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【MBA生活】家族や仲間と一緒に成長を実感できる場

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【名前】神田 たくみ

【勤務先】外資系医療機器メーカー

【入学年】2013年



みなさんこんにちは!
GMBA名古屋2013期の神田たくみと申します。

わたしは外資系医療機器メーカーの営業です。
東海地方の担当エリアにおいて医師や看護師、理学療法士といった
医療従事者やディーラーに自社製品を提案したり、導入後の手術用品や
看護・リハビリテーションで使用する器具の説明会をしたりしています。
2012年10月から単科生としてグロービスに通い始め、2013年4月に入学しました。

これまで8年以上法人営業をしてまいりましたが、今のままの自分に安住しているだけでは
その先のキャリアを描くことの難しさを感じていました。自分のこれまでのキャリアの
棚卸をした上で、次にステップアップあるいはスタートアップをするために、未知の分野の
実践的な勉強がしたい。グロービスを考え始めたのは、 そんな強い思いからでした。


■行動が制限される時こそチャンス

人生の中には誰しも「転機」があると思いますが、グロービスに入ろうと思った
最大のきっかけは、2012年という年に自分に起きたいろんな変化でした。

年の初めに経過観察していた持病が進んでいることがわかり、入院し手術。
その退院10日後に名古屋シティマラソン10㎞を完走。
その後、仕事に打ち込み、7月末決算の忙しさから解放された8月頃 、グロービスの
単科生制度を知り、さっそく9月の体験授業に参加。
もっとしっかり勉強してみたい!と思い、10月期から単科生として受講しはじめました。

それから間もなく、合併症のあるハイリスク妊娠と診断を受けました。
長時間の移動や立ち仕事、重い物の持ち運びや階段の昇り降りまで制限される中、
今できることは・・・勉強しかない!と純粋に思えました。

入試を受けるかどうか迷っていたときに、まずは家族の理解を得ることが大切だ
ということで、クリティカル・シンキングのクラスの仲間たちと講師をお招きして
ホームパーティをやって、主人と仲良くなってもらいました。さらに、名古屋校で出産を経て
育休期間中に受講されている先輩が数人いて、彼女たちがとても生き生きとしていた
のです。それを知っている周りの受講生の皆さん、スタッフの皆さんが温かく受け入れて
いることに勇気をもらえたことが入試を受ける決心につながりました。


■2年で修了したい!

2012年の半年間で経験したいろいろなできごと で自分の命のリミットについて
じっくり考えたからこそ、3年でじっくり勉強するというより、2年間みっちり勉強をして
早く修了して、どんどん仕事に活かしたい!というマインドの方が強くなっていました。

グロービスでは、四半期毎にクラスが開講されています。
わたしは、2012年10月期、1月期を単科生として受講。2013年1月入試を受け、
3月のすべてのクラスが終わった直後に緊急入院。2013年4月の入学式は
母体・胎児集中治療室で迎えたため、4月から3ヶ月の休学をしました。
5月下旬に男の子を出産。早産で命の危険があったため、10日ほどNICUに入院して
いましたが、6月になる頃退院できたので7月の復学を決めました。

この時期から卒業単位を満たして 修了・卒業しようと思うと、

① 全期間2科目ずつにし、3ヶ年修了計画に変更
② 単科生で取得した単位を活かしてコンスタントに3科目受講
③ 単科生で取得した単位+育休中4科目以上受講
   (事務局から本当に大丈夫ですか?とお気遣いをいただく)+復帰後2~3科目受講

の3パターンが考えられます。

仕事復帰後に仕事をしながら勉強する時間を捻出することが絶対に必要になるのであれば、
勉強のサイクルを身体の中に作ってしまえば、復帰後にどうにかなるな、と
アスリート的発想になったわたしは、迷わず③を選びました。

復学してからの7月期、10月期は4科目、1月期は5科目(うち1科目を大阪で受講)という、
他の人がなかなかやらないような受講の仕方にチャレンジしています。

グロービスのクラスの大きな特徴は、学んだことを実践できるということに尽きます。
職場で試すのが一番ですが、私の場合育児休暇中なので、会社のメンバーとの
コミュニケーションの中で社内の状況を聞いてシミュレートしてみたり、普段の生活の中で
考えを巡らせたりしています。

