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投稿日:2025年12月05日

投稿日:2025年12月05日

【前編】45歳からのキャリアプランニング――“定年4.0時代”を生き抜くスキルと自己投資

後藤 宗明氏
一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事 チーフ・リスキリング・オフィサー
SkyHive by Cornerstone 日本事業担当
45歳からのキャリアプランニング――“定年4.0時代”を生き抜くスキルと自己投資

2025年度より新たに開講された「テクノベートMBA(TMBA)」「エグゼクティブMBA(EMBA)」のスタートを記念し、グロービス経営大学院にて特別セミナーを開催しました。人生100年時代を迎え、誰もが“キャリアの持続可能性”を考えざるを得ない今。40代は、豊富な経験を持ちながらも、自らのこれからに迷いや問いを抱き始める転換点でもあります。

本セミナーでは、ジャパン・リスキリング・イニシアチブ代表理事の後藤宗明氏が登壇。「45歳からのキャリアプランニング」と題し、AI・自動化が加速する時代において必要となるスキル、さらには健康と学びを戦略的に位置づける「キャリア・ロンジェビティ」まで、リスキリングの本質と実践を語りました。

本記事では、後藤氏の講演内容を一部抜粋し、これからのキャリアを再構築しようとするミドル世代に向けたヒントをお届けします。

※動画でご覧になりたい方はこちら

リスキリングはキャリアを“進化”させる手段

40代で迎えた人生の転換点

後藤:現在、私はリスキリングに関する政策提言や、企業向けの導入支援を行っています。実は40歳になるまで、私は非ITの世界で働いていました。そこから一念発起して、少しずつデジタルやソフトウェア、ハードウェアの分野に関わるようになり、今ではAI領域でスキルの可視化を行うプラットフォーム事業を日本で展開したり、ジャパン・リスキリング・イニシアチブという非営利団体で活動したりしています。

チャンスを40代で掴み、デジタル分野の仕事を積み重ねてきたことが、今の活動につながっています。これまでにリスキリングに関する書籍も4冊執筆しており、海外のカンファレンスで基調講演をさせていただく機会もあります。ヨーロッパでは「Twin Transition(ツイン・トランジション)」と呼ばれる政策があり、デジタルとグリーンの2つの分野のスキルを同時に身に付けていく流れがあります。私もそういった国際プロジェクトに参加させていただいています。

後藤氏の経歴について

後藤:こちらは私のキャリアの推移を表した資料になります。上段が業界、中段が働き方、下段が働いていた場所です。ひと言で言えば「めちゃくちゃ」な経歴でして、ヘッドハンターや人材紹介会社の方からは「何をやりたい人なのか分からない」とよく言われていました。ですが、当時はその時々で“やりたいこと”を素直に追い続けてきたのです。

最初は日本の銀行に勤めましたが、その後、個人事業主、日米での起業、中堅企業、大手外資と、さまざまな働き方を経験してきました。一貫性はありませんが、だからこそ今、さまざまな人に応じたリスキリングのアドバイスができるようになったのかなと思っています。

TOEIC 380点からスタートした新卒時代、どうしても日本の働き方が自分に合わず、30代はアメリカで仕事をすることを選びました。グローバル分野へのリスキリングです。そして40代は、未経験からデジタルの世界に飛び込んだ。二度目の大きなリスキリングでした。

後藤氏のキャリアの推移とリスキリングについて

後藤:今日のテーマ「45歳からのキャリアプランニング」は、まさに私の40代を象徴しています。一番上が気持ち、中段が働き方、下段が得たスキルを振り返った図になります。正直に言って、40代は自己評価が極端に低かった10年でした。転職活動しても書類が通らない、面接も一次で落ちる。自分が社会に必要とされていないと思っていた時期もありました。

