辰巳 千恵さん 辰巳 千恵さん

経営者視点でお客さまと課題を
共有できるようになりたい。

  • 大手総合商社
  • ICT事業本部

辰巳 千恵さんChie Tatsumi

PROFILE

早稲田大学政治経済学部卒業後、2009年JPモルガン証券株式会社に入社。デリバティブ商品担当業務部へ配属となり、3年従事。その後管理業務統括本部へ異動し、役員であるCOO兼CCOと二人三脚で、規程の整理、社内プロジェクトの遂行、金融庁や日本銀行の監査対応を経験。社会人6年目に、JPモルガン・チェース銀行法人営業本部へ異動し、5年間国内海外の大手法人向け営業職に従事。2020年にグロービスを卒業し、2021年大手総合商社へ転職。ICT事業本部に所属し、産業DXを推進する企業への投資業務およびバリューチェーンを活かした新規事業開発に従事。


※こちらの記事は、在学時のインタビューとなります

経営者視点でお客さまと課題を共有できるようになりたい。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

社会人6年目に法人営業部へ異動した際、大企業のCFO(最高財務責任者)やトレジャラー(財務部長)とのミーティングで、自分の知識のなさに愕然としました。彼ら彼女らに対する私の務めは、ただ金融商品を提案するだけでなく、CFOやトレジャラーとして抱えている悩みや懸念点を読み解き、その上でソリューションを提案すること。

しかし、私の経験や知識は圧倒的に少なく、彼ら彼女らとまともに話をすることができなかったのです。それがきっかけで経営を体系的に学びたいと思うようになり、MBA取得を考え始めました。単に学位取得が目的ではなく、彼ら彼女らのビジネスパートナーとして議論できるように経営者視点を身に付けたいという思いから、MBA取得を考え始めました。

授業を体験し、納得した上で入学を決められる。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

当初は、海外を含めどの経営大学院で学ぶべきか多くの選択肢を前に悩みました。その中でグロービスを選んだのは、体験クラス単科生制度を利用することで、実際の授業を体験した上で出願を決められたからです。

単科生としての在籍可能期間は最大1年間もあり、学校の雰囲気をよく知ることができますし、大学院(本科)の入試も年3回開催されているので、自分が納得したタイミングで意思決定ができます。また出張などでやむを得ず授業を欠席してもほかのクラスに振り替えて受講できる制度や、通学とオンラインを組み合わせて受講できる制度など、通いやすい仕組みがたくさんあります。さらに一定の単位数まで英語MBAプログラムの科目を受講することもでき、選択の幅が広いこともグロービスに決めた理由でした。

グロービスでまずは単科生として受講を開始したのですが、3時間の授業は頭が常にフル回転で、毎回新しい発見があり、ワクワクする授業の虜に。受講する科目が増えるにつれて、もっと新しい世界を見てみたい気持ちが強くなり、本科の受験を決意しました。

辰巳 千恵さん

幼いころに感じた「なぜ?どうして?」と同じワクワク感。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

一番の魅力は、授業を通して得られるワクワク感だと思います。金融業界で10年働くうちにいつのまにか思考の癖が付いていましたが、受講を重ねるうちに、私の知らない世界は広く、まだまだ成長できる余地がたくさんあることに気付きました。授業では、幼いころに感じた「なぜ?どうして?」という純粋な好奇心や新しい世界を知るワクワク感を久々に感じると同時に、自分の興味関心は今どこに向いているのか自分自身を見つめ直す大切な時間にもなっています。

グロービスの授業はディスカッション形式で行われ、今まで出会ったことがないさまざまな職種・役職・年齢の方と積極的に議論を交わします。すると、自分にはない視点から物事を考察することができ、大きな学びと気付きを得ることができます。学生それぞれが自身の強みを活かしながら発言し、議論を通して周囲の学生の学びに貢献していく。職種・役職・年齢をまったく気にすることなく意見を交わせる場は、グロービスの最大の魅力だと思います。

辰巳 千恵さん

何度も相談するうちに不安が期待に変わった。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

本科に出願するにあたっては、仕事・プライベート・勉強のバランスが取れるか、時間とお金をかけるのに値するものが卒業時に得られるか、という2点が気になっていました。そこでまずは、大学院生(本科生)の方から入学後の様子を詳しく伺い、学生生活のイメージを具体的に持てるようにしました。また、事務局の方に何度も相談し、真摯なアドバイスをもらえたことで懸念点が解消され、不安が徐々に期待へと変わっていき、出願を決めることができました。

もし皆さんが同じような不安を抱いているなら、卒業生や在校生、事務局の方々に相談しながら、不安や懸念点をしっかりと自分の中で消化し、納得した上で出願することが大切だと思います。

常に経営者視点で物事を考えられるように。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

授業で得られる気付きは、翌日から仕事に活かせるものがとても多いと感じています。学びを過去の自分の行動にあてはめて振り返ることで失敗要因を抽出し、今の仕事に活かすようになりました。

また、授業で扱うケース(企業事例)では、「あなたが経営者なら、この問題をどう解決するのか」を問われる場面が多く、仕事の場でも「経営者ならどのように対処するだろうか」「部門最適ではなく、全社最適の視点からだと、どう考えるのがベターだろうか」など、常に経営者視点で物事を考えられるようになってきました。

自分の進むべき道は、多様な仲間との交流を通して育まれる。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

あらかじめ何か大きな志があった上で、MBAを目指す人ばかりではありません。私が出願を決めた一番の理由は「もっとワクワクを感じたい」という想いからでした。さまざまな職種・役職・年齢・バックグラウンドを持つ仲間たちとの交流を通して、少しずつ自分の進むべき道を見つけていってもいいのではないでしょうか。

“Everything happens in the right time”――これは、私の好きな言葉です。今、感じている不安も、一歩踏みだすべきかという悩みも、きっと輝かしい未来への小さな合図です。現状を少しでも変えたいと思っているのなら、ぜひ一歩を踏みだし、チャンスをつかんでください。

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