PROFILE
2005年に宮城大学を卒業後、株式会社光通信にて人事、総務、情報システム全般に従事。2010年に宮城県仙台市の保険代理店起業に参加。取締役管理本部長としてバックオフィス全般を管轄し、従業員数100名以上の会社に成長させることに貢献。2018年グロービス経営大学院卒業と同時に、地域活性をすべく株式会社47PLANNINGにJOIN。現在は、取締役としてバックオフィス全般、経営企画を担当。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
成長が止まっているのではないかという危機感を抱いていた。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
私は「MBA」という学位に対する興味はまったくありませんでした。
入学当時に在籍していた企業には、起ち上げから参加していました。創業から5年が経過し、会社が軌道に乗ってきた頃から、創業期の刺激的かつ激動の日々と比べると、自分の成長が止まっているのではないかという漠然とした恐怖感を抱いていました。また、従業員数が増えるにつれて、独学で得たスキルだけでは経営者を支えていくことに限界を感じており、経営全般を学び直す機会を探していました。そんな折、偶然職場の近くでグロービスのポスターを見かけ、どんな雰囲気なのか見てみようという軽い気持ちで体験クラスに参加しました。
その後、単科生として受講を始めたのですが、学び続けるうちにグロービスなら自分が求めていたことを得られると確信し、入学を決意しました。MBAという学位は結果的についてきただけにすぎません。
堀学長やスタッフの仙台校開校への熱い想いに動かされた。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
過去に資格試験の通信教育を受けたことがあったのですが、極度の勉強嫌いだったため、モチベーションを最後まで保てず、何度かドロップアウトした経験がありました。本科生の2年間も私には非常に長く感じ、モチベーションを保ってついていけるのだろうかという不安がありました。そこで、まずは単科生として「クリティカル・シンキング」を1科目(3ヶ月)だけトライしてみたのです。
受講してみると、授業の密度は非常に濃く、常に熱いディスカッションが繰り広げられ、私でも3ヶ月のプログラムを最後まで走り抜けることができました。さらに、授業を通じてたくさんの生涯の友と呼べる仲間と出会うことができ、グロービスで学び続ければこうした仲間がもっとたくさん得られると思ったのです。こうしてグロービスであれば、学び続けられると確信し、出願を決意したのです。
加えて、東日本大震災をきっかけに、予定していなかった仙台校を急遽開校された堀学長の想いや、そこで働かれているスタッフの皆さんの熱意、親身に相談に乗っていただいた仙台校の先輩方のお話に感銘を受けたことも入学を決めた理由のひとつです。
お互いの「志」について、これほど語り合うビジネススクールは他にはない。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
グロービスの最大の魅力は、教育理念に掲げている「志の醸成」と「人的ネットワークの構築」です。
もしMBAという学位を得たいだけなら、他のビジネススクールのほうが楽かもしれません。なぜならグロービスは、「自分は何のために生きているのか、何を成すべきなのか」を真剣に自身に問い続け、教員や仲間ととことん語り合い、内省を繰り返すビジネススクールだからです。このようなMBAプログラムは他にはないと思います。
こうしてお互いの「志」を語り合い、切磋琢磨した仲間は生涯の友になります。勉強嫌いの私が、卒業まで走り抜けることができたのは、生涯をかけて成し遂げたいと思える「志」を見つけることができたこと、そしてかけがえのない仲間に数多く出会えたからこそです。
自分の可能性を信じられるようになり、自信をもって行動できるように。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
自分の可能性を信じられるようになり、どんな問題であろうと自らの頭で考え抜き、自信をもって行動できるようになりました。
今振り返ると、入学前は従業員のトップという立場でありながら、どこか自分に自信が持てず、常に経営者の顔色を伺い、自分らしく働くことができていなかったと思います。
卒業後、株式会社47PLANNINGへ転職しましたが、ここでは自分にしかできない仕事は何かを常に追求し、社内に新しい風を吹かせ、変革を推し進めようと社員に積極的に働きかけるようになりました。その結果、組織の変革に成功し、新参者でありながら周囲の信頼を得ることができました。そして、現在は取締役という責任のある立場で、経営に携わることができています。
日々、懸命に生きるための「志」と「自信」。
グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?
1日1日を大切にし、一生懸命に生きるための「志」と「自信」を得ることができました。
入学するまでは、その日暮らしの人生を送っていました。やりたいことも特になく、目の前の仕事をただこなすだけで、ずっと心の中にわだかまりを感じていました。しかし、グロービスで学び始めたことをきっかけに、30歳半ばではじめて自分と真剣に向き合い、「自分は何のために生きているのか」を問い続け、自分の考えを人間的に尊敬できる素晴らしい方々にぶつけることができました。その結果、自分の「ありたい姿」を明確にイメージできるようになり、自分に何が足りないのかがわかり、やるべきことを言語化できるようになりました。
また、身体に染みついた受け身の姿勢を変えるため、在学中は「自分にできそうなことはすべてトライしよう」と決めて、グロービスのイベントや活動に積極的に参加しました。その結果、「チャレンジすれば、自分でもやれるのだ」という自信を持てるようになりました。
「本気で変わりたい。成長したい」と思うなら、一歩踏み出してみよう。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
このページをご覧になっている方は、すでに何かしらの課題感を持っているのだろうと思いますが、「本気で変わりたい。成長したい」と思っているなら、迷うことなくグロービスで学ぶことをお勧めします。
その理由は、これまでお話してきた通りなのですが、まだ触れていない魅力として、卒業した後でも、グロービスという共通点があるだけで、面識のない卒業生とでもすぐに仲良くなれることをお伝えしておきたいと思います。例えば、すべての卒業生がログインできるコミュニティサイトがあるのですが、ここに困ったときに質問を投げると、多くの方がコメントを返してくれます。
グロービスには、授業料と天秤にかけることができない価値がたくさん隠れています。学生時代に「勉強ができた、できなかった」はまったく関係ありません。入学できない理由を並べることはとても簡単ですが、それを言い訳にせず、「本気で変わりたい。成長したい」と思うなら、まず一歩踏み出してみてください。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。