転機になったのは、中堅の通信ベンチャーに拾っていただいたこと。そして45歳の時には外資系コンサルティング会社で働いていたのですが、その頃、うつ病とパニック障害を発症しました。本当にギリギリの状態でした。そこから「自分の得意なことだけに集中しよう」と決め、徐々に状況が改善しました。そして47歳でAIスタートアップの仕事に就き、現在54歳、AIとリスキリングという2軸で活動できるようになったのです。

境界を越える“学際的スキル”の重要性

後藤:今日お話しするポイントは3つあります。まず1つ目は、「AI時代に必要な学際的スキル」という考え方です。「学際」とは「学園祭」の“祭”ではなく、“際”と書いて、「異なる分野の境界線を越えて、知識や経験を組み合わせていく」という意味になります。

AI時代に必要な学際的スキルとは、「異なる分野の境界線を越えて、知識や経験を組み合わせていく」という意味。

後藤:以前、私は冗談交じりに「人類の働き方は今後3つに分かれる」と言っていました。1つ目はAIを作る人。これはスーパーエンジニアのような方々です。2つ目はAIを使う人。ここで言う「使う」とは単にツールとして活用するのではなく、テクノロジーをどう活かすかという意思決定ができる人。つまり、経営者や一部の上級中間管理職が該当します。

そして3つ目が、AIに使われる人。これはAIが出した正解をそのまま実行するような働き方です。例えば、すでに宅配業などの領域ではAIが指示を出し、人がその通りに動くというスタイルが一般化しつつあります。

この話をした際、「4つ目もあるのではないか」という意見もいただきました。それは「テクノロジーに一切関わらない」という選択肢です。ベーシックインカムなどで生活していく人たちも今後出てくるかもしれません。とはいえ、2025年の今、この話はもはや冗談では済まされない状況になってきています。AIやロボティクスが急速に進化する中で、テクノロジーとどう向き合い、どう働いていくのか、覚悟が求められる時代だと思います。

現時点でのAIの強みは、「正解を出すこと」や「特定のタスクを深堀りすること」です。こういった領域は、人間が無理に競う必要はなく、むしろAIに任せるべきだと思います。一方で、私たち人間に必要な力は、まずAIの間違いを見抜けるだけの専門性です。そしてもうひとつが、問いを立てる力。つまり、「課題発見力」です。

問いを立てる力を鍛える上で鍵となるのが、「学際的なアプローチ」です。人文科学・自然科学・社会科学といった異なる学問領域を横断的に理解し、組み合わせる力が今こそ求められています。いわゆるリベラルアーツの考え方ですね。

英語ではこれを“Interdisciplinary Skills”と呼びます。異なる分野の知識や経験を組み合わせて、複雑な課題を解決し、イノベーションを生み出す力です。今までの経験で培ったスキルに、新しいスキルを掛け合わせてどう新しい価値を生み出すか。この視点でリスキリングやキャリア設計を考えることが、これからの時代には非常に重要になると考えています。

この考えに至ったのも、私自身の経験が背景にあります。30代は研修講師やプログラム設計など人材育成の仕事をしていました。40代は社会起業家を支援するNPOで活動しており、さらにデジタル分野のスキルも新たに身に付けました。

つまり、私の現在の“リスキリングの専門性”というのは、「人材育成」「社会課題解決」「デジタルスキル」という3つの分野の掛け合わせから生まれたものなのです。

実は、最初から「リスキリングを広める活動をしよう」と考えていたわけではありません。きっかけは2013年に読んだマイケル・オズボーン氏の論文『The Future of Employment』。そこでは、自動化による技術的失業(Technological Unemployment)という深刻な社会課題が提起されていました。私はこの課題をどう解決できるかを真剣に考え、国際会議や有識者との対話を通じて「リスキリングこそが有効な手段ではないか」と気付いたのです。

そして、自分のキャリアを振り返ってみたとき、「もしかして自分もリスキリングをしてきたんじゃないか」と腑に落ちた瞬間がありました。今はその経験を活かして、リスキリングを通じて社会課題を解決しようとしているわけですが、これは私に限った話ではありません。皆さん一人一人が、自分の持っているスキルに新たなスキルを掛け合わせることで、未解決の社会課題に対して新しい価値を提供できる可能性があります。そういった視点で、これからのキャリアを考えていただきたいと思っています。

