しましたが、その強烈な刺激は変わらず、何とか周囲の学生のレベルについていこうと必死にもがき苦しんだことで、グロービスでの学びの前と後では自分だけでなく周りからもその変化を指摘されるほど、考え方や発言の内容、行動が大きく変化していました。
こうした経験によって、単純に「グロービス、恐るべし」「この刺激から離れたくない」といった感覚を強烈に抱いたため、他の大学院は眼中にない状態で、「MBAなら、グロービス」だと強く思ったのです。これは、良い意味で完全にグロービスに「はめられた」のだと今でも思っています(笑)。
自分を客観視できる環境、受講の柔軟性、実務に活かせる学び。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
魅力は大きく3つあります。1つ目は、多様性を大事にするグロービスで学ぶことで、自分の価値観や知識をも多様化する点です。「狭い世界」にいると、どうしても考え方や価値観が偏ってしまいます。自分を客観的に見られなくなってしまいがちな中で、「多様が是」という世界に身を置くと、自分を客観視できたり、新たな創造ができます。そこがグロービスの魅力だと思います。
2つ目は、時間を有効に使える点にあります。私は仕事の都合上、国内の移動はもとより、海外にも頻繁に行きます。「働きながら学ぶ」ためには、学びの場が1つに限らず、複数あったり、振替受講ができたり、あるいは学びの場所を選ばないオンラインクラスを備えている柔軟性が非常に大事なポイントです。これらを持ち合わせているグロービスは、私には非常に魅力的でした。
3つ目は、実務で活かすための学びにこだわっている点です。グロービスでは、さまざまな業界でトップを走っておられる経験豊かな教員のもとで学生が積極的に意見を出し合い、それらの意見を教員がファシリテートする中で、学生自らが自分に必要な学びを得るというインタラクティブな受講スタイルを取っています。「妥当性の高い望ましい結果」を双方向で探し出すというスタイルのため、実務に活かしやすく、この点も魅力の1つだと考えています。
出願時の懸念は、現在のところまったく問題になっていない。
出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?
教員やクラスのレベル、仕事との両立など、さまざまな懸念があると思います。私の場合は、「クラスを全うできる(出席できる)のかどうか」が最大の懸念でした。もう1つの懸念は、「家族との時間を確保しつつ、学びを深めることができるのかどうか」です。
本科生の前に単科生として2年間受講した経験からいえば、その間の欠席は1回のみ。都合のつかない日も、振替受講で欠席せずにすんでいます。今では、オンラインクラスを受講するというオプションもあり、出願時の懸念は、現在のところまったく問題になっていません。
家族との時間を取るのか、学びを取るのかというもう1つの懸念については、親が子どもの前でもがきつつ楽しみつつ学んでいる姿を見せることで、解決していると考えています。子どもが「学ぶことは楽しく、大人になっても学ぶものだ」といった価値観を持ち始めたり、1つのテーブルを囲んで家族のそれぞれが絵を描いたり勉強したりするなど、グロービスの時間は、家族団欒にも活用できるものだと気づきました。その安心から自身の学びも深まっており、今では思い切って出願してよかったと思っています。
相手を尊重し、受け止めることができるようにもなってきた。
入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
大きな変化は2つありました。1つは、物事を考え判断する際に、論理が伴っていると言われるようになったことです。会議でのファシリテーションやプレゼンテーションの能力が上がり、具体的な根拠を示しながら行動するようになったため、周囲が理解、納得して協力してくれるようになりました。
もう1つは、「ヒト(+志)・モノ・カネ」を関連づけ、総合的に学ぶことで、今まで分かっていなかったビジネスの構造や成果を上げるための重要なポイントが見え始めたことです。
人が自らの意思で動くためには、「情と理」のバランスが重要になります。社会の中で人が互いを活かし活かされるためには、何を大切にし、どうあることが望ましいのかといった価値観や「志」を知り、自らも掲げることの意義が、自分の中で明確になってきました。その結果、相手を尊重し、受け止めることができるようにもなってきました。あるいは、問題の真因を捉え、実作業の効率を高めたり、人を機能させたり、ミスをできるだけ軽減したりといったよい効果が見え始めていることを実感しています。
人は、「学ぶ」ことで強く、優しく、魅力的になれる。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
グロービスに強い関心を抱きつつも、不安や迷いが多いという方に対して、私から1つだけお伝えできることがあるとすれば、私自身を含め、在校生や卒業生の多くの方も出願にあたっては皆さんと同じ不安や迷いを抱えていた、ということです。
私は、自分の大切な人生を「明るく楽しく元気よく」過ごすためには、「学ぶ」という刺激が不可欠だと思っています。人は、「学ぶ」ことで強く、優しく、魅力的になれると信じてもいます。
学びのためには、頭の中であれこれ考える前に、「とにかく始める」ことが重要になります。この「とにかく始める」ことができた人、そしてそれを「試行錯誤しながら続ける」ことができた人だけに、「明るく楽しく元気よく」過ごせるより豊かな人生が待っていると思っています。
グロービスは、私たちが社会で生きていくうえで大切にすべき智恵や方法論にあふれています。心を開ける、多くの温かい仲間がいます。
「あなた×グロービス」は、あなたの人生をより楽しく、豊かにするうえで、とても意味があることだと私は考えています。「変わりたい」けれどどうしてよいのかわからないというあなたの悩みは、グロービスをパートナーに選ぶことで解決できると、実際に変わることができた私は思っています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。