例えば、マーケティングⅠのクラスで、SNSを用いた顧客との双方向コミュニケーションに
ついてイメージしながらディスカッションしていく場面があります。自社は医療機器メーカー
なので、臨床情報になると患者さんのプライバシーの問題も出てくるので、どこまでなら
SNSの情報として適正なのか?や、SNSに向く商材とそうでない商材の違いをイメージした
上で、アイディアレベルで社内のメンバーに共有してみました。

人材マネジメントでは、外資系の企業では人材の流動性が比較的高く、採用要件に
ついて職務内容とポジションとを予め明確にした上で採用するので、入社後に社内で
他職種へJob Postingすることは極めて稀。逆に、人材流動性の低い企業では、
人材育成の観点から複数の部署や仕事を経験させてマネジメント層を育てる、という
視点を学びます。自分の会社は前者で、今後どう人材を育成し、事業を成長させて
いくのだろう?と想像しながら、自社のトレーニング資料を見直したりします。

こうしたひとつひとつの学びを、育休が終わった後に、活かしていければ良いと思います!


■自分をとりまくすべての人々に感謝

育児をしながらの勉強は、本当にありとあらゆる手段を考えます。
おんぶや抱っこをしながらの家事と勉強。子どもを寝かしつけてから夜泣きするまでの時間、
もしくは、一緒に添い寝して夜泣きのタイミングで起きてそこから勉強するのは日常茶飯事。
勉強がひと段落したらいっぱいハグして、遊んで、おしゃべりして過ごす。
自分の中でメリハリをつけるようにしています。

妊娠中、そして産後、息子の首がすわる前から積極的に息子との時間をとり、ケアの仕方を
身に着けてくれた主人、その主人が体調を崩したり、動かせない予定が入ってしまったりする
ときのバックアップ体制(一時預かりが可能な託児所を地元と名古屋駅周辺の複数確保)、
東京での振替受講の時に息子を見ていてくれる弟はじめ家族の協力(弟は結婚もしていない
のにもうイクメン!)、大阪での受講時に息子を預かってくれる大阪校の仲間たち。

そして何より、人見知りを一切せず、どんな場所にいっても笑顔をふりまき、周りを和ませて
くれる息子のパーソナリティがあってこそ、成り立っているなぁと常々思います。

学びを最大化するための自主勉強会を平日の夜やクラスの受講前後の週末に
やっていますが、その場に息子を連れて行っても、イヤな顔ひとつせず、むしろ息子を
かわいがってくれる大勢の仲間たちにも、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。


■今の自分よりちょっとストレッチしてチャレンジ

皆さんは、仕事でもスポーツでも、今の自分よりちょっとストレッチしてチャレンジする
ことで、新たな視点を身に着けたり、キャパシティが大きくなったりした経験は
ありませんか?
わたしは仕事で目標数字の120%を自主目標に置いて仕事をして、常に達成できる
シナリオを描けるようになったり、通常業務+社内プロジェクトに参加して、
普段の仕事では一緒になることのない人たちと仲良くなって、その視点から仕事を
客観視できるようになりました。

グロービス×プライベートでも同様で、わたしは2013年のスポーツ祭東京
(国体・障がい者スポーツ大会)のアーチェリー競技の審判員をやっていたこともあり、
10月期には2週間東京での振替クラス受講。1月期には大阪で1科目受講しています
ので、この1年で一気に東名阪に仲間が増えました!

東京で期に4科目受講するスケジューリングノウハウを共有したり互いに
励まし合ったりすることを目的とした「4科目友の会」や、大阪で育児をしながら
グロービスで学ぶパパママを応援する「Grow!bis」というグループに参加させて
いただき、学生同士のサポート体制に支えられながら、楽しく受講しています。

もちろん、自分ひとりの力ではできなくて、周囲の協力あってのことですが、ちょっと
ストレッチしてチャレンジしたことで、世代や地域を超えて、日々成長をするために
努力を惜しまない仲間たちからパワーをもらうことができ、とても充実しています!

■結びに

グロービスでは世代や地域、バックグラウンドを超えて一緒に学ぶエネルギッシュな
仲間ができます。特に名古屋校は卒業生とのネットワークも強く、彼らの智恵や
経験の一部を共有・追体験させていただきながら自分の成長を実感できると思います。

学生時代とはまた別の、新しいキャンパスライフを送ってみませんか?

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