後藤:先ほど学際的スキルについて話をしましたが、これを省略して“IDスキル”と呼んでいます。身分証明書(ID)と同じように、「一人一人が持つ固有のスキルを構築していくこと」がこれからのキャリアにおいて非常に重要になるという考え方です。

とくに現在は、生成AIやAIエージェントの進化によって、急速にタスクの自動化が進んでいます。この状況に対して「AIに仕事を奪われないようにしよう」と構える方も多いかもしれません。しかし私はむしろ「勇気を持って自分の仕事を自動化していこう」と呼びかけています。そして、その自動化スキル、すなわち“オートメーションスキル”を身に付けることが、これからのキャリアにおいて極めて重要な武器になると考えています。

自動化は、抵抗しても避けられない時代の流れです。であれば、いち早く自分の業務を自動化し、そのプロセスと成果を知っている人のもとには、同様の課題を抱える企業や業界からニーズが集まるようになります。つまり、単なる効率化ではなく、“価値ある経験”として自動化スキルが蓄積されるということです。

さらにその先には、人間にしかできない仕事が残っていきます。そこに、先ほどお話しした「IDスキル」を掛け合わせていくことで、新たな職種、新たな価値を生むことができるでしょう。これから生まれる仕事の多くは、既存のカテゴリにはない「組み合わせ型のスキル」がベースになっていくと私は見ています。

「定年4.0時代」のキャリア戦略

「もっと学んでおけばよかった」が“人生での後悔”第1位に

後藤:2つ目のテーマは「定年4.0時代への備え」です。60歳以上の方々に「人生で最も後悔していることは何ですか」と尋ねた調査があります。この質問に対する第1位の答え、ご存知でしょうか。 正解は、「もっと学んでおけばよかった」。つまり学びへの後悔です。これは、運動や貯蓄、家族との時間といった他の選択肢を抑えての1位です。それだけ学びが、人生の満足度に直結しているということが伺えます。

人生100年時代と言われる中で、健康寿命だけでなく、“労働寿命”をどう延ばしていくかというのが大きなテーマになってきています。ここでいう労働寿命とは、単に雇われる期間ではなく、自分の意思で働き、収入を得られる期間のことです。

これに対して“雇用寿命”というのは、企業や組織に所属して雇われる期間を指します。定年や契約といった外部要因に左右されるのが雇用寿命。一方、労働寿命はフリーランスや自営業も含めた「自ら働く力」の長さです。これからの時代、定年を迎えたあとも、自分の意思で価値を生み出すキャリア設計がますます求められていきます。

背景には、定年後の収入の急激な減少があります。厚労省などのデータを見ても、60歳を過ぎると年収が一気に200万円台、300万円台と下がります。これは、定年後の多くの選択肢がエッセンシャルワーカーとしての職業に限られているという現実も関係しています。

また、企業や組織の雇用に依存している限り、定年後のキャリア選択は非常に狭くなります。40代・50代のうちから、自分のIDスキルを磨き、学際的な視点や自動化スキルを獲得していくことで、“選ばれる人生”から“選ぶ人生”へとシフトできるのではないでしょうか。

「定年4.0」という考え方は、私が尊敬していたコンサルタント・大江英樹さんの「定年3.0」の考え方をさらに一歩進めたものです。今後は「企業に頼らず、個として生きる力」が定年後の豊かさを左右していくと思います。自分自身の手で、新しい価値を創造する時代が来ていると私は感じています。

「キャリア・ロンジェビティ」を支える5つの投資

健康と学びを“戦略資産”に変える

後藤:最後、3つ目のテーマは「ロンジェビティ・スキル」です。「ロンジェビティ」という言葉をご存知でしょうか。 直訳すると「長寿」ですが、世界的に注目され、ビジネスや社会の大きな潮流になりつつあります。

