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投稿日:2019年07月19日
投稿日:2019年07月19日
いま注目の企業を分析し、「勝てる」ビジネスモデルを探る ――グロービス経営大学院・公認クラブ「ビジネスモデル研究会」 幹事インタビュー
- クラブ活動
- ビジネスモデル研究会 活動レポート
グロービスの学生が、共通の目的や問題意識を持つ仲間と自主的に取り組むクラブ活動の活動事例紹介。
3ヶ月ごとに1社〜複数社のビジネスモデルを幹事団が分析し、参加者を交えた発表会を行う。これを約6年にわたり続けているのが、2013年発足のビジネスモデル研究会。自身の新規事業開発や事業再構築に役立てるとともに、より実践的なビジネススキルを養うことが活動の目的である。
Facebookグループに登録するクラブメンバーは約700名(2019年6月時点)。発表会には毎回20〜30名ほどが参加し、分析結果のインプットだけでなく質問やディスカッションも活発に行われている。こうした営みを経て幹事団の分析はさらに掘り下げられ、クラブのノウハウとして蓄積されていくのだ。
創設者の一人であり、代表幹事の太田真氏(グロービス経営大学院2015年卒業)は、卒業後もクラブ運営に精力的に携わっている。そこには卒業生ならではの理由と想いがあった。
グロービスでの学びを活用し続けていくために
在学中、とある授業にゲスト講師として参加した卒業生と意気投合し、ともにクラブを立ち上げた太田氏。銀行員、IPOコンサルタントを経て、ベンチャーの立ち上げや経営管理部門を歴任してきた太田氏は、ケース(企業事例)を用いた授業での学びを活かして自身でも企業分析をしたいと考えたという。
「企業には時間軸があるので、どういう変遷を経て現在に至ったのかを掘り下げるようなアプローチがしてみたいと思ったのです。また、いま注目を浴びている旬な企業を題材にすることにも関心がありました。同じように興味を持ってくれる人はいると思いましたし、分析するだけでなくアウトプットの場も意識的に設けなければ続かないだろうと考え、公認クラブとして正式に活動していくことにしました」
幹事団は現在5名。隔週日曜の午前中に東京校のミーティングルームに集まり、3ヶ月に1度の発表会に向けて企業の選定と分析を行っている。2019年3月に実施された株式会社クラウドワークスの分析発表会では、資料が約70ページにわたってまとめられていた。ここまでの高精度の分析を本業と並行しながら行うのは容易ではないはずだが、太田氏はなぜ今もなお代表幹事を務め続けているのだろうか。
「グロービスで学んだことを、目の前の仕事に忙殺されて使わないままだと忘れてしまうと卒業してから思いました。普段の仕事とは違う思考をクラブ活動で使うことで、学びが活性化されてスキルとしてより定着するのではないかと思い、卒業したあとも続けています。ほかの卒業生の学びの活性化にも貢献したいという想いもありますね。現に、発表会に参加してくれる人は卒業生が半数を占めています」
企業経営や事業開発を成功させる糧となる企業分析の機会を、在校生はもちろん卒業生にも提供したい--そんな想いでクラブを牽引する太田氏から、まだ参加したことのない在校生・卒業生に向けてメッセージをいただいた。
「幹事団一同、時間と労力をかけて毎回真剣に分析しています。発表会前にはFacebookで資料の共有もさせてもらっています。会を通じて何かを持ち帰っていただけるように努めていますので、ぜひ参加してみてください。ちなみに、私たちと一緒に分析をしたいという方も大歓迎です!」
「ビジネスモデル研究会」が主催する発表会のイベントレポートはこちら
「ビジネスモデル研究会」とは
グロービス経営大学院での学びをベースに、成長企業や業界の代表企業を取り上げてビジネスモデルを分析することにより、より実践的なビジネススキル(新規事業開発、事業再構築等)を身につけることを目指すクラブ。3ヶ月ごとに1社〜複数社のビジネスモデルを幹事団が分析し、参加者を交えた発表会を定期的に行っている。
クラブ活動とは
社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、グロービスの学生が自主的に取り組む活動です。共通の目的や問題意識を持った同志が集い、それぞれのクラブが多彩なテーマで独自の活動を展開しています。学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有し合うクラブ活動は、志を実現につなげるための場として、大きな意味を持つものとなっています。
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ビジネスモデル研究会 活動レポート