ロンジェビティは単なる“長生き”ではなく、医療・テクノロジー・ウェルネス・社会制度といった多領域を巻き込んだ新しいエコノミーとして進化しています。例えば、テック業界の富豪たちが不老不死を目指して巨額の資金を投じる「ロンジェビティ・テック」分野。これはもはや一部の話ではなく、投資対象としても世界が注目する領域になってきています。

2025年3月には、世界経済フォーラムが『ロンジェビティ・エコノミーレポート』を発表しました。その中でもとくに私が注目しているのが「定年後のスキル習得支援の必要性」という提言です。これは、企業が従業員に対してキャリア支援やリスキリング機会を提供すべきだという内容で、私がこれから取り組みたい分野のひとつでもあります。

実は私自身、暴飲暴食を続けて体重が108キロまで増えてしまった時期がありました。しかしこのロンジェビティの考えに出会い、半年間プログラムに取り組んだ結果、14キロの減量に成功し、健康診断の数値も全て標準値内に収まりました。身体が整うと、自然と「もっと働ける」「もっと挑戦できる」と前向きな気持ちが湧いてくるものです。

私はこの「ロンジェビティ・スキル」を、単なる健康管理だけでなく「長く健康に生きるための具体的な行動知識・習慣」として定義しています。例えば、食事・睡眠・運動・人とのつながりに加え、自分が病気になるリスクや、病気になったときに必要な医療の知識、さらには美容も含まれます。そして最も重要なのが「生きがい」。これは日本の百寿者に共通するキーワードであり、キャリアの持続性とも深く関係しています。

このような背景から、私はいま「キャリア・ロンジェビティ」という提言を始めています。これは、単に長く生きるのではなく、“健康で長く働けるキャリアを築く”という考え方です。とくに私たち日本人には、「健康を犠牲にして働くことが美徳」とされる価値観が根強く残っています。ですが、これを続けていると、ある日突然健康を失い、キャリアから離脱せざるを得なくなるリスクが高まります。

だからこそ、45歳・50歳を迎える今、個人として「キャリアの持続可能性」を自ら設計しなければいけない。自分の“働ける期間”を延ばすという発想ではなく、「健康を維持しながら長く価値を提供し続けるスキルと習慣」を自ら育てていくことが、これからの時代のキャリア形成の核心になると考えています。

世代別の慢性疾患による通院率の統計を見ると、40代では28%、50代では41%、60代になると一気に58.9%、70代では70%を超えるという現実があります。つまり、年齢とともに健康維持のハードルは着実に上がっていくのです。

 少子高齢化が進む今、地方では従業員の平均年齢が60歳を超える企業もすでに出てきています。このような中で「健康で長く働ける状態を維持すること」は、個人の問題ではなく、日本社会全体の持続可能性にも関わる課題と言えるでしょう。

そこで「キャリア・ロンジェビティを実現するための5つの投資」が重要になってきます。

  • 健康への投資(ロンジェビティの基盤)
  • スキル・学びへの投資(労働寿命を延ばす鍵)
  • お金への投資(長寿時代の経済的安定)
  • 人間関係への投資(ソーシャルコネクションの維持)
  • 仕事への投資(副業・兼業含めたキャリアの柔軟性)

後藤:とくに今の本業の中で新しいスキルが習得しづらいという方は、副業や兼業を「学びの機会」として捉えることで、より柔軟で持続可能なキャリア設計が可能になります。

今日は3つのポイントをお話しさせていただきました。最後に少しだけ宣伝をさせてください。9月16日に、私の新著『リスキリング~人材戦略編~』が刊行されました。この本では、今日ご紹介したロンジェビティ・スキル、学際的スキル(IDスキル)、自動化スキルといったテーマに加え、欧米で加速している「ジョブ型組織からスキルベース組織への変革」など、最新の潮流も解説しています。

キャリアを自らデザインし、スキルで働き、スキルで生きる時代。今日の話が、皆さんそれぞれのこれからのキャリアを考える上で、少しでも参考になれば幸いです。

体験クラス&説明会日程

体験クラスでは、グロービスの授業内容や雰囲気をご確認いただけます。また、同時開催の説明会では、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)や忙しい社会人でも学び続けられる各種制度、活躍する卒業生のご紹介など、パンフレットやWEBサイトでは伝えきれないグロービスの特徴をご紹介します。

「体験クラス&説明会」にぜひお気軽にご参加ください。

STEP.1参加方法をお選びください

ご希望の受講形式と同じ形式での参加をおすすめしています。

STEP.2参加を希望されるキャンパスをお選びください

STEP.3日程をお選びください

絞り込み条件:

  • 12/20(土) 14:00~16:00

    体験クラス&説明会

    開催:オンライン(Zoom開催)
    本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け

  • 1/8(木) 19:30~21:30

    体験クラス&説明会

    開催:オンライン(Zoom開催)
    本科(MBA)への進学を検討している方・進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向け
    ※開講間近のため、ご案内できる1月期クラスの日程が限られます。1月期検討の方はなるべく早い日程の「体験クラス&説明会」にご参加ください。

該当する体験クラス&説明会はありませんでした。

※参加費は無料。

※日程の合わない方、過去に「体験クラス&説明会」に参加済みの方、グロービスでの受講経験をお持ちの方は、個別相談をご利用ください。

※会社派遣での受講を検討されている方の参加はご遠慮いただいております。貴社派遣担当者の方にお問い合わせください。

※社員の派遣・研修などを検討されている方の参加もご遠慮いただいております。こちらのサイトよりお問い合わせください。

後藤 宗明氏

一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事 チーフ・リスキリング・オフィサー
SkyHive by Cornerstone 日本事業担当

早稲田大学政治経済学部卒業後、1995年に富士銀行(現みずほ銀行)入行。2002年、グローバル人材育成を行うスタートアップをNYにて起業。2011年、米国の社会起業家支援NPOアショカの日本法人設立に尽力。米国フィンテック企業の日本法人代表、通信ベンチャーのグローバル部門役員を経て、アクセンチュアにて人事領域のDXと採用戦略を担当。2021年、日本初のリスキリングに特化した非営利団体、一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブを設立。2022年、AIを利用してスキル可視化を含むリスキリング・プロセス支援を行う米国のSkyHive Technologiesの日本代表に就任。

石川県加賀市「デジタルカレッジKAGA」理事、広島県「リスキリング推進検討協議会/分科会」委員、経済産業省「スキル標準化調査委員会」委員、「日経リスキリングコンソーシアム」ボードメンバー、英Economist誌主催「Economist Impact's Advisory Panel on Green Skills」アドバイザー、山形県 21世紀山形県民会議「DX山形経済再生、コロナの先へ」アドバイザー、リクルートワークス研究所 客員研究員を歴任。日本全国にリスキリングの成果をもたらすべく、政府、自治体向けの政策提言および企業向けのリスキリング導入支援を行う。

インドネシア政府主催「Future Skills Summit2023」、GSMA主催「Mobile World Congressバルセロナ2024」、日本経済新聞社主催「日経リスキリングサミット」では岸田首相との車座対談にも登壇する等、講演多数。また、「クローズアップ現代」「漫画家イエナガの複雑社会を超定義」(NHK)、「ノンストップ!」(フジテレビ)などのテレビ番組でもリスキリング解説を行い、ダイヤモンドオンライン、東洋経済オンライン、プレジデントオンライン、月刊経団連などの媒体などにも寄稿多数。

著書『自分のスキルをアップデートし続ける「リスキリング」』(日本能率協会マネジメントセンター)は「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」イノベーター部門賞を受賞。続編『新しいスキルで自分の未来を創る「リスキリング実践編」』、『中高年リスキリング これからも必要される働き方を手にいれる』(朝日新聞出版)、2025年9月に新著『リスキリング【人材戦略編】』を上梓。